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へその下が痛い!原因は病気?腹痛?押すと痛い場合は?

現代人はストレスフルで、お腹にトラブルを抱えている人も多いと聞きます。

実際私もお腹が弱く、強いストレスがかかったり緊張するとお腹を壊す事があり…。

 

幸い便秘にはなりにくいのですが、ココ一番という時にトイレに走るわけにもいかず。

もし原因や対処法が事前にわかっていれば、いざ痛くなっても冷静に対応できますし、無駄に不安にならずにすみますよね?

 

腹痛と一言で言ってもさまざまですが、今回はちょっと気になるおへそ周り、特にへそ下の腹痛について調べてみました。

 

 

おへその下あたりが痛い!

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このあたりが痛い時は、どういう病名が考えられるのでしょうか。

おへそというと体の中心。腸が近いですが胃も近いしその他臓器もありますから判断が難しい面がありますが、よく言われるのが

 

  • 尿膜管遺残症
  • 腸閉塞
  • 急性虫垂炎
  • 大腸炎腸炎
  • 過敏性腸症候群

などの症状(まれに尿路結石や膀胱炎なども)。

 

それぞれどんな症状か、追ってご紹介します。

 

尿膜管遺残症とは

 

  • 受診…消化器外科や泌尿器科
  • 症状…へそ周りが激しく痛みます。またおへそから膿のようなものが出て悪臭がしたり、発熱といった症状も見られます。
  • 原因…膀胱から腹部の正中を通ってへそに向う管があるのですが、尿膜管と呼ばれています。お腹の赤ちゃんは母体からへその緒を通じ、尿膜管を経て栄養や酸素を吸収しますが、この尿膜管は生まれた時に自然に閉じるのがほとんど。ですがまれに残る事があり、尿膜管が炎症を起こすなどし、腹痛やへそから膿が出たりします
  • 対処法…症状がある場合は、外科手術で尿膜管を取り除きます。再発や癌の原因になる事もあるので、症状が出たら早急に対処が必要です。

 

以前、フュギュアスケートの羽生結弦選手がこの症状で手術を受けた事で、話題になりましたね。

https://www.youtube.com/watch?v=HMxar9-yduU

 

腸閉塞とは

 

  • 受診…消化器内科
  • 症状…突然激しい腹痛や吐き気、嘔吐が起こり、おなかが張って腸の動きが見える事も。腸が詰まった瞬間に突然発症し、キリキリ強い腹痛が起こり、しばらくすると収まるといった流れを繰り返す事もあります。
  • 原因…腸の外側にある場合と、内側にある場合があります。外側は、外部から圧迫されたりねじれたりする場合の他、開腹手術を受けた事のある人は、手術時の癒着が原因な事も。内側は、食べ物や消化液の流れが滞り、それらが腸に詰まった状態で発症。また大腸がんの腫瘍や、便秘で便が固まりそれが原因にもなります。
  • 対処法…一般的には鼻から腸にチューブを入れ、閉塞部分より上にたまった物質を抜き取ります。その後、嘔吐や下痢で失われた水分と電解質を補充するために、水分とナトリウムなど電解質を静脈に点滴します。腫瘍や癒着が原因の場合は手術で原因物質を取り除きます。

 

急性虫垂炎とは

 

  • 受診…消化器科、内科
  • 症状…いわゆる「盲腸」で、へその部分やみぞおちあたりが痛みだし、次第に右下腹部へと移っていく急性な腹痛で、軽い発熱がある事も。吐き気や嘔吐、便通はない事が多いです。
  • 原因…不明な事が多いですが、寄生虫やねじれなどが原因で虫垂の入口が詰まり、血行障害から細菌が侵入、感染症を起こし急性の炎症が発生するという説も。
  • 対処法…手術で切除と投薬療法があります。昔は切除が一般的でしたが、現在では切除せず投薬で温存する方法が増えています。

 

 

大腸炎腸炎とは

 

  • 受診…消化器科、内科
  • 症状…へその周囲に差しこむようなような痛みが起きるのが特徴で、鈍痛であり、お腹がゴロゴロ鳴る事も。下腹が張った状態や痛みや、お粥のようなゆるい便が頻繁に起きることも。
  • 原因…感染性とそうでないものがあり、感染性は細菌やウイルス感染が原因。感染性でないものは、食べ物や薬物アレルギーや食中毒が主な原因。
  • 対処法…感染性のものが多く、軽症の場合は数日安静にして観察。重症の場合は、抗生物質など点滴で回復を図ります。

 

過敏性腸症候群とは

 

  • 受診…消化器科、内科、または心療内科
  • 症状…慢性的に下痢や便秘、下痢と便秘を繰り返すなどが続く便通異常症状はしつこいものの、腸に異常がない事がほとんどです。
  • 原因…不規則な食生活や睡眠不足など生活習慣の他、ストレスや精神的負担などで自律神経が乱れ、腸の運動機能に異常が出るのが原因で、多くの場合はっきりとした病変がありません。
  • 対処法…規則正しく、なるべくストレスを感じない生活を心がけます。症状が重く、日常生活に支障をきたす場合は、整腸剤など投薬治療も。精神的ストレスが強い場合は、抗不安薬、抗うつ薬が有効なこともあります。

 

さまざまな症状があるけれど…

 

取り上げた症状は一例で、比較的原因がはっきりしているものから、ストレスが原因でなかなか原因物質が除去しづらい場合などさまざま。

女性の場合は、子宮筋腫など婦人科系の疾患が隠れている事もあります。

私も病院で過敏性腸症候群と診断され、投薬で快適な生活が送れるようになりましたので、腹痛が続くようなら、自己判断せず病院を受診される事をオススメします。

腹痛の不安から解放されましょう!