国内、海外を問わず楽しい旅の遠出、飛行機の利用は非日常をさらに高めてくれて、小さなお子様であればそれだけで楽しい時間になりますよね。
大人の方でもターミナルから飛行機を見続けるのが楽しい!写真をたくさん撮った!と観光地に赴く前からデジカメのメモリーを圧迫してしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな楽しい旅行、飛行機への搭乗、でもその飛行機の搭乗で突然の腹痛や下痢、吐き気など急な体調不良に見舞われることも……。
折角の楽しい旅行何故そうなってしまうのか、原因を追究し、取れる対策は事前に取れるようにしましょう!
体調不良の原因、それは気圧の変化
人間は身体の60%以上が水分で出来ているというのは半ば常識的なことですが、やわらかい素材で出来ている以上外部の環境変化に必ず反応し、極端に敏感な人は体調を崩しやすくなるという状況が発生します。
飛行機は地上から焼く33000フィート、メートルにして焼く1万Kmのはるか彼方を飛行します。
なぜそんな高高度で飛行するのかといえば、機体の空気抵抗やンジンの推進力の兼ね合いを考えた際最も効率的な高度が上空1万kmであり、高すぎても低すぎてもいけないのだそうです。
当然ながらその高高度に人間が順応する、ということは段階を踏んで少しずつでなければ危険であり、日常的な生活においては適応する事自体が不要な環境です。
飛行機はその環境に一気に人間を連れて行くため、構造的には人体に影響がないように、安全を第一に考えて設計されていますが、中には環境の変化に敏感で直ぐに影響を受けてしまう人もいます。
そういった人が、飛行機での体調不良や、突然の腹痛・下痢、嘔吐などの辛い経験を強いられてしまうのです。
安心していただきたいのはそれが病気なのでなく、あくまで体質であったり、何か異常があるから感じやすい、というわけではないということです。
病気ではないのですが、旅行毎に飛行機が憂鬱になる、というのはちょっと悲しいですよね。
飛行機を楽しむために、個別対策の充実を
軽度なものは対策を打つことが可能ですが、あまりにも酷い状態、たとえば以前飛行機内で「お客様にお医者様はいらっしゃいませんか」というドラマのような台詞を自分が原因で聞いてしまった人は病院にかかり、これこれこういう理由でとシッカリ相談してきましょう。
体質的なこととはいえ分かりきっていて楽天的に飛行機に乗り体調が芳しくなくなっても自己責任としか言いようがありません。
とれる対策、準備をとらずに気持ち悪くなるのは自分の責任なので、まわりに迷惑をかけるなど言語道断です。
分かっているのなら必ずお医者様にかかって自分の状況を把握しましょう。
軽度な症状の対策として、吐き気や嘔吐、下痢や腹痛などは典型的な飛行機酔いの症状なので酔い止めを用意しましょう。
錠剤タイプよりドリンクタイプのものの方がよいという意見もありますが、何度か使用して、なおかつ効き目があった薬を服用することにしましょう。
酔い対策として効果的なのは「酔う」感覚を身体に馴染ませないこと、外部的な影響から自分の感覚を断つことです。
視覚はアイマスクなどでおおい、聴覚はヘッドホンなどで遮ってみることで意外と気持ちが落ち着いてしまうこともあります。
また、気持ち悪くなったらどうしよう、お腹が痛くなったらどうしよう、と考え込むのも乗り物酔いには禁物の思考です。
なによりも楽しいことを楽しく考えることで対策になる場合もありますので搭乗まえから、自分は絶対大丈夫!と暗示をかける勢いで心を強く持つのも良いでしょう。
それでも気持ちが悪い…どうしよう……
万全の対策をしていても気持ちが悪くなることはあります。
きちんと対策したのにもかかわらず症状が起こってしまうことは仕方のないことです、あなたのせいではありません。
あまり思いつめて更に気持ち悪くなってしまうほうが厄介なので辛くなったら無理せずキャビンアテンダントさんをお呼びしましょう。
キャビンアテンダントさんは機内接客のプロ、お客さんのあらゆる状態を想定してスムーズに対応してくれます。
吐き気が嘔吐感がある場合は座席をゆっくり倒し、深く深呼吸をしましょう。
冷たい水でうがいなどをし、冷たいタオルを額に当てるなどして感覚をリフレッシュし、衣類を緩めて全体的にリラックスするように努めてください。
おなかが張ったり、腹痛が起きてしまった場合は我慢せずトイレへいきましょう。
衣服の押さえつけやベルトなどの締め付けを緩め、下腹部を温めるなど地上と同じ腹痛への処理をしてあげてください。
症状を伝えれば、キャビンアテンダントが適切な対応をし、必要なモノをそろえてくれることもあります。
無理せず、我慢せず、恥ずかしがらず、助けを求めましょう。
我慢したばかりに旅行全てがキャンセル!なんて事態がないよう、見栄を張るべきでないところでは素直にしたがいましょう。