尾てい骨が出ている…なんて人いませんか?
日常生活でほとんど見えることが無い部分ではありますが、露出の高い水着が、最近はお尻を出すファッションのパンツもありますし、なかなか見た目も気になるところ。
それに、何と言っても要所要所で痛い!
尾てい骨を床につけるような運動をしたり、誤ってぶつけてしまった時などは本当に痛くて仕方ありません。
この尾てい骨。
一体、何のためにあるのでしょうか?
そして、人より出ている尾てい骨は、問題ありなのか?治す事ができるのか?
今回は、それらのことについて調べてみました。
尾てい骨って何?
そもそも尾てい骨とはどんな部分なのでしょうか?
尾てい骨は、背中のお尻の割れ目部分の終点のぽこんと出ている骨です。
人によってはまったくわからないこともあります。
尾てい骨は、人が進化する過程で、失われていった機能の名残だと言われています。
言ってしまえば不要な部分なのかもしれません。
しかし、交感神経や副交感神経も通っており、気になるからと自分でいじりすぎるのもよくありませんし、出っ張ってしまっていると、どうしても常に刺激してしまい痛みを感じる人も多いようです。
腹筋運動など、床にお尻を強くつけるような運動ができない、という方も多いですし、中には、柔らかいマットを引かなければ仰向けで寝る事も出来ない、と言う人もいます。
痩せていて、お尻の肉があまり無い人が出やすいと言われていますが、中には、痩身でないのに出てしまう人もいるようです。
この部分が出てしまっていると、出産にも影響しますし、何より日常生活をおくるうえで困難になってしまうことも多いですよね。
ちなみにこの尾てい骨、名前の通り尻尾の名残なわけですが、筋肉と繋がっていて僅かながら動くそうです。
これをきいて挑戦して見ようとも思いましたが、やろうと思ってもよくわかりませんでした。
尾てい骨が出る原因って何?放っておいていいの?
では、尾てい骨が出てしまう原因とは何でしょうか?
生まれつき、尾てい骨が長いという人もいます。
さらに、痩せすぎていると、お尻の肉が少ないですので、尾てい骨が出やすくなってきます。
近年、男女問わず無理なダイエットで痩せすぎな人も多いので増えているかもしれません。
では、特に痩せすぎているというわけでは無いのに、尾てい骨が出ているという人は何が原因でしょうか?
それは、姿勢です。
後傾姿勢や猫背の人は、尾てい骨が出てしまう事があります。
また、姿勢が悪い人は、この尾てい骨が靱帯に引っ張られてしまい、直接尾てい骨を打たなくとも痛みが出てしまう事もあるそうです。
この、姿勢が原因、というのが、尾てい骨が出ている人の理由としては一番多くあげられます。
ではどうすればいいの?治療法は?
では、どうすればこの尾てい骨の出っ張りを治す事ができるのでしょうか?
手術
生まれつき尾てい骨が長いと言うかたは、骨を削るという方法もあります。
しかし、この方法、やっている人はあまり見た事がありません。
実際の事例も少ないようです。
多くの方は、例えば、出産の時に尾てい骨が邪魔になると言われても、尾てい骨をなんとかするのではなく、帝王切開にするそうです。
そこまでしなくても…と思う人が多いのでしょうか?
姿勢を矯正する
尾てい骨が出ている多くの原因が、姿勢です。
猫背や後傾姿勢を治す事で、自然と尾てい骨の出っ張りを治すことができる可能性があります。
背すじをしっかりと伸ばし、座位や歩行時なども上から引っ張られてることを意識して、綺麗な姿勢を心がけましょう。
自分では中々矯正が難しい場合は、整体や鍼灸の力も借りて見ましょう。
姿勢の悪さは、尾てい骨だけではなく、その他の病気の原因にもなります。
しっかりと治すことは、健康に繋がります。