―落ち着いてゆっくりのんびり飲む―
そんな時に使う言葉が“しっぽり”という言葉。
大人な雰囲気のこの言葉がとても気に入っていて良く使うのですが、
実際の意味はどのようなものなのでしょうか。
使い方や意味がどのようなものなのか、気になる事を調べてみました!
しっぽりってどんな意味?
- ぬれて十分に湿りけを含むさま
- 男女の情愛のこまやかなさま
- 落ち着いて静かなさま。しみじみ
という説明が出てきました。
使う言葉で意味合いが変わってくるようですが、“しっぽり飲む”と使うときには、3番の意味が適切な使い方なりますね。
1番2番3番をまとめると、大人の愛し合う男女が、ゆっくりと静かに飲んでいる。
そんなとても色っぽくロマンチックな意味の言葉になりますね!
しっぽりという言葉はどのようにして作られたのか?
では“しっぽり”という言葉の由来はどのようなものなのでしょうか。
元々は“しっとり”という意味からきたようです。
言葉自体は擬態語で、しっとりは、ゆっくり濡れていって十分に水分を含んでいく様子を表しており、しっぽりは十分に水分を含んでいる様子を表すそうで、しっとりより水分を含んだ状態を“しっぽり”というようですね。
“しっとり”のより深く濡れた様子を“しっぽり”という感じでしょうか。
では、反対の意味で使う言葉はなんだろうと思い、あわせて調べてみましたが、特に無いようで分かりませんでした。
“しっぽり”が落ち着いたという意味ですので、反対といえば、“賑やか”などが該当するのでしょうね。
どのような時に使う?
今ではなかなか使わなくなった“しっぽり”という言葉ですが、どのような時に使うのでしょうか。
意味は先ほど説明した通りですが、落ちついてゆっくりとしみじみと、という時に使う言葉ですので、簡単にいえば、お酒の席で、二人で寄り添い会話が無くとも気持ちが十分に伝いあい、満足してゆっくり楽しむような時に使うのがぴったりなのではないでしょうか。
もちろん、一人でゆっくり飲む時でも使ってもOKですよ!
“一人でしっぽり飲む”なんだか大人でカッコいい飲み方のイメージです!
もちろん、お酒を飲むときだけではなく、他のシチュエーションでも使う事が出来ます。
- ゆっくり映画を見る時→しっぽりと映画を見る
- ゆっくり温泉に入る→しっぽりと温泉に入る
- ゆっくり落ち着いた雰囲気のお店→しっぽりとしたお店
などなど色々な使い方があります。
ゆっくりや静かにという言葉をしっぽり、と置き換えるだけでなんだかグンとムードのある、ロマンチックな大人びた雰囲気の言葉になりますね。
ちなみに、Twitterを見ると「しっぽり」という言葉は、このように使われていました。
バイトが終わり、1人でしっぽり飲むなう。まかない作ってもらった!???? pic.twitter.com/pgJqSpoSm3
— ちゃべす (@chavez_GIZMO) 2015, 8月 2
ホテルから月と夜景を眺めて、しっぽりするジャンアル pic.twitter.com/rn62AUNPee — めかろ (@mekaro1157) 2015, 8月 22
降りますねぇ… 今迄が暑かったから お湿りもいいかな♪ 今日はしっぽりと( ´ ` ) pic.twitter.com/tT1GiGPQxf
— すら (@sura_hana) 2015, 8月 16
今ではなかなか使わなくなった“しっぽり”という言葉。
今の10・20代の若い世代の子達には意味が分からないという人が多いようです。
昔ながらの日本の情緒や風情のある素敵な言葉ですので、若い人にも正しく意味を知ってロマンチックに使ってほしいものです。
そんな私も、30代後半になりますが、情けない事に、まだまだ落ち着きのない子供っぽい性格ですので、“しっぽり”という言葉が似合うような、カッコいい落ち着いた大人になりたいものです。