七夕は廃れつつある年中行事なのかもしれません。
子どもの頃、短冊に願い事を書いて笹の葉につるした経験がある人も多いでしょう。
もしも今、短冊を書くことがあるとしたら、どうしますか?
そのルールってちゃんと把握していますか?
ここでは短冊に関するマメ知識を紹介しますので、七夕飾りを作る際の参考にしてみてください。
七夕の短冊の書き方
七夕の短冊には色があるのをご存じでしょうか?
これは陰陽五行説から由来しているものであり、この陰陽五行説から七夕の短冊に5色の短冊が使われるようになったのです。
本来であれば
- 黒
- 赤
- 白
- 黄
- 青
となるのですが、日本では黒は縁起が悪い色として考えられているので、紫に置き換えられています。
色によって願いごとの種類も異なります。
- 紫 → 学業の向上
- 赤 → 祖先への感謝の気持ち
- 白 → 義務や決まりごとを守る
- 黄 → 人間関係を大切にする
- 青 → 徳を積む、人間力を高める
それぞれの願いの系統に合う短冊の色を選びましょう。
あと、書き方としては短冊には名前を書いたほうが良いです。
この点では絵馬と同じですね。
願い事を中央に大きく書き、その横に住所を名前を書くのがベストです。
住所も都道府県の後の区や市ぐらいまでで良いです。
お願いごとをしてはいけないことってあるの?
お願いごとを叶える書き方として、「~になりますように」「~できますように」と書くのではなく「~になる!」「~が出来る」と断定をすると良いです。
そうすることによって意思も現れるようになります。
また書いてはいけない願い事として、他人の不幸を願うことだったり、不吉だと思われることがあります。
これらはタブーですので、書いてはいけません。
願い事ですので、前向きな、ポジティブなものが良いです。
お願いごとがなかった場合には?
今の生活で十分、願ごとなんて1つもないという、充実した日々を送っている人もいるかもしれませんね。
願い事がない、だから短冊に書くことが出来ない、というのであれば、縁起の良い言葉を書いてみると良いです。
例えば
- 幸福招来(こうふくしょうらい)
- 無病息災(むびょうそくさい)
- 先客万来(せんきゃくばんらい)
など。
4文字熟語であれば、分かりやすいですし、大人な雰囲気を出すことも出来ます。
家族や親族のための願いでも良いと思います。
その際には「○○の・・・」という風に家族や親族との関係性を書くようにしましょう。
「子どもの・・・」「甥の・・・」「姪の・・・」などを付け足すと良いです。
七夕の由来も調べてみると面白いかもしれませんね。
子どもと一緒に短冊を書くイベントに参加をする、と言うことがあった場合、このようなマナーを知っておくと書きやすくなると思います。
七夕に関する記事はこちらです。合わせてご覧ください。