初めて車やバイクを入手して、気になることは燃料であるガソリンです。
ガソリンスタンドに行くと、レギュラー、ハイオク、軽油といった種類が売られています。
これらの違いはどのようなものなのか、わからないままにとりあえず自分の乗り物に入れられるものをなんとなく入れている場合は多いでしょう。
そこでこの記事では、特にハイオクとレギュラーの違いについて比較してみたいと思います。
目次
ハイオクの方がレギュラーよりも価格が高い
ハイオクのほうがレギュラーよりも高く売られているのを見たことがあると思います。全国的にそれは同じで、ハイオクはレギュラーよりも10円前後値段が高くなっています。
ガソリン自体の値段が徐々に上がっていっていますが、例えばレギュラーが140円ならばハイオクは150円程度となっています。
10円という価格差は大きく、特に年単位で考えるとかなりの差が生まれてしまいます。
そのため値段の高さという点では、ハイオクが不利となってしまいますね。
ハイオクを入れると燃費が良くなるということは特にない
ハイオクは燃費がレギュラーのガソリンよりも優れていると聞いたことがありますでしょうか。
例えばレギュラーを入れる車に値段の高いハイオクをあえて入れることによって燃費が良くなるということを聞いたことがある方はいらっしゃると思います。
なんと実際は、そのようなことはありません。レギュラー車にハイオクを入れても、特に燃費が良くなることはないのです。
とくにハイオクを入れたことでのデメリットもないため、実際に試したことがあるならばプラシーボ効果で燃費が良くなったように感じたことがあるかもしれません。
しかし、とくにメリットはありません。強いて言えば値段が上がるデメリットだけはあります。
ハイオク車にレギュラーのガソリンを入れると燃費が悪くなる
レギュラー車にハイオクのガソリンを入れることは問題はありませんが、ハイオク指定の車にレギュラーのガソリンを入れることは問題があります。
ハイオクで指定されている車にもしもレギュラーのガソリンを入れてしまうと、内部の機械がおかしくなってしまう可能性があるためです。
走れたとしても、燃費は悪くなってしまうので注意が必要です。ハイオクの車には、値段は張りますがやはりハイオクのガソリンを入れることが大事です。
レギュラーを入れて節約しようとすると、結果的に多く給油代がかかって損をしてしまうかもしれません。
ハイオクとレギュラーは混ぜても問題はないが、意味もない
レギュラーを入れている車に、ガソリンが少なくなった時にハイオクを入れても大丈夫かどうか気になるということはあるでしょう。
結論を言いますと、とくに問題はありません。
前述のとおりメリットはありませんが、例えば手元にハイオクの車があって、これに入れられるのは現在所有しているレギュラーのガソリンしかないからやむを得ず入れたいという時には使用しても大丈夫ですので、そのような状況に陥った時はこのことを思い出してください。
ハイオクが入っている車にレギュラーのガソリンを入れることも、同様に一応は可能です。
ハイオク車とレギュラー車は内部の構造が違う
大型車などのハイオク車では、出力を上げる必要があるためにエンジンの構造が違います。
このような車にレギュラーのガソリンを入れると、異常燃焼を起こしてしまいエンジンが「ノッキング」と呼ばれる症状を起こしてしまうことがあるのです。
ハイオクの「オク」は「オクタン」の略で、オクタンの数値(オクタン価)が高いのがハイオクのガソリンです。
ハイオクのガソリンならば、ハイオク車の出力の高いエンジンに対応しているため異常燃焼を起こしません。
ハイオク車とレギュラー車は見分けられる
車自体の見分けは付いても、レギュラーとハイオクの違いは見分けられないのではないかと思えますが、実際は見分けることが可能です。
ただし、給油口を開ける必要があります。
給油口に「P」と書かれている車は、基本的にハイオク車となっています。
「R」の場合は、レギュラー車です。
入っているガソリンを見て見分けることも可能ですが、こちらは敷居が高いのでおすすめしません。
軽油はレギュラーやハイオクの車には入れてはいけない
ガソリンスタンドに行くと、レギュラーとハイオクの下に、更に安い「軽油」という項目がありますよね。
これを入れれば節約できるのではないかと考えたことがある方もいるのではないでしょうか。
さて、軽油は実は、レギュラーやハイオクの車には使用できません。
以前間違えて軽油をそれらの車に入れてしまい、トラブルとなってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
軽油を使える車は、ディーゼルエンジンが搭載されているものです。例えばマツダでは、ディーゼル車に現在力が入れられています。
軽油は燃費が良く、価格も他より安いためメリットがたくさんあります。さらに近年では環境の面でも注目されています。