バファリンの半分は優しさでできている……と言うのは、じゃあ、もう半分は何でできているの?100%体に効く薬じゃないの?とちょっと考えてしまった人は少なくないんじゃありませんか?
一応もなにも、紛れもない医薬品として家庭になじみのある商品、その成分がどのようなものか気になりますよね。
一般に多く出回っているものはいつかお世話になる確率が高いということ。
使わざる得なくなった状況が発生したとき中身をよく知らない薬よりは少しでも知っていたほうが安心して使えるものです。
バファリンについてご案内してまいりましょう!
バファリンは解熱鎮痛薬
あのキャッチフレーズはお腹や身体に、ひいては人にやさしい成分を配合させています、という意味です。
主成分はアセチルサリチル酸いわゆるアスピリン、そもそもバファリンそのものの一般名がアスピリンであるというのは結構有名な認識ではないでしょうか。
ほかにはイブプロフェン、アセトアミノフェンなど各パッケージごとに細かくは異なりますが、解熱、鎮痛に特化した成分が主成分とされています。
鎮痛剤なので様々な痛み、頭痛や胃痛、腹痛に肩こりや腰痛、歯の痛みまでマルチにカバーする優れた薬です。
女性特有の生理痛の痛みにも配慮し、専用のパッケージ品も存在します。
またイブプロフェンが配合されていますので、発熱をメインとする風邪にも効果を発揮します。
とは言え万能薬ではないのでクシャミや喉の痛み、鼻水といった風邪すべての主症状をカバーできるわけではないので頼りすぎも禁物です。
バファリンの仕組みと作用原理
人間にとって痛みを感じとるシグナルは生きていく上に必要不可欠な感覚です。
痛みがあるからこそ体に無理をさせず、ケガの予防や死に至る危険を回避する反射が取れます。
そのため痛みが強くなりすぎると認識しやすい症状で発生し、生活するうえで支障がます。
頭痛や生理痛などすべての痛みが人体のアラートを警告するシグナルであり、痛みを発生させる物質が活発になります。
バファリン、アスピリンはその痛み物質を阻害、抑制し、薬として働いて痛みを緩和させます。
方法としては痛みを発生させる物質の反応を阻害し、痛みとして感じる状況にならないようにします。
聞くだに体にはあまりよろしくない状況では?と思われた方は正解です。
本来身体の警告として発生する痛みは絶対安静で療養に努めるなら抑制したり緩和することは身体の負担を差し引いて考えればとても良いことでしょう。
ですが、まだ動くために、や、どうしても動く必要があるから、と鎮痛剤の接種を過剰に行うのは褒められません。
いずれは鎮痛剤に慣れてしまい効かなくなってしまう危険性をはらんでいますので、利用の際は用法容量を正しく理解・認識したうえで使うように心がけましょう。