子供の頃、自宅の壁に向かって倒立をした事はありませんか?
最近ではドラマで、女優がアイディアを振り絞るきっかけの動作として倒立をしていましたが、久々に倒立を見た気がしましたし、何か新鮮に見えたのでした。
実際にアイディアが浮かぶかはわかりませんが、ちょっとした気分転換や精神統一?に、また筋力アップに倒立を取り入れてみるのもいいかも。
今回は倒立のやり方やポイントをご紹介します。
倒立の練習・壁を使って①
まずは誰でも一度は経験があると思いますが、壁を補助に使い倒立してみましょう。
これなら自宅でも気軽に練習できますね。
壁にお尻を向けて倒立をしますが、はじめは怖さからなかなか壁まで足が届かないと思いますが、徐々にでいいので、慣れてきたら勢いをつけて壁に足を当てましょう。
壁に足が届くようになったら、そのままの状態で何分耐えられるか測ってみます。
はじめは10秒程度かもしれませんが、少しずつ時間を伸ばし1分、2分と続けられるよう頑張ってみてください。
手は肩幅くらいの広さで平行につきます。
手のひら全体にフラットに体重を乗せるのではなく、指の第二関節は気持ち緩めて手のひらの下の方に重心を乗せるイメージで。
前に倒れそうになったら指先に力を入れます(詳しくはのちほど)。
はじめは難しいかもしれませんので、慣れてきたら手のひらにも意識を向けてみましょう。
倒立の練習・壁を使って②
壁を使って①の練習法がだいぶ慣れてきたら、指先に力を入れる事、目線など意識してみましょう。
指先に力を入れる
壁を使った倒立をしながら、指先(全部の指の第一関節あたり)に力を入れてみてください。
床に力強く押し込むと、壁についた足が壁から離れて戻ると思いますが、その感覚がわかりますか?
この動きが倒立のバランスを取る上で重要になってきますので、力の入れ加減と足の動きの関連性を自分の体で探ってみてください。
そうする事により体が前に倒れにくくなりますので、体が前に倒れそうな時は指先に力を入れてみましょう。
ただし思いっきり力を入れると体が戻りすぎてしまいますので、力加減をご自身の感覚でいろいろ試してみてください。
目線を意識
目線は手と手の間に置きます。
手と手の間に目線がいかない時は、倒立のバランスが狂っています。
そうならないよう、手と手の間をしっかり見つめられる位置で倒立をするよう心がけましょう。
それが一直線の美しい倒立への近道です。
倒立の練習・自立
壁で数分倒立ができるようになったら、いよいよ壁を使わず自立で倒立をしてみます。
はじめは倒れてもいいように、マットや布団などを前に敷くといいですね。
まずは壁で倒立していたのと同じ要領で足を蹴り上げます。
肘を伸ばしお尻にも力を込め(お尻の穴を締める)、全身も締めます。
そして体が反らないよう一直線に…背伸びをするように、足先を真上に伸ばし力を込めます。
自立では全身に力を入れる事が重要になりますので、頑張って力を入れてみましょう。
とはいえ、はじめからスムーズには難しいと思いますので、
- 足で地面を蹴る
- 背伸びをする感じで体を伸ばし、全身に力を入れる
- 目線は地面についた手と手の間
- 前に倒れそうになったら指に力を込める
という事を意識しながら行ってみてください。
「一直線」がなかなか難しいのですが、体が反ってしまうと余計な力が入り長く倒立できませんし、見た目も美しくありません。
体が反らないように、頭もあまり出すぎず一直線に倒立できるのが理想です。
すぐにはマスターできないかもしれせんが、できるようになれば無駄な力を入れずに倒立できますし、数メートル倒立歩行も可能になります。
是非じっくり練習してマスターしてみてくださいね。