世間には、アンチがいますよね。
例えば芸能人を嫌っていてネットで叩いているアンチや、嫌いな漫画やアニメなどを叩くアンチ。特定の球団のアンチなど様々です。
アンチとは、要するに嫌っているものがその嫌っている対象を攻撃したり、嫌いであるとアピールしたりするもの。
なんでわざわざそんなことをするのか、疑問に思ってしまう方もいるでしょう。
この記事では、アンチの心理に迫ります。
アンチはなぜいるのか、気になっている方はご覧ください。
目次
周りにその対象が好きな人ばかりいて、肩身の狭い思いをしている
アンチになってしまうのには、原因があるものです。
例えば自分の周りに特定のものが好きな人ばかりが集まっていて連日それが盛り上がっている中、自分だけ全然乗っかれないことがありますよね。
これによりストレスがどんどん溜まっていった結果、アンチとして目覚めてしまう人がいます。
流行っている映画やテレビ番組、芸人のギャグ、スポーツなど、対象は様々です。
本人が対象のものに理解がなく、理解しようともしないままにアンチとして批判を始めてしまう。
これはあまりよろしいことではありません。
一気にアンチになる前に、対象のものを理解しようと頑張ることも大事です。
とはいえなんとなくイラッと来ているようなものを自ら理解しようと突き進んでいくのはハードルが高いですよね。
だからこそ、流行のものにはその分アンチの数も多くなるのでしょう。
周囲に溶け込めないストレスのはけ口として、アンチ活動は今日も行われます。
アンチとして集まることで一体感を得ている
現実世界ではマイノリティでも、ネットでは全世界から人が集まってくるため、それなりの人数が集まる場合があります。
あるいは大きい声を出すことで、少人数であっても大きな勢力になることができるのがネットです。
アンチは集まることで、一体感を得ています。
悲しい集まりにも思えるかもしれませんし、実際悲しいのは間違いないのですが、自分と同じ意見の人が周囲にいないのならネットで仲間を探して一体感を得たいと思う気持ちもわかりませんか?
とはいえ理不尽にアンチに叩かれる対象の人のことも考えると、アンチが集まるのはやはり良いこととはいえません。
人気のあるものが嫌いであることをアピールすることで目立ちたい
世間で人気のあるものがあえて嫌いであると宣言すると、目立ちますよね。
そのため、自分がマイノリティであるという疎外感によって目立って自己満足したいがために、アンチになる人がいます。
目立つために利用されてしまっている対象のものが非常にかわいそうな気持ちになってしまいますね。
しかし、人気者だからこそ嫌いアピールをされてしまうわけで、人気の証明にはなっています。
これがせめてもの救いですね。
今更な話題で世間が盛り上がっているのが気に食わない
元々その対象のものが好きだったのに、いきなりアンチに目覚めてしまう人も世の中にはけっこういます。
ある映画が大ヒットしたとします。
最初は「あの映画は面白かったからヒットして嬉しい」と思っていても、毎日毎日テレビで「この映画が面白い」「見ていない人は今すぐ見るべき」「なぜ面白いのかその理由に迫る!」など、やたらにその映画について騒がれると、くどくなってきますよね。
だんだんウザくなってきて、最終的に「もうその話はやめろ!」と怒りが爆発してアンチになってしまうのです。
見つけた自分だけの遊び場に沢山の人が土足で足を踏み入れてきて、作った砂のお城が壊されてしまったような感覚ですね。
以前嫌な思いをして、恨みを持っている
何か不快な発言があったり、作品がつまらなかったりなどの関係で恨みを抱き、その人がまた出てくると恨みからアンチ活動を行ってしまう人がいますね。
不毛なことですし、アンチを延々続けているとなんでアンチになったのかもよくわからなくなってきてしまうものです。
そして過去のことにいつまでも恨みを持ち続けるのも、あまり良いことではありませんね。
恨みのパワーを持っていると、正当な判断もできなくなります。
荒らすのが楽しいからやっている
愉快犯のアンチも世の中にはいますね。
最近は「炎上」がやたら起こりますが、炎上している場があったらとりあえず殴り込んで対象を叩いて悦に浸る人もけっこういますよ。
人の不幸は蜜の味ということで、楽しくアンチ活動をする人々。これも良いことではありません。
アンチ以外に楽しいことを探してみては?と、思ってしまいますよね。
好きすぎて一周してアンチになることも
ものすごく好きな作品があって、心からそれが素晴らしいと思っている。
しかしあまりにも好きすぎたために、徐々に自分の中で確立されたイメージとギャップが生じてきて、最終的に自分の求めていたものと違う!ということでアンチになってしまうことがあります。
具体的に言えば映画で続編が何本も作られた結果どんどん駄作になっていって、1の頃は好きだったけど今ではもう全部嫌いになってしまっていたり、第1話でかなりハマったアニメが最終回でひどい終わり方をしたりすると、アンチ化してしまうことがあるわけです。