普段気をつけていたとしても、いつの間にか通帳の磁気が機能しなくなってしまい、ATMでの読み込みができなくなっていたということがあります。
しかし、再発行手続きをするのは大変ですよね。また、直すまでの手続きの手順を把握しているかたはあまりいらっしゃらないでしょう。
そこで、この記事では通帳の磁気がおかしくなった時にとるべき方法について詳しく解説させていただきます。
目次
通帳の磁気テープは金属との接触で壊れてしまう
通帳をお持ちの方は、一度は磁気がおかしくなってしまったという経験をお持ちではないでしょうか。それほどまでに、磁気は壊れやすいのです。
磁気が壊れるのはどのような時かというと、金属に触れた時です。金属に触れると、それだけであっさりと磁力が壊れてしまいます。
そしてどのような金属が原因になるかというと、例えば現代ではスマートフォンが考えられます。かばんにスマートフォンを入れるという方は、その際にスマートフォンと通帳が接触しただけでも通帳の磁気テープは壊れてしまう可能性があります。
なぜスマートフォンが危険かというと、使用されているスピーカーには磁力があるためです。磁力がある物同士を接触させることで、通帳の磁気は壊れます。
そのため、通帳同士の接触も危険です。様々な銀行の口座を持っているという方は、気をつけましょう。
ちなみに磁気のあるものにくっつければその瞬間に壊れてしまうということはあまりなく、ずっと触れているうちに壊れてしまうケースがよく見受けられます。
そのため、まさにかばんにスマートフォンのような機械といっしょに入れておくのは危険というわけです。
基本的に磁気を復活させることはできない
通帳の磁気が壊れていることが分かる場所は基本的には銀行のATMを使用した時ですので、窓口に行けばすぐに新しい通帳と交換するなどの対応をしてもらえます。
しかし、窓口がなくATMのみが置かれている店舗で発覚してしまうこともあるでしょう。また、窓口で交換の手続をすると数十分かかってしまうためそれに時間を取れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
銀行は平日にしか開いていませんので、よくわかります。しかし、残念ながら窓口での対応以外に磁気が壊れた際の対処法は存在しません。
自宅で簡単に磁気を復活させる方法のようなものが存在すれば良いのですが、特にそのような方法は存在しないのです。
通帳の磁気を直してもらうにあたっての隠れた情報
基本的に営業時間内に窓口で交換してもらうしかない壊れた通帳ですが、実は営業時間外でも交換をして貰える場合があります。
夕方頃までは人が中にいる場合がほとんどですので、ATMに取り付けられている電話を利用して係の人を呼び出し、事情を話せば対応してもらえるかもしれません。
しかしこの方法は確実性は高くなく、店舗によって異なります。また、18~19時頃になってしまうと人が残っていない可能性があるので難しいといえるでしょう。
通帳を磁気から守るためには防磁ケースを利用すると良い
口座を開いて通帳を貰う際に、外部の磁気から通帳の磁気テープを守るための袋(防磁ケース)を貰えることがあります。口座を開いた際は、このケースを利用して持ち運ぶようにすれば磁気を長持ちさせることができます。
また、失くしてしまった場合も銀行の窓口で問い合わせればまた貰える可能性があります。必要だと感じたら、問い合わせてみることをオススメします。
そして、防磁ケースはネットショップでも売られています。例えば大手通販サイトのAmazonでは、様々な色の防磁ケースが販売されています。
ただし、値段は高めで1000~3000円程度かかります。
株式会社シャムロックから発売されている「防磁通帳ケース」は、定価1720円でモスグリーン、ネイビーブルー、キャメル、ベージュ、サンドブラック、ワインローズといったバリエーションが存在しています。
キャッシュカードの磁気不良は直せる場合もあり
通帳と同様に磁気不良を起こすことがあるキャッシュカード。こちらも基本的には交換での対応となりますし、その場で再発行を行うことはできないことがほとんどですので後日郵送となってしまうケースがほとんどです。
しかし、いくつかの応急処置が可能で、それらを駆使すれば復活する可能性があります。
一つ目は、布でキャッシュカードを拭くという方法です。拭くことによって汚れを取ることができ、あっさりと読み込めるようになる場合があります。
そして二つ目の方法は、セロハンテープを張るという方法です。磁気が書き込まれている部分にセロハンテープを貼ることで、ATMの読み取り部分との隙間を生み読み込ませることができる場合があります。
しかしこの方法は、失敗するとATMにカードが詰まってしまうなどの自体が起こってしまう恐れがあります。布で拭いても読み込めなかった場合は、おとなしくキャッシュカードの再発行を窓口でお願いすることをオススメします。