ウルトラシリーズには、人生の教訓になり得るような印象に残るセリフがたくさんあります。
ちょっと説教くさい面もありますが、それもまた魅力の一つです。
この記事では、ウルトラマンで心を打たれた深い名言をいくつか紹介します。
ウルトラマンに興味を持っている方は、ご覧ください。
ネット配信も積極的に行われているシリーズなので、気になったら実際に本編をチェックしてみて下さいね。
目次
たとえウルトラマンでも、この地球上で暴力を振るう者とは戦わなければならん
おやっさん見てからムラマツキャップ見るとキャップ若いな〜と思う!
かっこいい! pic.twitter.com/T0bvfTc3Zd— かがみ (@kagami829) March 29, 2016
ウルトラマン「遊星から来た兄弟」においてムラマツキャップが言ったセリフですね。
この回は有名な偽ウルトラマンが登場するエピソードで、これはウルトラマンが街を破壊していると聞いて出動を迷っている科学特捜隊の場面での発言です。
たとえ恩人であっても、不正を行っているならそれを止めなければいけないことがこの発言からわかります。
我々の実生活でも、この姿勢は見習っていきたいものですね。
科学特捜隊は確かにウルトラマンに度々助けてもらってはいるものの決して頼ってはおらず、最終回のゼットンに限らず実際に何匹も自分たちで怪獣を撃破しています。
もしも本当にウルトラマンが悪に染まってしまったとしても、彼らなら実際になんとかできそうです。
それは…血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ
みんな必死で生きているのに、挫ける自分を恥ずかしいと思わんか!?(ウルトラマンレオ/第4話/モロボシ・ダン) pic.twitter.com/ywDboFI9ou
— 特撮名言bot (@tokusatu_bot) February 17, 2017
ウルトラセブン「超兵器R1号」においてモロボシ・ダンがフルハシ隊員に放った名言です。
この回は実験のために生物のいない星に向けて新型の核爆弾を発射したところ実は生物がいて、その生物の生き残りが怪獣化して地球に復讐に来るエピソードです。
ウルトラセブンにおける近未来の地球は宇宙人に頻繁に攻撃されていて、侵略者撃退のためにより強い兵器を開発しようとしています。
そのことに対しての発言です。
作中では地球と宇宙との間の話として発言されていますが、これは当時や現代の現実世界にも言えることですよね。
説教系セリフではあるのですが、考えさせられる名言です。
地球は我々人類、自らの手で、守りぬかなければならないんだ
キリヤマ隊長は部下には優しかったんだよなぁ……。
なおノンマルト pic.twitter.com/R7jaCEvqIq
— も↑こ↓ (@alteizen0083) February 23, 2017
ウルトラセブン最終回「史上最大の侵略(後編)」において、キリヤマ隊長が言った名言ですね。
ウルトラセブンに今まで助けられてきたウルトラ警備隊が、いわば最終決戦に赴く場面でのセリフです。
人に頼らずに自分で自分のできることをやり抜く大切さが、この発言から伝わってきますね。
ウルトラマンの防衛チームといえばいつもやられそうになってウルトラマンがそれを助けているイメージが強いかもしれません。
しかし実際に本編を見てみると、意外とウルトラマンも防衛チーム無しでは勝てなかった回が多いです。
ウルトラ警備隊は最終回までにもけっこうな数の宇宙人やその円盤を撃破できていますし、ウルトラセブンがいなくなっても地球は安泰だと感じさせられます。
何かというとウルトラマンレオに変身するお前の心を許せない
それにつけても、おゝとりゲンのかっこよさ。ハンサム(昭和)だー pic.twitter.com/Z28ebBaAMS
— 忍苦(星静) (@369shizuka) January 1, 2015
ウルトラマンレオ「男と男の誓い」においてモロボシ・ダンが主人公おゝとりゲンに対して放った強烈なセリフです。
ウルトラマンレオの序盤はレオが一度星人に倒されてから特訓して再挑戦するのがお約束のパターンでした。
レオが変身して倒されるたびに、こういった発言が浴びせられます。
ゲン自身は毎回必死で頑張っているのですが、同じウルトラマンであるダンからすれば、本来どうしようもなくなった時の切り札であるウルトラマンへの変身を、まだまだ追い詰められてもいない状況で使ってしまい挙げ句の果てに敗れるレオが許せません。
できる限り人には頼らず、最後まで自分の力でなんとかしようとするのが、人生においてはとても大事です。
そうしなければ、人は堕落してしまいますよね。
これもまた、考えさせられる発言です。
優しさを失わないでくれ。弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。例えその気持ちが何百回裏切られようと。それが私の最後の願いだ
【ウルトラマンエース】
初登場作品:『ウルトラマンA』
得意技:メタリウム光線
変身者:北斗星司&南夕子(後に北斗単独変身) pic.twitter.com/zsIRDuXLjV— ウルトラヒーローbot (@ultrahero_bot) February 12, 2017
ウルトラマンAの最終回「明日のエースは君だ!」における、ウルトラマンエースの最後の言葉です。
宇宙人の子供を敵と決めつけ攻撃していた子供たちをたしなめたものの、実はその宇宙人は本当に悪の宇宙人だったことがテレパシーでわかり、止むを得ず殺したところ子供たちに失望されてしまう北斗隊員。
彼は理由の説明のために、掟を破ってウルトラマンになります。
二度と北斗隊員には戻れなくなったエースが地球を去る際に、この発言がなされます。
人を互いに信じることの大切さがウルトラシリーズではよく描かれていますが、ウルトラマンAの最終回はその集大成的なエピソードです。
世間から理不尽な仕打ちを受けてもくじけずに、人間を信じていくのが人として大切ですね。
このセリフは、のちにエースが再登場したウルトラマンメビウスでも再び繰り返されます。