今の会社がもう嫌になって他の会社に移りたいなどの本当の理由はありつつも、それを会社に知らせて退職すると問題が起こりそうで嫌、ということがありますよね。
そんな時に理由を偽っていいのかは、気になるところです。例えば、寿退社すると言っても良いのでしょうか。寿退社なら、あまり周りに嫌な目をされないので、できればそうしたいと思っている方も多いでしょう。
この記事では、退職理由を寿退社と偽って退職したら問題があるのか、解説していきたいと思います。
寿退社関連の制度がある会社では、確実にバレる
会社には、寿退社をする場合にお祝い金がもらえるところもあります。ご祝儀ありの会社の場合は、寿退社するという設定で退社する場合に書類の提出が必要になることもありますので、100%嘘はバレる、というより嘘をつけません。
ご祝儀制度があるかどうかは、退社の表明をする前に必ずチェックしておく必要がありますね。
もしも無理矢理お祝いのお金をもらって退社してしまうと、お金をだまし取っていることになりますので、あとでバレたときに大問題に発展してしまうかもしれません。
寿退社に関連した制度がある会社だった場合は、絶対に寿退社をするのはやめておきましょう。
寿退社関連の制度がない場合は、寿退社できる
寿退社に関連してお金やお祝いの品などがもらえる会社でない場合は、寿退社をしてしまっても問題ないでしょう。
しかし、手続き上問題なかったからといって必ずしもこの方法はおすすめできません。それはなぜかというと、周りの人に余計な詮索をされて、やがてボロが出てしまう可能性が大いにあるためです。
遠くに引っ越すならば問題ないかもしれませんが、今住んでいる地域にそのままいるのであれば、どこかでバッタリ会社の知人達に遭遇してしまうかもしれません。
そんな時、言い訳をするにも無理が生じてしまうことがあるのではないでしょうか。そのため、寿退社は事実である場合を除いて、あまりおすすめできませんね。
また、寿退社と偽る場合は辞めるまでの数日間も大変ですよね。周りの人にやたら祝福されるのは後ろめたいにもほどがありますし、式に呼んで欲しいとか、色々なことを言われるかもしれません。
寿退社は自分の生活がガラッと変わる重要なことなので、周りの反応も大きくなってしまいがちです。
バレないようにどうしても寿退社したい場合は、徹底して嘘をつき続けましょう。そして、自分が口にしたことは絶対に忘れてはいけません。すぐにバレて、追求されて大問題に発展してしまうかもしれませんよ。
また、会社と自分の家族の関係が近いと、家族に連絡されることなどがもしかしたらあるかもしれませんよね。この場合は本当に面倒です。
嘘寿退社は、むしろ普通に退社するよりも大変ですので、気をつけましょう。
そして、女性の場合は寿退社でもまだいけますが、男性ならなんで寿退社するのか不審に思われますよね。この点にも注意が必要です。
寿退社以外に、円満に退社する方法:一身上の都合
会社を辞める場合、基本的に誰にも怪しまれずに退社するのは無理です。しかし、退社する理由としては、ある一つの言葉を使えば大丈夫です。
それは、「一身上の都合」です。とても漠然とした理由ですね。
あまりにも漠然としているため、ちょっとこの理由で退社するのは気が引けるかもしれません。しかし、「一身上の都合」は、事実上「これ以上追求するな」という意味でもありますので、決め手としては十分ではないでしょうか。
もしも理由があまり会社に言いづらいものである場合は、一身上の都合という理由で退社しましょう。
例えば転職してもっといい会社に入る場合、会社には言いづらいですよね。この場合は、一身上の都合と書けばOKです。
家族の都合で退社する方法
家族の都合も、退社理由の一つの便利な方法です。例えば旦那さんが転勤で遠くに行くという理由を付けて退社する方法があります。
しかし、この理由だとやはり使えるのは女性がメインに思えますね。また、引っ越さない場合確実にバレます。
女性の場合もっといい理由としては、子どもができてあまり日が長くないのであれば、子どものために家にいたいなどが挙げられますね。
男性の場合は、実家に戻って両親と暮らすことになったので仕事を変える必要が出た、あるいは実家の仕事を継ぐことになったなどが挙げられるでしょうか。
もしもバッタリ元同僚などに会っても対処できるように、じっくり考えてから理由を説明することが大事になりますね。
正直に理由を話す
結局一番無難なのは、正直になぜ会社を辞めるのかを話すことでしょう。嫌な顔をされるかもしれませんが、嘘をついて会社を辞めると後々絶対に面倒なことが出てきます。
できる限り言いたくないのであれば「一身上の都合」ととりあえず説明し、しつこく聞かれた場合に正直に答えてしまいましょう。