赤ちゃんの発達には個人差があります。
育児書などに書かれている月齢は、あくまで目安です。
・・・とは言え、やはり我が子の発達にやきもきするのが親心。
周りの同じ月齢の子達よりも明らかにゆっくりな成長であれば、ちょっと心配になりますよね。
特にずりばいは、ねんねの頃よりも発達の進度が目に見えて現れるため、その開始がいつになるのか気になるところです。
見守るべきか、心配するべきか、まずはずりばいについて確認しましょう。
ずりばいとは
うつ伏せの状態からお腹を床につけたまま、這って動いてくことをです。
膝をついて進むのがハイハイ、膝を上げて進むようになると高ばいと呼ばれています。
ずりばいは正常な発達段階の一つで、運動により筋肉をつけるだけでなく、免疫器官の発達も促し、脳の発達にも欠かせないと考えられています。
早くハイハイや歩いてほしいと思いがちですが、赤ちゃんにとって、ずりばいもとても大切なものなのです。
ずりばいしない場合
寝返りはしたけれど、しばらくしてもなかなかずりばいをしない場合には、まだ動けるほどの筋肉がついていないか、赤ちゃんの性格が慎重だったりするという事が考えられます。
検診で問題が無く、元気な場合は、一緒に遊びながら運動をして、動くことにたいする好奇心を刺激していきましょう。
①ボールを使う
腹ばいの状態でカラフルなボールを持たせてから前方へ転がします。
複数個用意して、次々に同じように繰り返しましょう。
お母さんがずりばいやハイハイをして取りに行くのも良いでしょう。
②おもちゃを使う
お気に入りのオモチャをいくつか、手を伸ばしても届かないくらいの距離におきましょう。
いつでも遊べるように、とつい近くに置いてしまいがちですが、あえて遠くに置くことで、あかちゃんの動きたいという意欲を高めます。
③お母さんの体を使う
お母さんの寝ているお腹の上や、座って伸ばした足の上に赤ちゃんをうつ伏せにして載せます。
怖がらせない程度に、少し揺らしてあげながら、一緒に遊んであげてください。
特にお母さんの足は障害物の役割となりますので、前進しようと頑張ります。
大好きなお母さんに密着しているので、安心して楽しみながら赤ちゃんは動くことができるでしょう。
ずりばいの開始時期
母子手帳などには7ヶ月~10ヶ月頃にかけて、ずりばいからハイハイを始める時期とあります。
ですが、赤ちゃん一人一人の首すわりや寝返りの時期も様々です。
記載されている開始時期については、参考程度とみていいでしょう。
では、実際はどのくらいからずりばいを始めているのでしょうか。
ツイッターには育児中のお母さん達によって、赤ちゃん達がずりばいを開始した様子が書かれています。
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— あゆあゆ(エクリュブラン) (@ecrublanc) 2015, 5月 18
ずりばい始めました(•з•) おチビすぎて身軽なのかな? 悠の成長についていけない! まだ動かなくていいから大きくなっておくれー!! #ずりばい #5ヶ月 https://t.co/kPqpGESakk
— さおり (@hrsor16) 2015, 5月 19
@nino_Ikujigou 早いですね!うちずりばいは7ヶ月後半からですよ…!
— mirai (@Nikai_M) 2015, 5月 24
今日で長男8ヶ月!一昨日一人座りがしっかりできるようになってつかまりだちもして昨日ずりばいしだした!急展開!
— さちゃん(`・ω・´) (@y33345) 2015, 5月 18
娘ちゃん、一歳の誕生日にやっとずりばいを開始(^^)移動しない期間長かった〜 やっぱりはいはいかわゆいわぁ おめでとう💕 pic.twitter.com/NtG7MWAsX7
— こんこん@春だ! (@MTRoute93) 2015, 5月 21
3ヶ月から1歳まで、赤ちゃんによって開始時期はいろいろですね。
お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる等、生活環境による影響もありそうです。
きっと、その赤ちゃんにとってのベストタイミングがそれぞれあるのでしょう。
まだずりばいをしていない赤ちゃんも、その時に向けて、目には見えない準備を着々と進めています。
親心でつい先へ先へと心配しがちですが、一度ずりばいを始めると、赤ちゃんがじっとしていることはありません。
ねんね期からの穏やかな時間を、今のうちに楽しんでおくのも、良い思い出になるかもしれません。
しかし、ずりばいをしない事が心配で悩んでいるのでしたら、専門機関に相談してみましょう。
何か問題があれば早期発見になりますし、何もなければお母さんも安心して育児を続けることができます。
理学療法士等の専門家の方達に相談する場合でも、和やかな雰囲気で診てくださるので、安心してください。
一例ですが、市町村の取り組みを紹介しています。
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