世の中には、ふてぶてしいという言葉がありますよね。
ふてぶてしいはなんとなくこんな人に対して使う言葉であるとまでは理解できても、こういう意味ですと説明しづらい言葉ですよね。
そこでこの記事では、ふてぶてしいについて具体例や対義語などを説明し、徹底的に解説していきたいと思います。
「ふてぶてしい」に詳しくなりたい人は、チェックしてみてくださいね。
目次
ふてぶてしいとは、開き直っているという意味
ふてぶてしいという言葉が使われる場面はいろいろありますが、本来ならもっと怖気付いてしまうような場面においてもありのままの自分を出していけることふてぶてしいと言いますね。
普通の人とは神経が異なっているために、周りの人たちは感心したり呆れかえってしまったり、場合によっては恐れをなしてしまうこともあります。
ふてぶてしい人物は、油断なりません。
ふてぶてしい人物の特徴は、次項でより詳しく解説します。
ふてぶてしい男の特徴
さて、ふてぶてしい男の特徴を解説していきましょう。
ふてぶてしい男がどんな人物かは、簡単に説明できますよ。
映画でありがちなシチュエーションです。例えば四方を敵に囲まれてしまった場面。
周りの敵は皆銃を持っているのに、そのふてぶてしい男は意に介さず「そういえばドアの鍵はちゃんと閉めてきたかな…」などくだらないことをいってきます。
敵は「こいつこの状況で何言ってやがるんだ」などと返すわけですが、そこですかさず攻撃して脱出するわけです。
似たような場面としては、西部劇で見知らぬ街の酒場に突然現れた男が街のゴロツキやチンピラと似たようなやりとりをするパターンもありますね。
ふてぶてしいの類語
続いて、ふてぶてしいの類語を紹介します。
図太い
図太い神経を持っていると評される人は、要するにふてぶてしい人物ですね。
堂々としている以上に、何を考えているのかわからなかったり、ピンチになっても全然余裕そうだったりするのが図太い人物です。
開き直る
本来ならもっと焦るべき場面で開き直っているのがふてぶてしい人物というわけで、「開き直る」もふてぶてしいの類語として当てはめられるでしょう。
大胆不敵
大胆不敵とは、度胸があって恐怖を知らないタイプの人のことを言いますね。
つまりふてぶてしい人物は、四字熟語で表せば大胆不敵です。
大胆不敵な人物になりたいものですね。
ふてぶてしいの対義語
続いて、ふてぶてしいの対義語をチェックしていきましょう。
対義語を知れば、ふてぶてしいという言葉を使うのにあっているタイミングがわかりやすくなりますよね。
しおらしい
ふてぶてしくない人物は危険にあったら従順になってしまうということで、しおらしいはふてぶてしいの対義語として当てはめられますね。
しおらしい人物だとあまりいざという時に頼りにならなさそうです。
遠慮がち
ふてぶてしい人物は、かなり余裕があってさらに人に対して遠慮をしません。
遠慮がちな人間というのもまた、ふてぶてしいの反対に位置するのではないでしょうか。
ふてぶてしいはこう使う!
ここからは、ふてぶてしいの使い方の具体例を紹介します。
ふてぶてしいはどんな時に使うべきか、気になる方はチェックしてみてくださいね。
食い逃げで捕まってなお取り調べ中にカツ丼を頼むとはふてぶてしい奴だな
食い逃げをして捕まってしまったという危機的状況なのに取り調べをしているこちら側の考えなど意に介さず、さらに食べ物を求めてくるとはあまりにも自分の置かれた状況を分かっていないように思えますよね。
その態度がやたらに堂々としていると、これはふてぶてしい人物だと思うでしょう。
小学校の頃から、あいつはいつもふてぶてしい態度をとっている
どんな時でも動揺せず、余裕を見せている知り合い。
なぜここまで堂々とできているのか、全くわからないわけです。
どこからその余裕が生まれるのか気になる、そんなちょっと怖いレベルにまで達している人物に対して、ふてぶてしいという言葉を当てはめます。
実にふてぶてしい面構えだが、心の中ではいつも怯えているのだ
いつも余裕を見せている、ふてぶてしい人物だと思いきや、その心の中は全く違っていたというパターンです。
ふてぶてしい人物は、顔がそう見えるだけで実際はふてぶてしくないことだって普通にあります。
ふてぶてしい人物ほど、むしろ本当は臆病だったりするものなんですよ。
ふてぶてしいは英語でこういう言葉になる
最後に、ふてぶてしいの英語表現を解説します。
ふてぶてしいは、英語でいくつかの表現方法があります。
例えばbrazenですね。これは厚かましいという意味です。
やたらに横柄な態度をどんな時にもとってくるタイプの迷惑なふてぶてしさなら、この英語を使いましょう。
shamelessは、恥知らずの、図々しいという意味です。こちらもふてぶてしいを表す言葉ですね。
英語でふてぶてしいを表現すると、油断ならない雰囲気がちょっと薄れます。
日本語の難しさがわかる言葉ですね。