小料理屋などへ行くと小鉢に入ったつきだしをよくいただきますね。
お新香や卵焼き、酢の物や時にはチンマリお刺身がでることもあり、お店に入ると何が出てくるのか楽しみになります。
そんななかで良く見かけるのがザーサイ。
ピリリと辛く、塩味の聞いたお漬物みたいな……とにかく!おいしい!美味しいけれど、ザーサイって何料理?
いつの間にか見かけるようになり当たり前に浸透しましたが、いざ言われてみると…??
分からないことは徹底解析してまいりましょう!
ザーサイは中国のお漬物
そして、料理名として浸透していますが、正しくは植物の名称であり、カラシナの変種として茎の部分が大きく肥大したものをザーサイと呼んでいます。
日本では茨城県つくば市や神奈川県三浦市が産地として有名です。
味はサッパリとして苦味があり、脂っこい料理のお供などとしてオススメです。
ヘルシー健康食?ザーサイのカロリーと栄養
ザーサイのカロリーは100gあたり22.9kcal、普段カロリーに気を使っている人からすれば驚きの低さであり、驚きのヘルシーさですね。
無論塩分は使用されていますし、味付けに辛味調味料なども使用しているのでレシピによって前後しますが、それにしても100gあたり30kcal行くか行かないか、と言うのはダイエットに優しい食品です。
栄養価の面としては不足しがちなナトリウムやカリウム、ビタミンKが主に成り、何よりもお野菜ですから食物繊維の摂取にも向いています。
食物性たんぱく質も多いほうで、糖質は限りなくゼロに近い。
低カロリーダイエットの一品として考えるには相応しいメニューであるかもしれません。
うれしいプラスアルファ、ザーサイの効能と効果
ザーサイのうれしい効果としては肥満を抑える働きがあるとされます。
また、味覚の働きを保つよう改善してくれたり、貧血や便秘の改善にも効果が高いとされます。
付け加えて美肌効果も期待できるとあれば、至れり尽くせり中国4千年の歴史に思わず感謝したくなる素晴らしいメニューです。
理由としては食物繊維やマンガン、亜鉛、鉄などミネラル分が豊富であること辛味成分が加えられていることによる脂肪燃焼効果、食物繊維による腸内善玉菌繁殖活性化の誘導など多岐にわたります。
ただし、豊富な効果があるからといってザーサイばかり食べる生活をすれば栄養は偏り、本来の効果を得る妨げとなります。
何事もとりすぎ、食べすぎは身体の毒であり、1つの食材、1つのメニューにのみ頼って生活するのは身体にとって危険な状態を生みます。
自分の身体と生活スタイルにあわせて取り込むようにしましょう。
簡単クッキング!ザーサイの作り方
ザーサイはお野菜の名称だと言うのは前述しましたが、一般的にザーサイとして売られている市販品は既に漬け込まれたものであり味も均一化されています。
自宅で自分好みのザーサイを漬けたい!と言う場合は様々な味を楽しむことが出来るでしょう。
まずはザーサイ、お野菜のほうですね、ザーサイを買ってきて茎の太い部分と細い部分とで切り分けます。
根元の硬い皮や枝の付け根などは取り除いてしまい、そのまま天日干しへ。
2日ほど天日干ししたあと、7%の塩水を袋に入れ、空気に触れないようザーサイを塩分に漬けます。
仮漬けと言う作業になり、空気に触れないように気をつけるのは空気に触れているとそこからカビが発生するからです。
その仮漬けを10日放置のあとに塩を5%追加、更に10日後に5%を追加して待ちます。
お漬物ですから長く漬ければ漬けるだけ美味しくなります。
最後に塩を足してから10日後、その塩水に香辛料を混ぜ加えて本漬けにうつります。
加える香辛料は刻んだタカノツメやショウガ、シナモン、八角、山椒、パプリカ、砂糖など。
瓶詰めなどに移し変えて、ここから1年間寝かせます。
経過としてザーサイは半透明から黒っぽい色へ変色してゆきます。
手順さえシッカリしていればカビることもありませんし、きっちり美味しいザーサイ漬けになりますよ!
そのまま食べるのは勿論、手を加えて料理のレパートリーを増やすのも良いでしょう!