今日の昼食はパスタ。パルメザンチーズはたくさんかけて食べるのが美味しいですよね。
しかし、冷蔵庫から取り出して容器を振ってもなかなかパルメザンチーズが出てこない…。
どうやら中で塊になっているようですが、どう解消すれば良いのでしょうか。
目次
パルメザンチーズで塊ができてしまう理由は?
パルメザンチーズが塊になってしまう原因の多くは湿気、それと温度の変化です。
湿気を吸って、温度の変化に晒されると自然に固まる性質を持っています。
特に冷蔵庫での保存は、扉の開け閉め時に湿気が入ったり温度差が生じたりで固まってしまいがちです。
パルメザンチーズは使う場面が限られるため、冷蔵庫に長く眠っているなんてことはよくありますね。
しかし長期の冷蔵庫保存は固まりやすくなるだけでなく、色々と問題があるので要注意です。
塊になったパルメザンチーズの解消法と、正しい保存方法について知っておきましょう。
パルメザンチーズで塊ができてしまったときどうやって解消すればいい?
パルメザンチーズをいざ使おうとしたら塊になっていた、なんてことはよくあると思います。
また冷蔵庫の整理をしていたらいつ買ったかわからないパルメザンチーズを発見、なんてこともあり得ますね。
振っても叩いてもなかなか崩れないパルメザンチーズの塊…どのようにすればよいのでしょうか。
しばらく常温で置く
簡単なのは常温放置、室内にしばらく置いておけば元の粉状に戻ります。
季節や室温にもよりますが20~30分ほどが目安です。
早く戻したいからと日当たりの良いところに置くのは厳禁、直射日光はパルメザンチーズの大敵です。
とはいえ待っている間にも料理が冷めてしまうこともあります。
パルメザンチーズを使うつもりなら調理の前に一度確認しておきましょう。
調理の前に冷蔵庫から出しておけば、料理が食卓に並ぶときには程よく粉になっています。
料理に使う
そういえば、とパルメザンチーズを確認したら案の定塊になっていた…。
実は塊になるとチーズの脂肪分が流れ出てしまい、風味が落ちてしまうのです。
そんなときは調味料ではなく料理に使いましょう。
料理にかける印象が強いパルメザンチーズですが料理の具材としても優秀です。
簡単なものでは玉子焼き、塊を砕きほぐして溶き卵に混ぜて焼けばお手軽なチーズ風味玉子焼きの出来上がりです。
使い切れなかった塊は容器から取り出してジップロックやタッパーに保存しておきましょう。
パルメザンチーズの正しい保存方法は?
高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所に置くのがパルメザンチーズの保存方法です。
普段から常温で保存するのが最も推奨される方法なのですがご家庭によっては難しいことも…。
いくつか方法を紹介しますのでご家庭に合った保存方法を選びましょう。
湿気対策は万全に!
どこに置くのでも、必ず湿気が入らないように密閉された容器に入れましょう。
サランラップで包んだりジップロックに入れることで湿気を大きく遮断できます。
大きめのジップロックにお煎餅などに入っているシリカゲル(乾燥剤)と一緒に入れておけば完璧です。
家庭の冷暗所に保存
パルメザンチーズにとって大きな温度の変化も塊を作る原因になります。
温度の変化が一年を通じて少ない所を見つけてそこを選ぶようにしましょう。
流しの下などは湿気が多いので厳禁です。
冷蔵庫の野菜室に保存
一年中温度の変化が少ない場所として思い浮かぶのは、多くのご家庭では冷蔵庫でしょう。
その場合は上の湿気対策をしてから野菜室に入れましょう。
実は野菜室はパルメザンチーズを保存するのにも便利な場所なのです。
というのもパルメザンチーズは温度が低すぎても固まってしまいます。
しかし野菜室は冷蔵庫よりも少しだけ温度が高めに設定されています。
なので野菜室に保存しておくことでフレッシュなチーズの香りを楽しむことが出来ます。
冷凍庫はNG!
パルメザンチーズの保存場所として冷凍庫を選ぶご家庭もあるかもしれませんが、あまりオススメできません。
冷凍庫はチーズの保存方法に優秀なのですがパルメザンチーズだけは例外です。
というのもチーズを冷凍すると組織が崩れてしまい、食感や風味が格段に落ちるからです。
また解凍時に凍った水分が溶け出してベチャベチャになってしまうのも頂けません。
どれだけパスタが美味しくできてもチーズがそれでは美味しさも半減です。
冷凍保存は加熱調理が前提のチーズのみ行うようにし、パルメザンチーズでは避けましょう。
しかし既に塊になってしまい、加熱調理にしか使うつもりがない場合はこの限りではありません。
チーズを冷凍保存する際は「取り出して加熱調理に使うか」をしっかり考えておきましょう。
賞味期限、保存できる期間はどのくらい?
賞味の機会が少なく冷蔵庫で眠りっぱなしになっていることも多いパルメザンチーズ、賞味期限はどのくらいでしょうか。
商品によって多少の違いがあれど基本的には「1年」、物によってはもっと短い場合もあります。
詳しくは容器の裏側、「賞味期限」の表記を確認しましょう。
賞味期限内でも危ない?
賞味期限はあくまでも適切な保存方法の下で設定された期限です。
起源は過ぎていなくとも、湿気や温度の高いところに保存していた場合は要注意です。
特にカビは危険、一度見た目や匂いに異常がないか確認した方が良いでしょう。
もし見た目、匂いに異常があったら速やかに廃棄しましょう。
大丈夫だった場合でも保存方法を改めて、早めに使うようにした方が良いです。
賞味期限を過ぎていたら?
チーズは保存食だから、見た目や匂いは変わらない大丈夫だろう、と考える人もいます。
ですが基本的には廃棄で、どうしても使う場合は自己責任で行って下さい。
体調を崩しやすい小さなお子様には絶対に食べさせてはいけませんよ!
また「大量に残っていて捨てるのは勿体ない」という場合、見た目や匂いに異常がないことを確認した上で加熱調理するという方法があります。
スープに混ぜたり食パンの上に乗せてトーストにするなど、加熱調理の方法は意外と多いです。
消費しきれない場合は冷凍保存して、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
賞味期限が近いけど使う予定がない場合は?
基本的にはなるべく早く、賞味期限以内に消費した方が良いでしょう。
「粉チーズ レシピ」などで検索すれば色々な料理が出てくるのでレパートリーを増やすきっかけになるかも知れません。
すぐに使う機会がないけど捨てるのは勿体ない、という場合は小分けにして冷凍保存しておきましょう。
上述の通り、パルメザンチーズは冷凍保存には向きませんが加熱調理をする場合は別です。
料理やおつまみなど、加熱調理してもパルメザンチーズは美味しくいただけるんです。
パルメザンチーズが塊になってしまったときには常温でしばらく放置しましょう。
保存方法は温度・湿度が低く直射日光が当たらない場所に、湿気が入らないようにしましょう。
そして賞味期限をちゃんと確認して、できるだけ早く消費することを心掛けます。
この3つをしっかり意識すれば常にパルメザンチーズを美味しく食べられます。