原付のオイルを交換するという話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。しかし、なぜ交換する必要があるのかはわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オイルは交換しないと汚れていき、最終的にはエンジンが焼き付いてしまいます。
この記事では、オイル交換の方法や値段、そしてどのくらいの頻度で交換すればいいのかということについても解説していきます。興味をお持ちの方、原付の購入を考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
オイルの交換時期は取扱説明書で確認できる
オイルは、乗っている期間や走行距離で交換時期を見計らいます。基本的には数千km、2000~5000km程度走ったら交換することになります。
しかし、初心者であればなかなか見計らうことは難しいです。そこで一番手っ取り早いのは、説明書を読むことです。
説明書には、オイル交換の時期(目安の走行距離)が記載されています。
まずは説明書を見て、オイルの交換時期を確かめましょう。
注意点は、もし走行距離が満たなかったとしても1年に1回程度交換することをおすすめします。なぜかというと、オイルが酸化してしまって使えなくなってしまうためです。
そしてさらに、冬場はエンジンがなかなか温まらないため、オイルが勝手に劣化していきます。説明書に書かれた走行距離の半分程度で交換することをおすすめします。
オイルの交換はガソリンスタンドでも行うことができる
オイルを交換したい場合は、ガソリンスタンドに行けばすぐに行ってくれます。
かかる費用はおよそ2000円程度です。
基本的にどのガソリンスタンドで会ってもしっかりとオイル交換を行ってくれますが、気になるという方は作業風景を見せてもらいましょう。
この後に自分で交換する方法を解説しますが、まだ自分でオイル交換をしたことがなく不安であるという場合は初めのオイル交換をガソリンスタンドでお願いして、作業風景を見てやり方をチェックしておくこともいいかもしれませんね。
オイル交換は自分でも簡単に行うことができる
オイルを交換することはとても簡単です。そのため、ぜひ自分で行うことをおすすめします。オイルは、カー用品店やホームセンターに行けば売られています。
およそ1000円程度で、Amazonならば700円程度でも交換することができます。購入する際は、バイク用のものを購入するように注意しましょう。
オイルを交換するにあたって必要なものは、替えのオイルだけではありません。現在原付の中に入っているオイルを取り除くにあたって、地面にまき散らすわけには生きませんよね。
そこで、バケツやバットのような入れ物を用意しておきましょう。
また、交換にあたってはある程度場所を取りますので、場所が取れないアパートなどでは交換は行うことが難しくなります。その場合はガソリンスタンドに頼んだ方が良いでしょう。
自分でのオイル交換は簡単だがちょっと面倒
ドレンボルトを外せば、オイルを取り出すことができます。ドレンボルトを外すには、レンチが必要となりますのでこちらも用意しておきましょう。
取り出すとすぐにオイルが出てきます。ドレンボルトの下にバットやバケツをセットしておかないと、汚れてしまうので注意しましょう。また、出てきたオイルは熱くなっている可能性があります。やけどにも十分な注意が必要です。
オイルをすべて抜いたら、あとはふたたびボルトを締め、オイルゲージを確認しながらオイルを入れていきましょう。
オイルを入れる量は、オイルキャップの先端に付いたゲージで確認できます。キャップ先端のゲージにオイルが付くまでです。
中から取りだしたオイルは適切に処分しなければいけない
取り出したオイル(廃油)は、処理しなければいけません。
自治体のホームページなどで、オイルの処理方法を確認できます。しかし、処理を行っていない自治体もあります。
例えば東京都練馬区の場合は、普通のオイルは引き取って貰えますが、エンジンオイルは引き取って貰えません。そのため、他の場所で捨てることになります。
ホームセンターやガソリンスタンドに行けば、エンジンオイルを無料で引き取ってもらえる場合があります。さらに、場所によっては廃油の買い取りを行っていることもあるといわれています。
オイルパックを購入して、しみこませた後に燃えるゴミとして捨てる方法もあります。これは手軽ですが、オイルパックの購入費が数百円かかってしまいます。そのため、自分で処理をするメリットである経費削減がいまいちになってしまいます。
オイルを植木鉢用の土と混ぜて放置することによって、1年かけて自然分解させるという方法もあります。オイルは1年に1回程度交換したいものですので、この方法も悪くないですね。
廃油は早めに処理したいものですので、事前に処理方法を確認しておきましょう。