2017年現在もたくさんのお笑い芸人がテレビやラジオ、あるいは営業先を賑わせていますが、その一方で「つまらない!」と言われてしまうこともありますよね。
今回は、最近のお笑い芸人がつまらないと言われてしまう理由をいくつか挙げて、説明していきたいと思います。
お笑いに不満を感じているけれど、具体的に理由が説明できず困っている方はご覧ください。きっと納得できますよ。
目次
あるあるネタが多い
さすがに減ってきた印象ではありますが、特にエンタの神様全盛期のあるあるネタの多さはすごかったですよね。
お笑い芸人といえばあるあるネタというくらい、一時期はあるあるネタばかりがもてはやされてきました。
あるあるネタはつまらないわけではないのですが、「あるある!」という同感がまず感情として現れるタイプのネタなので、見ている側の熱が下がってくると「だからどうした」と一気に冷めてしまうなかなか難しい笑いです。
今も生き残れているあるある系芸人は、あるあるに何かもうひと要素足すことができたからこそ生き残れているので、安易なあるあるネタはやらない方が良いでしょう。
リズムネタなど耳に残るフレーズを連呼しているだけで、もはや歌手
あるあるネタ以上に今猛威を振るっているのが、リズムネタですね。
芸人たちがリズムに合わせて歌のようにネタを披露していくもので、ひたすらテレビなどで放送することでその様式美をみんなが真似するなどして楽しむ笑いです。
少し前なら「ラッスンゴレライ」、今なら「ペンパイナッポーアッポーペン」がこれにあたります。
こういった笑いの先駆けである「なんでだろう」は色々な歌があったり、激しいアクションがあったりと見ていて飽きないため今も各地の営業先や笑点で活躍していますが、ラッスンゴレライはテレビから完全に消えてしまいましたよね。
ラッスンゴレライやPPAPは、もはやリズムそのものが面白いものでありネタそのものは面白いわけではないため、一過性のブームに過ぎません。
ネタが子供向けすぎて大人は物足りないことも
テレビに出してもらうに当たってあまり過激なことはできません。
そのため、どうにも気軽に見られるテレビのお笑いネタはぬるいですよね。
昔も規制はあったと思うのですが、もう少しネタの内容やアクションが過激な漫才が多かったのではないでしょうか。
一発屋芸人として消費されるスピードが速すぎる
ラッスンゴレライはもう見かけなくなりましたが、あれが流行ったのはいつ頃だったか覚えていますか?
2014年の終わり頃から2015年の頭ごろに、ラッスンゴレライが人気でした。意外と最近ですよね。
2015年の春頃にはすでに見かけなくなってきていて、夏にはもう完全に過去の人になってしまっていました。
一過性のブームにしても、あまりに消費されるスピードが速すぎるのではないでしょうか。
ラッスンゴレライを披露しただけでいなくなってしまった彼らですが、本当はもっと他の漫才をテレビで見せるチャンスがあるべきでしょう。
テレビの消費スピードの速さも、お笑い芸人が面白くないと思われてしまう理由です。
生き残る人が少なく、代わり映えのしないメンバーがテレビに居続けている
新しく出てくる芸人たちはすぐに消えていってしまう人が結構多い一方で、中堅どころは司会などでテレビに常に出演続けていますよね。
腕があるので当然といえば当然なのですが、10〜30年くらいずっとテレビで活躍し続けている人の数がちょっと多くなり過ぎているようにも思えます。
ベテランが居座り続けていると若い芸人たちが成長するためのチャンスが得られないため、この現状もなんとかしなければいけないでしょう。
テレビ番組で意味もなくひな壇に座っている芸人の多さにうんざり
たくさんの芸人たちがテレビに出ていますが、彼らはネタを披露するわけでもなくただひな壇に座っているだけのことがよくありますね。
画面の上にワイプで顔が映っているだけで、ほとんど仕事らしい仕事をしていない場合もあります。
この意味のなさもまた、お笑いが面白くないと思わせてしまう要因です。
お笑い芸人なら、何かネタを披露するなりして欲しいと思ってしまいますよね。
そもそもお笑い番組が少なすぎて、目にしないのでいきなりブームが来る印象
最近のお笑いがつまらないという以前に、そもそも最近のお笑いとは何か、よくわからないのではないでしょうか。
例えばラッスンゴレライ(何度も話題に出してしまいすみません)の二人が、まだブームが起こる前にネタを披露している姿を見たことがありますか?
最近人気が出るお笑い芸人の傾向として、いきなり「世間で人気」という前提でテレビにで始めることが挙げられます。
本来ならネタ番組がたくさんあって、そこで人気に火がついていくものですが、今は勝手に人気とされる芸人が数ヶ月テレビに出まくって消えるの繰り返しですよね。
まずお笑い番組自体全然放送されていないので、お笑い番組を流してそこで話題を呼ぶようにして欲しいものです。
唐突なブームは受け入れられませんよね。