たまたまドラえもんを見てみたら、なんか楽しめなかった。
あるいは子供に付き合って毎週なんとなく眺めているけれど、受け入れがたい。
そんな感じで、ドラえもんがつまらないと感じている人が世の中にはいます。
なぜ昔は好きだったドラえもんを楽しめないのか、気になりますよね。
そこで今回は、その理由を推測してみたいと思います。
ドラえもんは本当につまらなくなっているのか、原因は別にあるのか。参考にしてみてください。
ちなみに筆者の考えとしては、ドラえもんはつまらなくなっていません。
むしろ毎週の放送については、クオリティーが上がっていると考えています。
目次
そもそもドラえもんを毎週見ていないので、基準が思い出になってしまっているから
最近のドラえもんがつまらないと感じている人の半分以上は、ドラえもんを毎週見ていないでしょう。
子供の頃は毎週楽しくドラえもんを見ていたかもしれませんが、おそらく今はほとんど見ていないはずです。
そしてドラえもんがつまらないと思っている人は、2004年までのドラえもんしか見ていません。これも断言して良いでしょう。
つまり基準が遠い昔なんです。
ドラえもんが今のスタッフ・声優になったのは2005年と12年も前なわけで、完全に思い出補正が働いています。
結果「自分が子供だった昔」はとても楽しかったため、ドラえもんも同様に昔の方が楽しかったと感じているのではないでしょうか。
人は誰でも子供時代を懐かしく思うものなので、それが悪いことなわけではありません。
しかしドラえもんは、今も面白いですよ。
ドラえもんの声優が交代したことによる拒否感がまだ無くなっていないから
ドラえもんの声優が代わったのは2005年です。
それまで10年や20年ドラえもんを見ていたなら、今も抵抗があってもおかしくはありません。
特に子供時代に大山のぶ代のドラえもんを親しんでいたなら、あれから10年経ってまだ慣れないのは仕方ないといえば仕方ないでしょう。
しかしもう10年以上も水田わさびのドラえもんが放送されているわけで、いい加減今の声も受け入れた方が良いです。
いつもの主題歌が全然流れなくなったから
「夢をかなえてドラえもん」が主題歌になってからだいぶ経ちました。
結果誰でも知っている「ドラえもんのうた」は全然聴かなくなりましたよね。
歌はとても大事な要素です。
あの歌が聴けないと盛り上がらないため、つまらないと感じているのではないでしょうか。
絵柄が変わったので、どうにも馴染めない
2005年のリニューアルと同時に、ドラえもんの絵柄はガラッと変わりましたよね。
原作と旧アニメの中間くらいの絵柄で、それまでの「優等生感」が薄れて親しみやすさが強調されました。
絵が変わったことで、自分の知っているドラえもんと似て非なるものだと感じ、居心地が悪くてつまらないと思ったのではないでしょうか。
毎週のび太が何かやらかすたびにいたたまれなくなる
ドラえもんのストーリーはけっこうバラエティに富んでいますが、ストーリーの基本はのび太が問題を起こして道具でそれを解決、最終的に調子に乗って大失敗というものですよね。
子供に付き合うなどして毎週欠かさずドラえもんを見ていると、だんだんのび太がいつまでも学習しないことに腹が立ってきます。
このパターンを30年以上も続けているわけで、これが原因でつまらないと感じるなら、それは確かに納得できますね。
そして余談ですが、おそらくのび太の学習しない姿勢が気にくわない人は、サザエさんとちびまる子ちゃんも苦手だと思います。
ドラえもんが道具を貸し渋る展開を見飽きた
のび太はいつまで経っても学習せずにドラえもんに道具をせびりますが、ドラえもん側は学習していますよね。
そのため「いつも余計なことをするからもう君に道具は貸さない」などの貸し渋りが発生します。
しかしこの貸し渋り自体も何十年もやっているので、いい加減見飽きましたよね。
どうせ渋々貸すことになるか、スペアポケットで勝手にのび太に持っていかれるかの2択です。
ドラえもんものび太と手を組んで調子に乗るパターンがあったりと、制作側もマンネリになりすぎないように頑張っていますが、確かにドラえもんの貸し渋りはつまらないと思っても無理はないでしょう。
放送休止が多すぎてそもそも見られないことが多い
ドラえもんの放送休止率の高さはなかなかのものです。
クレヨンしんちゃんと合わせて、金曜夜から放送されているドラえもん。
しかしこの時間帯は、特番や野球などで中止になることがかなり多いですよね。
昔に比べても、休止率が上がっていると感じます。
そもそも放送されていないので、楽しむのも困難になりつつあるのがドラえもんです。
「大晦日だよドラえもん」も最近は1時間程度しか放送されなくなりましたし、ご長寿アニメなのに待遇が悪すぎます。