「舌足らず」という言葉を聞いたことがありますか?
声に出すと「したったらず」と言われることも多いですよね。
滑舌が悪い場合に使われる言葉なのですが、いろいろ調べてみると、その原因や改善点も見えてきました。
自分で改善できるトレーニング方法もあるようです。
日頃悩んでいるという方も、ぜひチェックしてみてください。
目次
舌足らずとは
辞書によると、舌足らずというのは、舌の動きが滑らかでなく、はっきりと発音できない状態のことです。
舌の力が弱いと「サ・タ・ラ・ナ行」などの舌を持ち上げて発音する音の滑舌が悪くなり、聞き取りづらい状態になることがあります。
女の子の舌足らずはカワイイと言われることがありますが、本人にとっては切実な問題ですよね。
アメトークの「滑舌悪い芸人」に出演している芸人さんを見ても、音声認識ソフトに聞き取ってもらえなかったり、日々のコミュニケーションで誤解を生んだりと、さまざまな場面で生活に支障を来たすことがあるようです。
舌の力が弱いと舌たらずになりやすい
舌足らずの原因はいくつかありますが、まず舌の力の弱さが考えられます。
簡単なチェック方法があるのでやってみましょう。
口を開けた状態の自分の姿を鏡に映してください。
そのとき、舌をなるべく前に伸ばすようにすると、どうなるでしょうか。
自分ではまっすぐ伸ばしているつもりでも、横から見ると舌先が下へ下がっている場合があります。
また、舌を上の前歯の裏側につけたとき、うまく舌を上げられない人はかなり舌の力が弱くなっています。
舌が下がっている「低位舌」
もともと舌の位置が正常でない「低位舌」というケースも考えられます。
この場合は、舌が上あごにつかず、下に落ちている状態で、滑舌が悪くなるだけでなく、二重あごや下あごが出る原因にもなり、時には睡眠時無呼吸症候群を引き起こすこともあります。
美容面からみても、顔のゆがみやたるみなどの原因にもなる、悪いことばかりです。
マウスピースを装着して治療したり、舌の筋肉を鍛えることが有効とされており、自分でトレーニングすることも可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=K-G1WfSZCvg#action=share
芸能人でもけっこういる!
ここまで舌たらずになる原因についてご説明してきましたが、意外にも舌足らずの女性が好きという男性の声は多いようです。
舌たらずの女性が好きという男性は49.7%にも及ぶというアンケート結果もあるほどです。
芸能人を見てみても、山瀬まみ、吉高由里子や山口もえ、芹那などがこれに該当するでしょう。
彼女達のように、舌たらずな喋り方が本人のイメージと合っている場合は大きな魅力になるようです。
ただ、キャスターや歌手など滑舌のよさが求められる場合は深刻ですよね。
朝ドラヒロインも受けた!手術で舌たらずを治す方法
朝ドラヒロインでおなじみの土屋太鳳は、生まれつき滑舌が悪いことに悩んでいたそうです。
その原因は、彼女が「舌小帯短縮症」だったことにありました。
これは、舌の裏側中央にあるヒダが短い場合に言われる症状で、極端に短い場合を除いては手術の必要はありません。
ただ、 舌小帯短縮症を抱えながらいくら発声練習やトレーニングをしてたとしても限界があり、あごにも必要以上に負担をかけてしまうことから、彼女のように手術に踏み切る人も多いようです。
朝ドラの彼女を見ていると、滑舌はとてもいいですよね!
このほか、タレントの菊池亜美も同様に舌小帯の切除手術を受けています。
自分でできる!舌筋トレーニング
最後に、自分でできる舌の筋力アップのトレーニング方法をご紹介します。
特に、舌の筋肉の弱まっている方はけっこうキツいと思います。
それだけ効果もありますので、ぜひトライしてみてください。
- 口を閉じ、舌を下の歯の前に差し込みます
- 舌の先に力を入れて、口の中を右端から左端にゆっくり動かします
- 左端までいったら、そのまま力をゆるめずに右端に戻ります
- これらを3往復行う
- 4が終わったら、今度は上の歯の前に舌を差し込んで2~4の動作を行ないます
今回調べてみるまで、舌足らずという状態は、てっきり舌自体が短いから起きるのだと思っていました。
そうではなく、舌の筋肉が弱まっていたり、ヒダ部分が短いことが影響していたんですね。
最後にご紹介したトレーニング方法は、どこでもできて手軽なので、実践の価値アリです!