とくにネットでですが、日本の映画はつまらないと言われがちですよね。
普通に邦画を楽しんでいる人からすればなんで?と思ってしまうでしょう。
しかし映画好きな人の中には、日本の映画はダメだと感じている人がいます。
この記事では、日本の映画がつまらないと言われる理由を解説します。
最近の日本映画はつまらないと感じている方は、ご覧ください。
目次
漫画原作の映画ばかり
最近ヒットした映画もヒットしていない映画も、思い返してみると漫画原作の実写化が多いイメージがありませんか?
実際のところオリジナルの映画だってたくさんあるのですが、話題になるのは元から原作が人気のある漫画原作の映画ばかりですよね。
漫画原作の映画は、原作イメージとの違いであれこれ文句を付けられてヒットしないものも多いのが事実です。
誰も得しない結果に終わることがよくあります。
そもそも、漫画からわざわざ題材を引っ張ってこないといけないということは自分たちで一から考えることができないわけです。
そして漫画には知名度があるため、ある程度客が入ってくるという推測もできます。
そのため守りに入って手を抜いているようにも思われるからこそ、日本の映画業界はもう終わっていると言われてしまいがちなのです。
ヒットする作品がアニメしかない
日本の映画の興行収入ランキングを見てみると、いつもアニメばかりが上位にいますよね。
実写映画はもう誰も見る気がないのかと思わされてしまいます。
とくに子ども向けのアニメ映画の売り上げは高いですが、それはつまり大人は映画を見に行っていないことにも繋がります。
ヒットするのがアニメばかりなのは、日本映画が堕落していることの表れと言えるでしょう。
辛気くさい映画ばかりで、泣ける泣けるとうるさい
日本の映画は、どうにも辛気くさいイメージがありませんか?
戦争で人が死ぬとか、病気で人が死ぬとか、とりあえず誰かが死ぬタイプの映画がよく作られていますよね。
人が死ぬ作品に限らず、日本映画は日本に入ってくる楽しげなアメリカ映画に比べると地味で、陰鬱な雰囲気の作品が多いイメージがある人も多いでしょう。
「泣ける」ことを宣伝でイチオシしてくる作品や、やたら雰囲気の暗い映画にはうんざりですね。
そもそも日本映画の全盛期はもう60年くらい前に過ぎ去っている
映画に詳しい人はご存じかと思いますが、日本映画の全盛期は、実は1950年代です。
この時代は黒澤明や溝口健二など、今も有名な映画監督達の作品が海外で高く評価されていましたし、まだテレビがあまり普及していなかったこともあって、観客動員数もたくさんでした。
つまり日本映画はどんどん斜陽化していっていて、活気はとっくの昔からありません。
なのでつまらなくなってしまうのも当然なのです。
日本の映画は全部つまらないと思っている方は、あまり気が進まないかもしれませんが、昔の映画を色々見てみることをおすすめします。
きっと、日本映画へのイメージが変わりますよ。
やたら女性向けの恋愛ものばかり作られているイメージがある
テレビで宣伝される映画は、女性向けの恋愛映画が多いイメージがありませんか?
原作も少女漫画だったりするので、男性からするとなかなか見たい作品が日本映画にない方も多いでしょう。
日本に入ってくる海外の作品はアクション映画も多く派手で、男性からすると日本映画はつまらないと感じてしまう場合がありますね。
メンズデーがない映画館が多いことも、ちょっと気にくわない人がいるのではないでしょうか。
ギャグがサムい
日本にもたまに楽しげな雰囲気のコメディ映画が作られますが、ギャグがサムくて苦手!と思ってしまうことがありませんか?
演じている俳優達も含め、普段真面目に生きている人たちが無理をしているような雰囲気を醸し出していてただただ滑っているケースがありますよね。
ギャグの作り方がコントみたいで映画の中で浮いてしまっていたり、オーバーなリアクションが日本の俳優に噛み合っていなかったりと、ギャグが寒くなってしまう原因は色々あります。
完全にコメディ映画でも辛いですが、普通の映画に入ってくる「ここ笑うところですよ」という場面がつらい人も多いでしょう。
海外作品だと外国補正で笑えるけれど、同じ日本人が無理してつまらないギャグを演じているのは耐えられないものです。
やる気を感じられない
結局のところ、やる気を感じられない作品が見受けられることが日本の映画がつまらないと言われてしまう最大の理由です。
テキトーに人気俳優を出して元から人気がある漫画や小説を映画化していれば売れる!という手抜き感は、観客側からするとつまらないと感じてしまいますよね。
日本映画が今後面白くなるには、実写のオリジナル作品で面白いものをドンドンヒットさせていくしかないでしょう。
しかしそれはなかなか難しいことです。