ふわふわでもこもこ、もふもふの可愛いペットは犬猫、フェレットにハムスター様々な種類がいますよね。
フォトスナップをみる、それだけで癒されてしまうほど可愛らしい動物達。
金の毛並みに、もふっとしたしっぽ、どこか気品のある顔立ちに、優雅な身のこなし。
キツネがペットとして飼育できることをご存知ですか?
購入方法からキツネの生態、病気などについてご紹介してまいりましょう。
キツネとは?人間に媚びない飼育不向きの動物?
一般的には人に慣れることはなく、ペットとしての飼育には不向きとされています。
同じイヌ科でありながら犬のように縦社会、ボスの権力に絶対服従の認識がキツネには無い為、人間に媚びません。
よく言えばキツネは人間を同じ目線の友人と思っているので、飼う側の人間はもう1人人間を育てると思って接する必要があります。
飼育はできるが手続きは・・・?買うのは高いですよ!
「キツネかわいい!飼いたい!でもキツネを飼う上で、何か特別な申請が必要ですか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ですが、安心してください。
キツネは「特定動物」に指定されているわけではないので特に特別な届出、許可や手続きは不要です。
飼いたいと思った人間の「最後まで面倒をみる覚悟」さえ伴っていればいつでも飼える動物です。
購入は一般的なペットショップでは難しいですが、エキゾチックペットを専門に扱うペットショップに交渉すれば簡単に買うことができます。
おおよその値段は国際空輸で5万円~10万円、特定品種をハイブリッドで入手したい場合は何処までも高額になっています。
飼育場のいろいろ
さあ!お家にお迎え!キツネとの楽しいモフモフライフが始まる!と心ウキウキさせる前に、キツネを飼育する上で覚悟しておかなくてはいけないこと何点か解説しましょう。
まず、大前提として生き物を飼う場合は最後まで世話を見ることが必須となります。
飼い辛かった、懐かなかった、思っていたのとは違った、などと言う身勝手で処分することがないように、よくよく自分と向き合って本当に飼えるのかどうかを見定めてください。
キツネは排泄物のニオイの問題が最大としてあげられます。
昨今ではペット用のニオイ消しなども発達していますが、ケモノ臭いのはちょっと……と思ったら、飼うことはできないでしょう。
病気の面についてはエキノコックスと言う、人間に感染し発見が遅ければ命に関わる病原体を持つことで有名です。
ただ、エキノコックス自体はキツネの占有する病原体ではなく、犬にも発症しうる病原体であるということです。
感染経路は病原に寄生されたネズミを食べることによるので、初期の状態で感染していないことを確認できたら食べるものに注意してあげれば問題ありません。
キツネはイヌ科の動物ですが、雑食でキャットフードを好んで食べる報告があるため、身近にあるもので餌をまかなってあげることができます。
また、キツネそのものの病気や怪我については近所に理解のある獣医さんを見つけておく必要があるでしょう。
キツネはイヌ科であり、病気への対応は犬と大差ありません。
ただ、馴染みの薄い動物を見ることに抵抗があるお医者さんもいますので、事前に確認を取るのをおすすめします。
最後に、キツネはとてもキレイ好きな生き物です。
トイレは勿論こまめな掃除が必要であるのとともに、毛づくろいなどもこまめにしてあげてくださいね。
人には懐かない、けれども
一般的には人に懐かないとされるキツネですが、ブリーダーの手元で生まれ育った種は比較的に人間に懐きやすいという報告もあります。
ツンドラの北極地方に生息しているホッキョクギツネは幼体から飼育すれば飼いならすことは容易であり、人に撫でられると喜ぶようになります。
アメリカ中央部に生息するハイイロギツネは活発で俊敏なため首輪やリードをして飼う事に鳴らしてあげれば犬と同様に一緒に散歩することが可能になるでしょう。
なによりも愛情を込めて育てれば必ず応えて、とは言いませんが、こちらを友達として認識しているのであれば可能性は無いとはいえないでしょう。
きちんとした覚悟をもてるようであれば、あなたの家族の一員にキツネを迎えてあげることを考えてあげてくださいね。