意見について何か述べると、やたら人それぞれという言葉を使ってくる人がいますよね。
有識者ぶりたい人が特に頻繁に使ってきます。ちょっとウザいと思いませんか?
この記事では、人それぞれと言うのがうざがられる理由をいくつか紹介します。
なぜウザいのかうまく説明しづらい方は、参考にしてみてくださいね。
目次
この発言によって結果的にこちらの意見が全否定されているから
人それぞれという言葉は、どちらかというと否定寄りの発言ですよね。
「お前の意見はそうかもしれないけど世間にはもっと色々な意見がある」という意味で「人それぞれ」は使われます。
結局のところこの発言は相手への全否定に他ならないのですが、「人それぞれ」とすることで責任を世界中の人間に転化しているのです。
これはムカつきますね。
人それぞれと言われたら、「これは相手はそう思っていないんだな」と考えて良いでしょう。
相手も同意していたら、普通に乗っかってくる可能性の方が高いです。
人それぞれと言われたところで問題が解決しない
人それぞれと発言されても、問題は解決しませんよね。
おそらくあなたがこう言われるタイミングは、何か腹の立つことをその場にいない誰かにされたり、そんな現場に居合わせてしまったりした経験があり、それについての意見を述べた時でしょう。
それに対して「まあ考え方は人それぞれだから」などと言われたところで、そう返された側としてはそれ以上何も言えなくなるだけです。
「人それぞれ」だから、もうこれ以上何かを言っても考え方の自由を否定するために歯向かう犯罪者にしかなりません。
人それぞれを使われるとそれ以上進めなくなります。
問題に対して立ち向かうすべがなくなるため、「人それぞれ」は聞くとウザいと思ってしまうんですね。
物事に対する意見をはっきり決められない人が使う「逃げ」だから
人それぞれを使う人は、結局自分の意見を言っていませんよね。
人それぞれは人間社会のあり方の話であり、その人の考えとは別のことです。
物事に対してはっきりと肯定も否定もできないから、逃げとして人それぞれを使っていると考えると、無性に腹が立つでしょう。
もっとも相手としては、あなたにはっきりと否定してあなたに嫌われるのも嫌でしょうし、肯定して世間に同類の異端者扱いされるのも嫌ということで、悩みに悩んで導き出した最良の結論が人それぞれかもしれません。
相手の立場をわかってあげることも大事です。
なんか上から目線に聞こえる
人それぞれという言葉を使われると、その瞬間に本来対等であるはずのお互いが明らかにこちらだけ格下扱いに変わりますよね。
事実上人それぞれは「人それぞれ色々な意見があるんだからお前は黙ってろ」=「お前の意見なんて興味はない」ということです。
あれこれ説明せず上からバッサリと切り捨てる「人それぞれ」。これはムカつきます。
こちらが聞きたいのはその言葉ではなく同意意見やはっきりとした否定
人それぞれと言われる側にも、「自分はこう思っているんだからお前も同意しろ」という同調圧力がかなりあります。
だからこそ人それぞれに逃げられてしまうのです。
とは言え、やはり同意意見は聞きたいですよね。
そして人それぞれと切り捨てられるよりかは、普通に「その考え方は○○だから間違っている」と言われた方がマシです。
はっきりと言ってくれないと、ムカつくのは仕方ないでしょう。
八方美人な感じがするからウザい
人それぞれを使う人は、ここまでの色々な理由を見ても分かる通り、自分が嫌われたくないと思っているわけです。
八方美人は、世間で嫌われますよね。
「人それぞれ」はその人が「自分は心が澄んだ人間であり、全ての意見を受け入れられる立派な人だ」と相手に思わせてしまう効果を備えています。
逃げとして使う八方美人は、ウザいと思う人が世間に多いことからも分かる通り、逆効果です。
お互いに本音でぶつかり合えなければ、いつか関係は崩壊してしまうでしょう。
人それぞれという言葉は使わないに越したことがありませんね。
そもそも、人それぞれという伝家の宝刀を持ち出して自らを八方美人に落としこまなければならない状況にしてしまったあなたも、これからは発言にもっと気をつけなければいけません。
真剣に聞いてくれていないように感じられるからムカつく
人それぞれという発言はそこで会話を終わらせるパワーを秘めていると、これまでの説明からわかってもらえたと思います。
人それぞれは会話の拒否。
つまりはもう真剣に聞く気は無いという強い意志の表れでもありますね。
話を聞いてくれないと、それはムカつくでしょう。
人それぞれに逃げるのは、色々な不協和音を奏でる結果につながります。
人それぞれのウザさが、ここまで読んでいただけた方にはよくわかったのでは無いでしょうか。
人それぞれが必要ない会話をするように、相手と自分が互いに心がけて話題を用意するのが大事です。