人間は、様々な欲望を抱えながら生きているものですよね。
人間の欲は複雑で、たくさんの種類があります。
とてもここではすべて紹介しきれないのですが、今回はできる限り多くの人間の欲の種類を解説します。
生きている限り、人は欲望を満たすために行動し続けるのです。
ある程度の自制は必要ですが、多少は仕方のないことですね。
人にどんな欲があるか知りたい方は、ご覧ください。
目次
生理的欲求
まずは、人間が生きていくうえで絶対に必要である生理的欲求から解説します。
睡眠欲
人間は、睡眠を取って体を休めなければ生きていけません。
他の生物も同様ですよね。
人間も動物であるため、睡眠を欠かすことはできないのです。
食欲や呼吸、飲水、排便など
人間はものを食べないと生きていけませんよね。
さらに呼吸をしたり水を飲んだりする必要もありますし、排便も必須です。
これらも生理的欲求に当てはまります。
人間が生きるために、いずれも欠かせない動作です。
性欲
これもまた、人間として生まれてきたからにはあらがえないものですね。
子孫を残したいと考えるのは、生物であるからには仕方のないことでしょう。
心理的欲求・社会的欲求
続いて、心理的欲求や社会的欲求と言われる欲望について解説していきます。
人間は日常生活の中で、常にこれらの欲望と戦っているわけですね。
自分の命をかけてでも欲望を満たそうとする人間。
欲望のパワーはとてつもなく強大なのです。
承認
承認欲求とは、周りの人たちに自分はすごい人物だと思われたいと考えることです。
とことん出世して、結果周囲に尊敬のまなざしで見つめられたいと考えている人は、世の中にたくさんいますよね。
社会的に成功することでなにかを得るというよりも、成功することによる世間からの賞賛のために生きている。
ちょっと哀しいようにも思えますが、これも人間の欲望なのです。
防衛・保身
人は時折周りから非難されることがありますよね。
防衛は、非難されることを避けようとすることです。
自分が正しいと考え周りにそれを伝える、いわゆる自己正当化も防衛に当てはまります。
自分の評判を守ろうとするのが保身です。
防衛や保身は、承認欲求を満たす際にも同時に発生してくるでしょう。
達成
達成は、起こった問題を適切に処理して解決させる欲です。
人はできる限り手際よく、問題を解決したいと考えて行動します。
効率よく作業をするにはどうすればいいか、人は日々考えています。
書店に行けばそんな内容の本がたくさんありますし、ビジネスのセミナーに行くのも達成の欲を満たすためにどうすればいいか、方法を探るためでしょう。
優越
優越は、相手よりも優位に立ちたいと考える欲求です。
達成や承認が混ざったような欲求ですね。
相手より優位に立てば、達成や承認の欲求が同時に満たされるでしょう。
対立・攻撃・拒絶
他者に対して攻撃的な行動を起こしてしまうのも、人間の欲望の仕業です。
攻撃は、文字通り攻撃したり、あざ笑ったり、見下したりする欲望です。
これはできる限り抑えるようにしていかなければ、人々が平和に暮らせる世は維持できませんよね。
だからこそ、人を傷つけると捕まる法律が存在するわけです。
対立は、誰かと異なる行動を取りたいと考える欲求です。
あまのじゃくのようで世間的には煙たがられるものですが、これもまた人間の欲求として数えられます。
拒絶は、誰かを差別したり無視したり、あるいは仲間はずれにしたりしたいと考える欲求です。
歴史を調べてみると、人の世では常に差別や仲間はずれが起こっていますよね。
模倣
模倣は、人のまねをする欲求です。
パクリ問題が世の中にたくさん出てきますが、まねをするのも欲求ということで、これも必然といえるでしょう。
模倣をして優れたものを自分の手柄にし、結果気づかれなければ承認や達成の欲も満たせます。
解明
解明は、何かの意味を理解して説明したいと考える欲求です。
学者の人などは解明に対する欲望が強いと考えられますね。
世の中には謎がたくさんあります。
それを解き明かせば解明の欲も満たされますし、さらに効率よくうまく解明できれば達成、人類初の快挙なら承認、優越といった欲求も同時に満たされますね。
保存・保持
保存は、価値のあるものを集めたいと考える欲求です。
保持は消費を抑えたり、持ち物を取っておきたいと考える欲求ですね。
例えばフィギュア収集が趣味の人は、自分にとって価値があると考えているものをひたすらに集めて保管しておくことにより、保存と保持の欲求が満たされることになるでしょう。
親和・擁護
どちらかというとあまりよろしくない欲求を多く紹介してきましたが、人間には他者と仲良くなろうと考える親和、他者を助けたいと思う擁護といった欲求もあります。
色々な欲望が人の中にはありますが、悪い欲望を抑えつつ、誰もが平和に生きられる世界を作っていきたいものですね。