鼻のあたりに何もついていないのに、なんだか匂う・・・。
洗顔もちゃんとしているのに、なかなか取れない謎の臭い。
匂っているのは鼻の奥?鼻の周り?
臭いの原因によって対処もことなります。
どんな場合があるのか、確認してみましょう。
鼻の中に原因がある場合
気になる症状があれば、耳鼻咽喉科を早めに受診しましょう。
蓄膿症
一般的に蓄膿症と言われていますが、慢性副鼻腔炎という病気です。
風邪などが原因で副鼻腔が炎症をおこし、膿が溜まってしまう事により嫌な臭いが生じてしまいます。
蓄膿症の主な症状として、鼻や口からの悪臭の他、鼻水が黄緑色でドロッとしている、鼻の周りが痛い、鼻声で話しにくいなどが挙げられます。
鼻づまり、鼻水がいつまでも止まらないことようであれば、速やかに受診しましょう。
ほとんどの場合が、鼻腔内洗浄と抗生物質で治すことができます。
ただ、薬では治らなかったり、手術の必要があると診断されることもあります。
その場合は手術は内視鏡によって行われ、だいたい2~3泊程度の入院となります。
鼻の中の傷・吹き出物
鼻の中に傷や吹き出物が化膿してしまった場合、臭く感じることがあります。
鼻をいじりすぎたり、花粉症などで鼻をかみすぎた時などにできた傷に、雑菌が入ってしまったことが原因です。
放置せずに、耳鼻咽喉科で診察を受け、抗生剤と塗り薬を処方してもらいましょう。
鼻の中の汚れ
鼻の穴の中も皮脂が分泌されています。
ゴミと混じったりして、汚れが溜まると臭くなる事もあります。
強くほじったりすると、鼻の中を傷つけてしまうため、お風呂上がりに綿棒で優しく掃除をしましょう。
鼻うがいも、鼻の中を清潔に保つのには効果的です。
風邪の予防にもなりますので、ぜひ試してみてください。
鼻の周りに原因がある場合
病気や傷が原因ではない場合は、鼻の周りの皮脂などが酸化して、嫌な臭いの原因となっている可能性があります。
鼻の周辺は皮脂の分泌が活発な場所です。
正しく洗顔をして、清潔に保つようにしましょう。
正しい洗顔法
- お湯はぬるま湯を使用する
- 気になるからといってこすり過ぎない
- 小指や薬指を使って優しく洗う
鼻の周りのお手入れというと、毛穴パックを思い出す方も多いと思います。
しかし、毛穴パックは鼻の角栓と同時に、肌を守る役割を持った角質層も一緒にはがしてしまいます。
角質層を奪われると、水分保持や外部の刺激から皮膚を守るため、更に皮脂が分泌されます。
もともと角栓は、皮脂と角質がまざってできたものですが、皮膚は失った角質層を早く厚くしようとするため、結果的に角栓ができやすい状態になってしまうのです。
角栓を失ってぽっかり空いた毛穴に、汚れが溜まることもよいことではありません。
肌の角栓を無理に取ることは、一時的にスッキリはしますが、総合的には良いことは無いと言えるでしょう。
こまめに正しく洗顔をするようにして、気になる角質は蒸しタオルをあててから優しくマッサージするなど、気長に取るようにしてください。
臭いの原因によって、その対処法は変わります。
まずは耳鼻咽喉科を受診し、病気などの原因がなければ、正しく洗顔をして臭いの原因を排除していきましょう。