その昔、指パッチンが得意な芸人がいたのをご存知ですか?
自在に操っていて面白かったですし、流行りにもなったものです。
最近ではドリカムが「LOVE LOVE LOVE」の曲中で指パッチンをしていてアクセントになっていますし、ライブでは観客も一緒になって、指パッチンをするのがお約束になっていますが…
皆さんは指パッチンにはどんなイメージがありますか。
「アイディアひらめいた!」などという時に鳴らすもの?
ちょっとかっこつけたい時のアクション?(笑)
いざ考えてみると、案外詳しい事がよくわからない指パッチン。
今回はその指パッチンについてご紹介します。
指パッチンの鳴らし方
皆さんご存知指パッチンは、正式?にはフィンガースナップと言われ、指をこすって鳴らす動き。
親指と中指をこすりつけ、中指を親指の付け根にに勢い良く打ち当てる事で、パッチンという音が鳴ります。
指をこすった摩擦音が鳴っていると思われがちですが、実は指パッチンは空気を弾いている音。
原理は拍手など手をたたいて音を出すのとほぼ同じで、中指を親指の付け根部分に振り下ろした時に空気が振動し、それが音波として鳴っています。
なので指のこすれ音ではなく、破裂音や振動音として鳴っているのです。
では鳴らし方を見て行きましょう。
使う指は親指と中指。
手は右でも左でも、利き手でなくてもやりやすい方でいいです。
- 中指を軽く曲げる
- 親指を、中指の第1間接の上のあたりに付ける
- 薬指を親指の付け根に付ける
- 親指と中指をこすり、中指は親指の付け根に振り下ろす
この時、薬指は伸ばしておきましょう。そうしないとうまく鳴りませんので注意しましょう。
また薬指と小指は手のひらにピタッとくっつけず、空洞を作るようにしましょう。
小指を握りこまない(くっつけすぎない)事がポイント。
この方法でたいていは鳴りますが、鳴りが悪いようなら指をこする位置をずらすなどして工夫してみましょう。
コツや大きな音を出す方法は?
上でも書いたように、指パッチンは空気の振動音なので空洞が大事。
薬指と小指の空洞のバランスで、音が微妙に変わります。
かといって薬指をぎゅっと曲げてしまうと鳴りませんので、そこは気にしながら、優しく握るようにするのがオススメです。
子供の頃、影絵できつねの顔を作った事はありませんか?
そのポーズに似た感じで、ふんわり握るようにしてみてください。
この空洞の空気が振動として上手く伝われば、響きのあるより大きな音が出るようになります。
なのでいろいろ試して鳴らしてみて、どの握り方でどの指のこすり方、降ろし方が一番響く大きな音になるか、自分なりに練習してみて下さい。
また手が乾いていると鳴りにくいですので、手がカサカサな時は少し濡らしてみたりクリームを塗るなどの工夫も。
極めれば曲演奏も!?
スムーズに鳴るように鳴り、音も大きくなってきたら、今度は音階をつける練習はどうでしょうか?
鳴らす時に人差し指をまっすぐ伸ばすと高温、曲げると低音になります。
また鳴らす位置や小さく鳴らしてみるなど抑揚をつけると、何となく音階のようにも聞こえてきます。
世界では指パッチンだけで曲演奏しちゃう人も!
ここに行き着くのはなかなか難しいですが、ここまでいかなくても、ボディパーカッションとして取り入れられたらかっこいいですし、一目置かれる事間違いなし。
忘年会の出し物なんかで使えるかもしれませんし、カラオケで合いの手がわりなんかにもいいかも。
コツが掴めれば両手で鳴らすのも簡単ですし、是非自分のものにしてみてくださいね。