なんだか舌に違和感がある。
そんなことはありませんか?
しかし、そもそも何科に行けばよいのかわからない、病院に行っても異常なしとして帰されてしまった、という事も多いようです。
しかし、症状は確かにあるので、気になる一方ですよね。
ピリピリとした痛みが続いたり、また、味覚がおかしくなったりと違和感の症状も様々かと思いますが、それにより、違った原因が考えられます。
今回は、そんな舌の違和感について調べてみました。
目次
味覚がおかしい
味覚がおかしいと、それが舌がおかしく感じられることもあります。
また、舌に原因がある場合もあります。
亜鉛不足
何を食べても、または、水など無味のものに苦みを感じるなどの症状として現われます。
これは、亜鉛が不足すると、舌の表面にある味蕾という組織の機能が低下するためです。
貝類など、亜鉛を多く含むものを積極的に摂ったり、またサプリメントなどを利用すると良いでしょう。
舌苔
舌の表面が白くなっていることがありますよね。
これは、舌苔と言って、食べ物のカスや舌の表面の古くなった細胞が剥がれることが原因です。
風邪などの病気が原因で、この舌苔が厚くなると味が感じにくくなったり、なんとなく舌が渇いたような違和感が現れることがあります。
病気が原因であれば、まずはその病気を治す事が大事です。
健康な状態で舌苔が気になる場合は、歯ブラシなどで無理に擦ると舌を傷つける危険がありますので、週に何回か専用のブラシなど軟らかいものでふき取るようにしましょう。
やりすぎは逆効果です。
舌炎、口内乾燥症
主に消化器科の異常や貧血は、口内に影響することが多いです。
他にも、口内炎を起こすこともあります。
同時に、味覚を伝える神経に異常が出てしまい、味覚をうまく感じられないこともあります。
口内炎や舌炎が異様にできやすい、口内に渇きを覚えることが多い場合は、一度、消化器科を受診して見るのも良いでしょう。
舌カンジタ
カンジタ菌による口腔感染症です。
偽膜性カンジタ症
舌など口内に白い苔が、斑点状、線状に多く見られるようになります。
痛みは感じませんが、白い苔を剥がすと、発赤やびらんが見られます。
放置すると広がります。
委縮性カンジタ症
苔は無く、粘膜が赤くなります。
義歯の下に発症する事が多く、触れたり、熱い物を飲んだりすると痛みを感じます。
命に関わるような重大なものでは無く、軽く違和感がある程度かもしれませんが、放って置くと悪化することも多いですので、気付いた時に口腔外科を受診しましょう。
舌痛症
見た目に異常が無いのに、舌の痛みが慢性的に続くことが特徴です。
しかし、この病気は、パッと見て異常が見られないため、病院を受診しても、異常なしで帰されてしまうことも多いようです。
原因ははっきりとは解明されておらず、心因性、神経痛、アレルギーなどさまざまな説があります。
以下のような症状が特徴です。
- ヒリヒリ、ピリピリとした火傷のような痛みや痺れ。
- 鏡で見ても、舌に見た目の異常が認められない。
- 食事中は痛みを感じず、何もしていない時に痛みだす。
- 歯の治療がきっかけで痛みが出てくることもある。
- 肩こりやめまいなど、自律神経系の症状を併発していることもある。
などの症状が見られます。
また、更年期の女性に多く見られるという特徴もあります。
舌痛症は治りにくい病気とも言われていて、様々な治療法があります。
最近では、坑うつ剤の投与で治ったという方もいるようです。
まずは、口腔外科を受診しましょう。
もし、異常なしで帰されてしまって、上の症状が当てはまるようでしたら、納得のいくまで別の病院へ行きましょう。
その違和感は痛み?味覚は平気?特徴をとらえてから病院へ
いかがでしたでしょうか?
舌の違和感と言っても様々が原因が考えられます。
最も当てはまるというものがあれば、早めに、病院へ行きましょう。
何かに行けば良いのか迷ったならば、口腔外科に行くのが良いと思います。