ラジオ体操は、日本人なら誰しも一度はやったことのある体操ですよね。
子供の頃は、夏休みになるとラジオ体操カードで出席をとってもらって、毎朝ラジオの生放送で、公園や校庭に集まってラジオ体操をしたと言う思い出もあるのではないでしょうか。
今回は、ラジオ体操を楽しむ際に、著作権のことについて知りたい方の為に、情報を共有していきます。
この点をクリアーにしておかないと、法律に触れるような事態にもなりかねません。
ラジオ体操の作曲者は?
まず、ちょっとしたラジオ体操に関する豆知識をと言うことで、気になる作曲者の方について紹介します。
作曲したのは服部正さんです。
1908年生まれ、100歳まで生きられた方です。
もともとは、管弦楽などオーケストラに関する作曲を学生時代のころからやられていた方です。
その後、戦中、戦後の日本の復興時期の中で、国民的音楽を作曲するようになっていきました。
ラジオ体操第一の作曲がその代表作の一つです。
当時からNHKでの放送目的に作曲されました。
また、CMソングなどもてがけられており幅広い活躍をされた方です。
ちなみに、ラジオ体操第二は團伊玖磨さんという方が作曲したようです。
またラジオ体操第一も第二も過去に何度か改変されていたようです。
それで今現在使われている音楽は実は三代目らしいですよ。
三代目とはいっても、それでも60年間以上はずっと同じ曲が使われているんだそうです。
歴史が深いですよね。すごいです。
では、ラジオの著作権についてQ&A形式で更に詳しく見ていきましょう。
(※私は法律の専門家ではないので、この記事はあくまでも参考程度にしてください)
Q:著作権とはそもそもどのような権利なのでしょうか?
A:大まかに言うと、個人の知的財産を保護する目的で定められた権利です。
例えば、今回ご紹介している、ラジオ体操第一は、服部正さんとNHKが所有している権利です。
その為、無断で公的利用は出来ません。
Q:実際にラジオ体操の著作権の所有者はだれなのか?
A:実際にラジオ体操の著作権所有者は誰なのかについてです。
まず、ラジオ体操第一は、株式会社かんぽ生命が保有しています。
そして、ラジオ体操第二は、NHKとかんぽ生命が所有しているのです。
ちょっと意外と言うか、生命保険会社が保有しています。
Q:ラジオ体操のYou Tubeの動画を仕事場などで使用して良いのか?
A:無料動画サービスのYou Tubeで、ラジオ体操を検索すると、動画が登録されています。
では、この動画を公的な会社で、使用して良いのかと言うと、答えはノーと言えるようです。
あえて、「ようです」と少し濁らせたのは、自営業で個人的な範囲での使用はとりあえずぎりぎりオッケーなようですが、大きな会社などで大々的に使用すると、法律的にはNGです。
Q:無料ダウンロードは出来るのか?著作権的には大丈夫なのか?
A:言うまでもなく、現在は法律的には軽犯罪になりえますので、是非とも辞めておいた方がよいでしょう。
スマートフォンの普及により、様々な音楽をダウンロードして、楽しまれる方が多いですが、この場合は個人的趣味の範囲で楽しむ為にはオッケーとされています。
ここで伝えている意味は、公私混同はしないと言うことです。
あくまでも、個人的な範囲で楽しみましょう。
Q:ラジオ体操を録音して、会社で使用しても良いのか?
A:これも、録音してしまう時点で注意が必要です。
ラジオ音源から録音するのが一番手っとり早いのですが、それを会社と言った公の場で使用すると、著作権法違反になる場合があります。
録音して、個人的に楽しみましょう。
Q:ラジオ体操をもし、会社などで堂々と楽しみたいなら、どうすれば良いのか?
A:やはり、堂々と楽しみたいなら、CDを買ってしまいましょう。アマゾンでお勧めのCDを下記2点紹介しておきます。
一つは、ベーシックのNHKラジオ体操
二つ目は、ご当地ラジオ体操
どちらも、アマゾンで買えます。この方法ですと、著作権については考えずに済みますから、お勧めです。是非、ご自身でも、アマゾンを覗いてみてください。きっと、お気に入りのCDが見つかるかと思います。