アニメといえば子どものものというイメージは、ここ10年くらいでだいぶ薄まってきました。今は、大人でもアニメを見る時代です。
しかし、大人でも楽しめる、わくわくするようなアニメといえばテレビでいつも放送しているようなジブリ作品ばかりが浮かんできて、他にどんなものがあるかまだわからないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、大人でも間違いなく楽しめるアニメを4本紹介していきたいと思います。最近は、レンタルDVDやネット配信で色々なアニメを見られますよね。ぜひそういった方法で、今回紹介したアニメを楽しんでいただければ幸いです。
ジョジョの奇妙な冒険
現在も第4部が放送されているアニメシリーズが、ジョジョの奇妙な冒険です。テレビアニメ化されたのは2012年からで、以後断続的にアニメの続編が制作されています。
この作品は主人公がどんどん世代交代をしていくのが特徴で、ジョースター家というイギリスの貴族の家系から物語は始まり、第2部ではアメリカ人、第3部、第4部では日本人というように移り変わっていきます。
舞台も毎回全く違う国で、例えば第3部は主人公が日本人ではあるものの、エジプトに向かって世界各国を渡り歩いていく方式になっていました。
ジョジョの奇妙な冒険は、イギリスの貴族であるジョースター家にディオという若者が養子として迎えられるところから始まります。ディオは非常に狡猾で邪悪な少年で、成長しやがてはジョースター家を乗っ取ろうとするのですが追い詰められてしまいます。
その時彼は研究していた古代アステカに伝わる「石仮面」を被ることで人間から吸血鬼に変わります。彼とジョースター家の正式な息子であるジョナサンの戦いが描かれるのが第1部で、第2部では石仮面を作った古代人とジョナサンの孫・ジョセフの戦いが描かれます。
非常にスケールの大きな作品で、ワクワクしますよ。
闘士ゴーディアン
この作品はガッチャマンやハクション大魔王で有名な、タツノコプロのアニメです。
ゴーディアンとは、主人公ダイゴ大滝が乗りこむ巨大ロボットの名前です。ゴーディアンはマトリョーシカのように、3つのロボットが合体している斬新なものでした。
一度文明が天変地異で崩壊したあとの世界が舞台となっており、物語開始当初は馬の代わりにメカで戦う西部劇のような爽快なストーリーが展開されます。
しかし物語半ばで主人公達の守っていた街が敵組織・マドクターに占領されてしまうところから徐々に政治ドラマとしての要素が強い物語に変化していき、世界各地を回ってマドクター妥当のための協力を求めるシリアスなストーリーになっていきます。天変地異も再び起こるとされ、地球に危機が迫ります。
最終的には主人公達も敵も宇宙人の末裔だったことが判明、主人公達は地球の崩壊に備えて新天地を探す旅に出ますが…。
というように、どんどんスケールの大きな話になっていくことがこの作品の面白さです。
1話限りのゲストキャラクターと思われた人物達が徐々に結集していく中盤のストーリーは非常に魅力的で、現代では再評価がなされています。
西部劇、SF、戦争、幕末、終末、オカルト、ゲリラなど、これでもかとあらゆるジャンルの要素を詰め込んだ闇鍋的世界観には、とてもワクワクさせられますよ。
全73話ととても長い作品ですので、じっくり楽しめます。
ガンバの冒険
なつかしアニメランキングなどで内容をなんとなくご存じの方も多いでしょう。ネズミであるガンバとその仲間のネズミたちが、ノロイという残忍な恐ろしいイタチを倒すために冒険をする物語です。
可愛らしい動物のアニメであり、大人が見てもそれほどぐっとこないように見えるかもしれませんが、非常にワクワクさせられます。キャラクターがネズミであることを除けば、カンタンに言うとワンピースなどと同じような船旅ものですので、ご安心ください。
これが人間キャラクターだったら直視できないであろう残酷なシーンもたまにあります。ノロイがネズミたちを血祭りにあげていくシーンは、トラウマものでしょう。
最近リメイク版も製作されましたが、昭和の旧作がおすすめです。TSUTAYAなどにありますので、探してみてはいかがでしょうか。
タイガーマスク
現在最新作・タイガーマスクWも放送されています。
「虎の穴」で鍛えられた伊達直人が悪役レスラーのタイガーマスクとして活躍していたものの、生まれ育った孤児院を助けるため虎の穴に支払う上納金に手をつけてしまったことをきっかけに、やがて反則行為をやめ正義のレスラーとなり、次々と送り込まれる虎の穴からの刺客を相手に戦っていくストーリーです。
この大まかなあらすじは聞いたことがある方も多いかもしれません。実際に見てみると、この悪役をやめるまでのストーリーが非常に長いことに驚かされるでしょう。
次々と登場する悪役レスラーや、タイガーに降りかかる災難にはワクワクさせられます。