子供の頃を思い出してください。記憶があまり残っていない方も多いのではないでしょうか。
せっかく何十年も生きてきたのに、忘れてしまったことばかりだとなんだかもったいない気分になりますよね。
しかし、小さい頃の記憶がなくなってしまうのは誰にでもあることです。
それではなぜ、小さい頃の記憶はなくなってしまうのでしょうか。
この記事では、小さい頃の記憶がない理由を考察していきます。
なぜ自分には小さい頃の記憶がないのか、理由が気になる方はご覧ください。
目次
幼い頃の記憶は、勝手になくなったり変化したりしていく
まず第一にですが、幼い頃の記憶は勝手になくなっていくものです。
これはなぜかというと、本当に小さい頃はまだ感情が豊かでなかったり、記憶がしっかり筋道のようになっていなかったりするためです。
昔の記憶についてその時間を共有していた親や親戚に話すと、実際の事実とだいぶ異なっていたことがありませんか?
このように、記憶は自分に都合の良いように改ざんされて記憶されることもあります。
記憶があったとしても正確かは怪しいですし、記憶自体も勝手に消えて言ってしまうのが幼少期です。
ちょっと寂しいですね。
よほど嫌なことがあったため、全部忘れてしまった
記憶がなくなる理由として考えられるのが、よほど嫌なことがあったため思い出すことを脳が拒否していることでしょう。
人生において人は、嫌なことがあるとそれを無意識のうちに忘れようとしてしまうものです。
思い出したい記憶の近辺になにか思い出してはいけない記憶が眠っている可能性があります。
もしも思い出してしまったら、今の生活がひっくり返ってしまう可能性もありますよ。
忘れていた方が幸せなことも、世の中にはたくさんあります。
この場合、そっとしておいて方が良いかもしれませんね。
ふとしたタイミングで記憶がよみがえる可能性がありますが、おそらくよみがえったところで思い出さなきゃ良かったと後悔してしまうでしょう。
それよりも後に楽しいことがたくさんあったため、上書きされている
記憶は上書きされていくものです。
今の生活がとても楽しいため、すでに済んでしまった昔の記憶はどんどん今の面白いことで上書きされていっている可能性もありますね。
昔の記憶がないのは残念でも、理由がこれならそれほど悲しくはならないでしょう。
人生において大事なのは、すでに終わってしまった昔よりも現在やこれからの未来です。
むしろどんどん、これから起こる楽しいことでこれまでの記憶を上書きしていきたいものですね。
習い事などで忙しく、突出した楽しい出来事がなかった
小さい頃の記憶がない理由として、それほど突出して面白いことが起こらなかったことが挙げられます。
例えば毎日塾や水泳、剣道などの習いごとをしていたために友達と楽しく遊んだ経験があまりなかったりすると、毎日同じことの繰り返しであまり記憶に残りませんよね。
それなりに楽しかったとしても、毎日同じように机に向かって授業を受けていた記憶はどこを切り取っても代わり映えしないので、どうしても消えやすいですね。
今はまだ残っていても、中学や高校、大学のようなある程度大きくなってからの記憶も同じように消えていくことでしょう。
人生において節目節目に楽しいことがあると、少なくともそのときのことは覚えていられます。
なにもなければ、ごっそりとそのときの記憶は抜け落ちてしまうでしょう。
子供の頃と大人では考え方が変わるので、現実味のない記憶は見間違いなどとして消してしまう
小さい頃の記憶が抜け落ちてしまう理由として考えられるのは、現実味がないことです。
大人になった今考えるとこんなこと起こるわけないと思ってしまうため、結果的にそのまま「そんな事実はなかった」として忘却の彼方へと葬り去ってしまうのではないでしょうか。
ただしあまりにも突拍子もない記憶や子供の頃見た夢の記憶だと、覚えている場合もあるでしょう。
現実で起こったことならその記憶の真実に迫ってみても良いですし、そのままそっとしておくのも良いですね。
頭を打った時に記憶が抜け落ちた?
漫画などでは頭を打つと記憶喪失になる展開がよくありますが、あれは実際に現実でも起こりうるものです。
もしかしたらですが、頭を打った際に昔の記憶がごっそり抜け落ちてしまった可能性もありますね。
なにかきっかけがあれば、思い出せるかもしれません。
楽しい日々だったが、楽しかった事実以外を忘れてしまった
実際とても楽しい日々を過ごしてはいたものの、時間の経過によって楽しかったという大きなくくりでの記憶以外が消えてしまったことも考えられますね。
なぜ日々が楽しかったのかを思い出すように努力していくと、もしかしたら記憶の扉が開いて少し当時のことを思い出せるかもしれません。
当時と同じ場所に行ってみるなどすれば、記憶を取り戻しやすいですよ。