宇宙はスケールの大きなものです。地球に住んでいる我々ですが、地球は宇宙の中では塵のような小さな存在に過ぎません。
宇宙について考えれば考えるほど、あまりの大きな話にちょっと具合が悪くなってしまうこともありますね。
この記事では、宇宙という大スケールなものの中にある、様々な大きなものについて解説していきたいと思います。
宇宙に興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
目次
おおいぬ座VY星は、宇宙一大きな星と言われていた
宇宙一大きな星にも諸説ありますが、おおいぬ座VY星は、宇宙一大きな星と言われていました。ネットで検索をすると、今もおおいぬ座VY星が最大と記載されたままのページがたくさん見つかります。
しかし、2016年現在では見直され、既に1番の座からは降りてしまっていますので、注意しましょう。
おおいぬ座VY星は赤色超巨星と言われている星で、赤く光っている特徴があります。この特徴だけでも、ただ者ではない気にさせられますね。
直径のサイズは25億~30億キロメートルと言われています。地球は直径12742キロメートルですので、比べものになりませんね。
おおいぬ座VY星には大きいことや赤く光っていること以外に、あまり語ることがありません。ちなみに肉眼で見ることはできません。
現在は、はくちょう座V1489星が観測上で最大
太陽の直径の1420倍と言われているのが、はくちょう座1489星です。現時点では、これが最大の星と言ってよいでしょう。
あまりにも大きすぎるため、何が何だかわからなくなってしまいますね。
この星もおおいぬ座VY星も、最終的にブラックホールになると言われています。
ブラックホールとは、重力がすごいために何もかもを吸い込んでしまう存在。ちなみに人間がブラックホールに吸い込まれると、人間は2つに分裂し片方は灰に、もう一つはそのままブラックホールに吸い込まれると言われています。
または、粉々になるとも、つぶれるとも言われていて、様々な説があります。なかなかブラックホールに入る機会は無いと思いますが、入りたくはないですね。
はくちょう座V1489星も、少なくとも生物はいないと思われます。ちなみに、これ以上大きい星も、宇宙にはまだまだ存在していると考えられます。宇宙はやはり、とてつもなく広いですね。
一番大きな星座は、うみへび座
星座の中で一番大きなものは、うみへび座と言われています。これ以上のものはアルゴ座と言われていましたが、サイズが大きすぎて分割された結果、今はうみへび座が最大ということになっています。
うみへび座は大きいものの、それを構成するのは暗い星が多いのが特徴です。日本ではかつて、ヒドラ座と呼ばれていました。
ウミヘビはヒドラ(ヒュドラー)のことなので、日本語でよりわかりやすくしたということでしょう。ヒュドラーは、ギリシャ神話に登場する怪物です。
ヘラクレスに退治されたのがヒュドラーの特徴で、現実にいるウミヘビとはまた別です。
大きな星雲については、諸説ある
大きな星雲については、人によって様々な意見があります。一番大きく見えるのはオリオン大星雲と考えてよいでしょう。
オリオン大星雲はオリオン座の下の方にあり、双眼鏡や望遠鏡などを使わなくても、肉眼でも見ることができます。
オリオン大星雲のオリオンもまた、ギリシャ神話の登場人物の名前からとられていますね。地球までの距離は、1344光年です。
また、オリオン大星雲の特徴は、現在進行形で星が誕生していることです。もっとも、空から見える光景は遠い昔の光景ですが、それはそれとして我々が見ているオリオン大星雲は、誕生している最中なのが面白いですね。
太陽系で一番大きい星は太陽
太陽系で一番大きな星は、太陽です。太陽があるからこそ、我々は生きているわけですね。
ちなみに惑星とは、恒星の周りを回っている星のことです。恒星は、自分で光っている星のことですよ。太陽は恒星です。
太陽があることで、地球には昼がありますよね。直視し続けると失明してしまうほどに光は強烈です。そのサイズは、地球の109倍と言われています。
地球とはこれほどまでに小さい星だったのかと、驚いてしまうかもしれません。
ちなみに太陽にも寿命があり、50億年後には太陽が赤色巨星に変化、地球の軌道に乗ってしまうと言われています。
結果として地球から生物も消えるとされ、なかなか恐ろしい話です。もっとも、50億年後に人類が存在しているとは思えませんし、深く考えた方が負けかもしれませんね。
太陽系の惑星では、木星が一番大きい
太陽系で一番大きい星は木星です。木星は主にガスでできていて、この次に大きな星である土星の3倍以上大きいと言われています。
木星には大きな斑点・大赤斑がありますが、このサイズはなんと地球の2倍。とてつもない大きさですね。