なんだか頭が回らない、考えられない。
そんなことありませんか?
なんだか原因はわからないけども、とにかく何かがおかしい考えられない、何か指示されたり説明されたりしても頭に入らず、何を言っているのかわからない、何かしようとしても何をしていいかわからない、など、とにかく何もうまく考えられないという時ってありますよね。
一体原因は何でしょうか?
考えられることと対処法について調べてみました。
頭が回らない、これって病気?原因は?対処法は?
脳がオーバーヒートしている
多くがこの状態になっていると考えられます。
- 仕事や問題が山積みになってしまってどこから手をつけて良いかわからなくなった。
- たくさんの指示や言葉が飛んできてどれに従えばいいかわからない。
- インターネットやテレビなどのメディアの情報量が多すぎて整理が追いつかない。
- 悩みが大きく、考えても考えても答えに行きつかない。
など、脳みそをフルに使いすぎてショートしてしまっている時、人は何も考えられなくなります。
どうしたらいいのかわからず、涙が溢れてくることもあるでしょう。
しかし、とりあえず一旦落ちついてください。
深呼吸して、自分は一体何をすべきだったのかもう一度頭から整理してみましょう。
最初にすることを決める事で、次の順番も出来てきます。
また、悩みが大きい場合一人で抱え込まずに誰かに相談してみましょう。
吐きだすだけでも楽になる場合があります。
うつ病
うつ病の症状でも思考の停止があります。
これは、上の脳がオーバーヒートしてしまった状態に近いですが、それがずっと続く状態で、ついには無気力になります。
うつ病の特徴としては
- 時間や周囲の環境に関わらず憂鬱な状態がずっと続く。
- 何をしても楽しいと思えない、興味が湧かない。
- 何のやる気も起きず、無気力感がずっと続く。
- 食欲が無くなる。
- 眠れなくなる。
- 思考が停止し、会話も儘ならなくなる。
- 自己嫌悪や劣等感が強くなり、死にたいと願うこともある。
などがあります。
周囲から「甘え」と叱られることもあり、ますます自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。
人とは、ずっとポジティブに生きられる人など稀で、必ず落ち込むことがあります。
それを全て鬱と判断すれば行き過ぎになりますが、全て気持ちの問題でなんとかなるというわけではありません。
うつ病状態にある患者さんは、自分を奮い立たせることがとても難しく、周囲のサポートが必ず必要になるのです。
別な悩みがいっぱいすぎて何も考えられない、または何も考えたくない、したくない、無気力倦怠感などが続くと、心が悲鳴を上げます。
そんな時は、心療内科や精神科を受診しましょう。
カウンセリングを行い、場合によっては抗うつ剤を処方されます。
お仕事を続けるのが難しくなれば、うつ病は傷病手当の対象になりますので、休職し治療に専念していきましょう。
家族の同意や理解を得るために、一緒に病院へ行ってもらい、医師の話を聞くと良いと思います。
統合失調症
よく名前は聞きますが、実際どんな病気かわからないのがこの統合失調症だと思います。
ざっくり言えば、本来聞こえる事のない声が聞こえたり、気になったりして仕方なくなります。
重症化した症状は有名ではありますが、例えば、ストーカー被害に遭っている、実在しない家族(友人)が自分に意地悪をしてくる、暗殺者に狙われていて部屋で殺されかけたなど、耳を疑うような症状もインターネットに書かれているので、そのくらい酷く無いと自分は違うだろうと思いがちでしょう。
しかし、初期の段階としては決して珍しいものでは無い症状もあります。
例えば
- 過去が鮮明に思い出され、浮かんでくる。
- 周囲が自分について話していると思う。
- 体が浮いているようにふわふわする。
- 意識とは無関係な考えが浮かんできて頭がいっぱいになる。
- 周囲の人の話が異国語のように聞こえ、理解できない。
などがあります。
これらの事が重なると、思考もうまくまとまらなくなり、理解するのも困難になります。
このような、原因はいまいちわからないけどなんとなく辛い症状は統合失調症の初期の症状としてよくあります。
気になることがあれば、精神科や心療内科を受診しましょう。
「なんとなく辛い、なんとなく不安」は、まずは医師に相談を!
精神的な病気の場合、強い痛みなどはっきりとした症状が無いだけに、なんとなく、という症状が鍵になることもあります。
なんとなく辛いは、心の悲鳴である時もあります。
気軽に精神科、心療内科を受診し、診断を受けましょう。