世界では、様々な差別が行われています。
この記事では、世界の差別の種類を解説していきます。
差別がない世の中になるためには、まず今どんな差別が行われているかを知ることが大切ですよね。
差別について理解したら、自分の周り革差別をなくすために努力をしていきましょう。
人種差別
人種差別問題には色々あります。
例えば黒人差別であったり、先住民の差別であったり、世界では色々な人種差別があります。
ナチスによるユダヤ人の迫害も、人種差別問題における重要な問題でしたね。
このように古いものが多いイメージがあり、人種差別問題というと昔のことのように思えるかもしれません。
しかし実際は現在も人種差別が行われることがたくさんあります。
海外でも根強いですが、日本においても人種差別的な風潮がないわけではありません。
ネットやテレビのニュースなどを見ていると、他の国の人をやたらバッシングする人がいますよね。
もっとも日本におけるこういったものの場合は人種そのものというより、その行動に問題があるために対象の国の人がバッシングされる場合が多いです。
問題を起こしている相手に対して怒るのは当然ですが、人種そのものによる差別は、あってはいけませんね。
肌の色や言葉が違っていたとしても、同じ人間です。
性差別
仕事などにおいて、性別による差別があります。
とくに仕事の場合、女性は不利な立場に立たされがちです。これは日本でも海外でも同様ですね。
例えば女性しか雇わない仕事があったり、男性しか雇わない仕事があったりします。
もっともこれは場合によっては当然なこともありますので、頭ごなしに性別による雇用等の条件設定を批判するのはそれはそれで問題があることもあります。
問題なのは、例えば女性だと発言ができなかったり、セクハラ問題があったり、あるいは給料に性別の違いによる差があったりすることです。
こういった問題がなくなるように、色々な取り組みが行われています。
反対に男性が育児休暇を取ると周りに嫌な目で見られるなど、男性が不利になることもありますね。
この他にも女性が差別されないように配慮しすぎた結果、むしろ男性がいろいろな場で不利になってしまうことだってあります。
性別による差別がない世の中になることも、重要ですね。
身分差別
身分の違いで差別されることも、世の中にはありますよね。
現代の日本なら、西日本における部落差別などがこれにあたります。
大昔から続く差別が今もまだなくならないのは、ちょっとびっくりしてしまいますよね。
とくに馴染みのない地域の人からすれば、止めない意味がよくわかりません。
海外ではカースト制度などがあります。
身分の違いによる差別もまた、世界中で行われているのです。
障害に関する差別
障害がある人に対する差別も、問題です。
身体に障害を持っている人に対して雇用を行わなかったり、何らかの権利を与えなかったりしたことが問題になるケースは、よくありますね。
障害がある人を騙してタダ働きさせた事例なども、海外などで現在に至るまでよくあります。
障害がある人に対して危害を加えることもまた、あってはいけません。
宗教差別
信仰している宗教の違いによって差別され迫害されるケースは、海外だとよくありますよね。
自分の信じている神を信じない人を迫害したり、場合によっては処刑したりしてしまう人が、大昔の時代から現代に至るまで度々現れます。
特定の宗教の一部の人が問題を起こすために、全体が悪く思われてしまうこともありますね。
宗教はかなりデリケートな問題で、宗教差別もまた困りものです。
病気による差別
病気を持っているために差別され、普通の人のような暮らしができない場合もあります。
もっとも、例えば伝染する病気で隔離しないと危険ということならそれは仕方がありません。
しかし実際は問題ないことがわかっているのに、漠然とした恐怖心からその病気にかかった人を差別してしまう流れに至ってしまうことが世の中にはよくあります。
例えばエイズは、普通に握手したりする程度では感染しません。
しかしエイズ患者に対して恐怖心をいだき、近づこうとしなかったり迫害したりする人が世の中にはいます。
年齢差別
年齢によって雇用を制限するなどの年齢差別もありますね。
例えば20歳未満はお酒を飲んではいけないなどのことは差別には当たりませんが、年齢を理由に本来ならばできて当然のところを拒否してしまうのはNGです。
差別されがちな人への逆差別
世の中には逆差別というものもあります。
これはなにかというと、本来差別されがちな人が差別されることを防ごうとした、あるいは差別者だと思われることを回避しようとした結果、やたらに対象の人が優遇されてしまうものです。
本来は「平等」にするべきなのに「優遇」してしまうのは、むしろ差別なのです。
優遇してしまったら、「平等」ではなくなってしまいますよね。
世の中を探してみると、けっこう「逆差別」のレベルに至ってしまっていることがありますよ。