どんな場にも、執着心がやたらに強い人がいるものです。職場にいたり、学校にいたり、あるいは友人や恋人がそうであることもあるでしょう。
あまりの執着心の強さに、ちょっと恐いと思ってしまうかもしれません。果たしてなぜ、それほどまでに執着心が強いのか。病気なのではないかと疑ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、執着心が強い人の心理について解説していきたいと思います。病気ならどれが当てはまるのかも解説していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
執着心が強い病気はうつ病?
初めに、病気なのではないかと心配している方のために、病気だとしたらどれなのかを解説していきたいと思います。
執着心が強い病気は、うつ病といわれています。正確に言えば、執着心が強い人はうつ病になりやすいのです。つまり、執着心が強いこと自体は病気ではないとしても、そこから病気に発展する可能性があります。
執着心が強い、つまりやたらに物事に対してこだわり、執着している人は、執着してものごとにこだわっているうちにどんどん自分を追い込んでしまい、やがてうつ病になってしまうことがあるといわれています。
執着心が強い人が周りにいる場合、もしかしたらそれがいつの間にか病気に発展することもあり得ますので、注意が必要ですね。
もしも今後自分が何かに執着してしまった場合は、一度自分を省みてみることをおすすめします。行きすぎると病気になってしまうかもしれませんので、どこかで立ち止まることが大事ですね。
執着心が強い人の心理!
ここからは、執着心が強い人の心理について解説していきたいと思います。
独占しなければ気が済まない、周りの人より優位に立ちたい
物にせよ人にせよ、それを自分が独占しておかなければ気が済まないという心理が挙げられます。
自分が持っていたものが他者に渡っていくことを許せずに、執着してしまうのです。
独占するということは、相手には無いものを自分が持っていることや、周りがみんな持っていて自分も持っていることを失うのが恐いために起こってきます。
みんなと同じかそれ以上を求めているために、執着心が強くなっていると考えられます。
優位に立ちたいという感情も、執着の一つですね。
プライドが高い
プラスの状態からマイナスの状態になることを恐れている、つまり今の状態から変わることを恐れているのが、執着心の強い人なのではないでしょうか。
例えば恋人が別れを切り出してきたら、プライドが傷つきますよね。別れること自体がショックというよりは、自分が別れを切り出されたことがショックになり、ひたすらに引き留めようとしてくる人がいます。
自尊心を持つこと自体は大事なことですが、度が過ぎると困ってしまいますね。
ものごとを諦めることができない
諦めない心は、大事です。しかし、諦めることも、時には重要になりますよね。
人間誰にでも、どうしてもできないことがあるものです。それを克服しようと努力することは大事ですが、現実は物語のように、諦めなければ絶対になんとかなるわけではありません。
できない物をしっかりと見極めて、それは諦めることも大事です。ところが、諦めきれずに結果として執着してしまう人がいます。
そしてこういった執着をする人にあきらめも大事であると話すと、余計に燃えてしまうことも考えられますね。
どこかで挫折を経験することが、大事なのかもしれません。
空気を読めない
執着心が強いと周りに思われると言うことは、空気を読めていないことに繋がりますよね。
空気を読む力があれば、自分が周りで浮いている、おかしいことをしていると察知することができます。結果、自分を抑えることもできますよね。
しかし、空気が読めない人の場合はそのまま執着を続けてしまいます。
執着していることを周りがいぶかしげに見ているということは、執着するべきではない局面ですよね。
執着心が強いということは、空気が読めないため自分を抑えるタイミングがわからないことにつながるでしょう。
自分に自信がないので、外部に執着する
他者や物に執着するということは、それがなければいけないということですよね。
つまり、自分に自信がなく、それに依存してしまっているということです。
執着心が強い場合、それがなければ今後自分でやっていけないために、焦ってしまっているのでしょう。
外部への執着をやめたい場合は、自分に自信を持ち、独立してもやっていけると思えるようにならなければいけないでしょう。
単なる嫌がらせ
特に人に対してですが、相手に執着すると相手はとても嫌がってきますよね。それが面白いために、嫌がらせとして行っていることも考えられます。
また、プライドを壊された、ひどいことをされたなどの恨みが執着心に変わっていったこともあるでしょう。原因が執着される相手にあることもよくあります。