近頃のペットの流通はさまざまな種に及び、多種多様な家族を迎え入れる人々が増えてきました。
中でも珍しいのは猛禽類や爬虫類、一般的に知れている犬猫、ハムスターなどを飼うよりもちょっとハードル高めかも?でも気になる~と言った動物達。
今回、ご案内するのは益虫としてもご利益あるクモ。
そのクモの中でも様々な種が折り、つややかで美しいとされるタランチュラ。
え?タランチュラって危険な生き物じゃないの……?と思われた方、興味のベクトルは最初が恐怖であれなんであれかまいません。
まずは知ってみてから、素敵だな、と思ったときにこのお話が役に立てば幸いです。
実は簡単!安全!タランチュラの飼い方
一般的にタランチュラに属する種のクモを室内で買うにいたって必要なことを述べてゆきましょう。
必要な環境
- ケージ
- 床材
- 餌・水
- 保温器具
たったこれだけです、え?って思いますよね。
意外も意外、タランチュラは結構簡単な環境で飼えるのです。
無論、国からの特別な許可や、自治体への申請も不要。
法律上の制限は一切ありません。
未成年が飼育する際には保護者の同意が必要となってくるだけです。
飼育環境は25度程度の適温で維持するだけで、部屋の片隅に用意したケージがあればそれでもうオールオッケー、準備万端いつでもタランチュラが飼えます。
タランチュラは『殺人毒蜘蛛』としての有名すぎる知名度がありますが、実際人を殺すほどの毒をもつものは稀で、初心者にも扱いやすい種になればその毒性は殆どありません。
加えて本来は温厚な性格であり、敵愾心も低く、こちらから痛めつけない限り攻撃をするような生き物ではありません。
動きはすばやく、脱走に注意することが最大の注意事項です。
誤った認識ではあれ、タランチュラは『人に害』だと多くの人が認識しています。
ですので、脱走先でタランチュラを見つけられた!などと言う事態になれば勿論大騒ぎです。
一躍ニュースになってしまう可能性もあり、全国のタランチュラオーナーさんに顔向けできない風評被害を生み出す危険性もありますので、脱走だけは絶対にさせないように努めましょう。
タランチュラは何を食べるの?
餌用のコオロギがペットショップなどで売られていますので、繁殖させるのが良いでしょう
野外採取や屋内で採取した生餌は農薬や毒餌の汚染が考えられるので、きちんとした餌を食べさせてあげないと危険です。
室内のゴキブリや見かけた虫を採取して食べさせるのはやめたほうが良いでしょう。
何処で購入できる?種類とお値段
オススメは専門店ですが昨今ではペットショップでの流通もありますので、まずはお近くのペットショップに相談してみましょう。
ペットショップにない場合は近隣の専門店を訪ね運命を見つけましょう。
タランチュラに限らず国内の多くのクモは人工繁殖させたもので、捕獲されたものは滅多にいません。
殆どの場合、ベビーでの購入になりそこから育てあげるのが一般的でしょう。
お値段は数百円から数万円、時には数十万円の値段が付くものも存在しますが、値段と成虫の美しさが必ずしもイコールで繋がることはありません。
値段もそこそこで見た目が最高に美しい!と思えるクモが居るのもタランチュラの魅力の一つでしょう。
ペットとしてもっとも数多く流通しているタランチュラの種は「ローズヘアータランチュラ」が有名です。
タランチュラ入門として親しまれている種です。
オスは寿命が短いので飼育されているのは殆どがメスになります。
もう一つ初心者にオススメの種は「メキシカンレッドレッグレッグスパン」。
タランチュラといえば、これ!といわれるほどポピュラーな種で毒性も弱く初心者向きといわれています。
準備は万端?他の資料でもタランチュラについて学ぼう
タランチュラの世界は、その生態や飼育方法についてカラー入り写真で解説した図鑑です。
和名から学名、分布、体重、気性の荒さや毒性などの飼育難易度も掲載されており、1冊であらゆることに対応できる本です。
タランチュラに興味を持ち始めたら、まずは本から購入し、自分にも大丈夫だと思えたら是非購入に専門店へ足を運んで見ましょう!