毎年必ず放送される、24時間テレビ、夏休みの終わり頃に放送され、テーマ曲はサライ。地元のスーパーで24時間テレビの募金活動を行っているのを見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
24時間テレビは様々なドキュメンタリー映像を流しながら募金を呼びかけるため、度々偽善かどうかという議論がなされます。
この記事では、偽善であるという意見と、そうではないという意見をそれぞれ集めています。
どちらの意見も参考にし、自分はどちらだと思うか考えてみてはいかがでしょうか。
目次
24時間テレビは偽善であるという賛成意見!
まずは、偽善である!という賛成意見から紹介していきたいと思います。ネット上には、反対意見の数倍は賛成意見が見受けられますね。
テレビで困っている人を映して同情を煽る手法が偽善っぽい
24時間テレビを嫌いな人がよく口にするのが、「病気や障害で辛い中頑張っている人を延々テレビに映してお涙頂戴を煽っていく手法が気にくわない」ということです。
要は「かわいそうなんだからお金を恵んであげるべき」ということですよね。
町中で空き缶にお金を投げ入れてもらうタイプの人たちとやっていることは何ら変わりないどころか、本人達がそれを行うならともかく、わざわざテレビを通してテレビ局が募金を煽っていくのは偽善と言われれば、反論できる人はいないのではないでしょうか。
黙って募金をすればいい
わざわざ募金を呼びかけるのではなく、テレビ局自体が募金を行えば良いのではないかという論調の24時間テレビに対する意見も、毎年たくさん見受けられます。
たしかに、他人にお金を出させるための放送を、多くの予算と手間を割いて行うのであれば、最初から自分たちでその費用を丸ごと募金してしまえば良いという気持ちはわかりますよね。
しかし、そうはいっても現実的にそんなことができないということも、みんなわかってはいるのではないでしょうか。
マラソンをする意味がわからない
マラソンをするのが24時間テレビの恒例ですが、何故マラソンをしなければいけないのか、疑問に思っている人もいます。
マラソンといっても24時間かけて行うものですので、毎年時間内に完走できなかったり、途中で延々歩いてしまっていたりという様子が中継されますよね。
そもそも、マラソンをしたら何故募金が集まるのか、両者を結びつけることができないという人もいます。
たしかに、この二つは関係ありませんよね。
高額なギャラが発生しているという噂が気になる
24時間テレビでは、出演者にギャラが支払われます。しかも、高額であるという噂はネット上で広まってしまっています。
出演者にギャラが支払われるということはつまり、莫大なお金がテレビ局にも入ってきているということになりますよね。
募金といっておきながらその活動で儲けを得る人がたくさん出てくることの証拠であるということで、ギャラがタレントに支払われることに違和感を感じている人がいます。
24時間テレビは偽善ではないという反対意見!
続いて、偽善ではないという意見を紹介していきます。
何にせよこれで募金をしてくれる人が毎年たくさん出てくる
24時間テレビを偽善だと認めたうえでの「それでもいいじゃないか」という意見ですので、厳密にはこの意見は反対意見ではありません。
24時間テレビを放送することで、実際に募金は毎年たくさん集まっていますよね。
そのため、偽善とはいえ全くの無意味ではなく、しっかりと人の役には立っているというのが、この意見です。
たしかにテレビ局が儲けるためにやっている企画かもしれませんが、その結果たしかに必要な人たちへの募金は行われているということで、偽善でもOK!というのが、24時間テレビ賛成派の意見ですね。
ギャラが支払われて何が悪いのかということ
タレントがギャラを得ていたからといって、結果的にやはり募金は行われているので良いのではないかという意見もあります。
たしかにタレントは仕事として毎年司会などを引き受けているわけで、対価が支払われることは当然と言えば当然ですよね。
ギャラをもらっていても、仕事をしっかりとやり遂げているのであれば文句を言われる筋合いはないし、そもそも出演者がギャラをもらっていたからと言って困る人はいません。
海外ではノーギャラでこういった募金を呼びかける番組に出演している大物芸能人がたくさんいるために、日本でもそうあるべきだという意見がより活発化しているということでしょう。
また、もしもタレントが番組に出なかったら、募金の金額もその分下がることは間違いありませんよね。
タレントが出ることで、ギャラの分を差し引いても有り余る金額の募金額が手に入っているという可能性は十分にあります。
24時間テレビが善か偽善かという議論の結論が出ることは、今後もないでしょう。各自、番組を見ながら考えてみるのもいいかもしれませんね。