宝くじ。夢を宝くじに託して毎週買っている人や、年末に買っている人がいるのではないでしょうか。
しかし、宝くじはあまりにも当たらないものです。ここまで当たらないと、どうしてもインチキなのではないかと疑ってしまうものですよね。
この記事では、宝くじが何故当たらないのかを考えていきたいと思います。
当たらない理由や仕組みはどうなっているのか、宝くじに興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
目次
そもそも、宝くじは還元率がかなり低い
さて、宝くじは還元率がかなり低い「ギャンブル」です。宝くじとギャンブルは違うだろうという意見もあるかもしれませんが、お金を払って結果的にお金が増えるかどうかというものですので、ギャンブルの範疇とここでは考えています。
還元率は、要するにお金を払った金額と戻ってくる金額で、どのくらい戻ってきている計算になるのかというもの。宝くじは、45%程度と言われています。
10万円支払って4万5千円返ってくるという計算でですが、ほとんどの人には雀の涙ほどの金額しか戻ってきません。
パチンコはまったく儲からないギャンブルと言われていますが、実は還元率は90%近く、宝くじに比べればかなりまとも。競馬でも70%以上は返ってきますし、宝くじはクリーンなイメージがあるだけで、恐ろしく難易度の高いギャンブルです。
当選確率が低く、ほとんどの人が儲からない
宝くじは、当選率が恐ろしく低いものです。確かに1等は1億や6億などと言われていますが、これが当たるのはせいぜい数人~数十人程度。日本中の人間が宝くじを買うわけですので、当たるのはほぼ無理です。
ほとんどの人は、何十枚も購入してせいぜい数百円~数千円が返ってくる程度。なかなか厳しいですよね。
宝くじは、買う以外の行動ができない
宝くじのギャンブルの特徴は、「番号を選んで買う」くらいしか自分での行動ができないこと。これもまた、非常に難易度が高いことの象徴です。
宝くじ以外のギャンブルだとどうでしょうか。例えば競馬なら、もちろん最終的な結果は誰にもわかりませんが、パドックを見たりこれまでのレースの状況を調べたりして、ある程度自分で予想をすることができますよね。
パチンコも、台の上にあるメーターを見て、この台が当たるかどうかをある程度ですが、自分で予想することができます。
宝くじは、番号の予想が完全に勘です。これはむしろ敷居が高いギャンブルと言えるのではないでしょうか。
宝くじは税金
宝くじは、税金です。宝くじの収入は国に使われます。宝くじが売れれば売れるほど、国は儲かっていくのです。
例えば東京都の都庁は、宝くじで得た収入によって新しく建て直されたと言われています。全てが宝くじかはわかりませんが、大きな建物が建てられるほどに宝くじは胴元が儲かっていると思うと、ちょっと恐ろしくなりませんか?
ギャンブルなんて全てそういうものと言ってしまえばそれまでですが、これもまた当たらない説に拍車をかけていますね。
当たらなければ当たらないほど、国が儲かっていく。つまり、テレビなどで当たる雰囲気を醸し出してドンドン買わせつつ、結果的に当たらないのが、国としてはベストでしょう。
よくある当選者の話は、購入者を騙しにかかっているだけ
宝くじでは、本屋テレビで当選者の話が語られることがありますよね。そしてそれは、ごく普通の一般人だった自分がまさかの1等!というような内容です。
この話を聞くと、自分もこうなりたいと思いますし、さらにもしかしたらいつかこんな日が来るのではないかとも思ってしまいますよね。
しかし、これこそが宝くじが当たらない仕組みです。この映像を見れば、たくさんの人が宝くじを買います。
増えれば増えるほど当たりませんし、宝くじの大元は儲かっていく。つまり罠なんですね。
これもまた、宝くじのからくりです。気をつけましょう。
当たっているのは関係者なの?
最後に、宝くじは全部八百長で、当たっているとされるのもすべて関係者という説がありますが、これについて考えていきたいと思います。
おそらくですが、この点に関しては嘘はありません。テレビ番組などでも、本当に当たった人に取材をしているのは間違いないとみて良いでしょう。実際に毎年たくさんの(全体から見ればわずかですが)当選者は増えていっています。
ただし、これらの話が本当だからと言って宝くじが当たる確率が上がるわけではないことに気をつけてください。
むしろ本当でありリアリティがあるからこそ、当たるように見せかけている罠なのです。
宝くじには、当たることはほぼありません。買わなければ当たらないのが宝くじですが、パチンコや競馬をしたほうが、当たる確率自体は上です。
パチンコで十数万程度儲ける夢を見た方が、宝くじで1億を当てるよりも成功率は全然上。とはいえやっぱり、1億円の方がありがたいですね。