どうしてもトイレを見つけることができなくて、我慢できずに外で用を足してしまう。
アウトドアの時には実際に起こりうる出来事です。
そんな時にミミズに尿をかけてしまって、大変なことになった、という話を聞いたことはありませんか?
密かに都市伝説として伝えられているのだそうです。
一体、どういうことなのでしょうか?
検証をしてみたいと思います。
ミミズに関する迷信
ミミズにおしっこをかけるとあそこが腫れる。
こんな都市伝説を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
実際にところ、どうなのか?これは難しいところです。
ミミズは外部からの刺激を受けると粘液を出して攻撃をしようとします。
この粘液が人間の体に触れると痒みや腫れを引き起こすことがあるのです。
ただし、全てのミミズが粘液を飛ばすというわけではありません。
中にはそういう種類もいる、ということなのです。
ただ、日本人は農耕民族だったということもあり、良質な土を生み出してくれるミミズはとても貴重な存在です。
なので、そのありがたいミミズに尿をかけるというのは、罰あたり、という考えもあったようです。
親が教育のために子どもに話して聞かせるという意味もあったようです。
根拠は?
ミミズの体表は、せん毛と呼ばれる細かい毛と、粘液質の体液に覆われています。
その体液の中に毒素が含まれているのです。
尿をかけることによってその毒素が蒸発をする、ということもあるかもしれませんが、あまり根拠はありません。
ミミズが苦しんで体液を飛ばす、その体液が体に触れる、炎症を起こす、という流れになります。
これがミミズにおしっこをかけるとあそこが腫れるという都市伝説の根拠です。
頻繁に起こることではなく、稀に起こる現象なのですが、やはり用を足す時にはトイレを探したほうがいいですよ。
それが環境にも良いことですし、ルールであり、マナーでもあるのです。
ミミズだって生き物です。
ですから、自分がされて嫌だと思うこと、迷惑だと思うことはしてはいけないのです。
その教えのような形でこの都市伝説が広まったということもあるようです。
特に小学生の男の子はこういう都市伝説に興味を抱くようですが、けしていいことではないですし、トイレのマナーを身に付けさせるという意味では脅しのような言葉でもあるようです。
ちょっと怖いことを言えば、その言葉を信じて、トイレ以外のところで用を足すこともなくなるようなので、教育の面では効果があるようです。
根拠も一応あるので、ウソでもないですしね。