いってらっしゃいという言葉がありますよね。
家で誰かを見送る時や、しばらく留守にする友人を見送る時などに、この言葉を使うわけです。
しかしこのいってらっしゃいって、一体なんなんでしょうか。
普段何気なく使っている言葉でも、なんでこの言葉が定着しているのかふと木になることがありますよね。
そこで今回は、いってらっしゃいを徹底解説します。
意味や使い方、そして方言や外国でのいってらっしゃいについても解説するので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
目次
いってらっしゃいの意味
いってらっしゃいの意味を知るには、細かくパーツごとに分ければOKです。
「いって」は、「行く」と「て」ですよね。「らっしゃい」は、「いらっしゃい」でしょう。
「いらっしゃい」は、「来る」や「行く」などの意味を持っています。
つまり「行ってきてください」というのがいってらっしゃいの意味なわけですね。
いってらっしゃいの正しい使い方、敬語表現
いってらっしゃいは、上司など目上の人にそのまま使うのはちょっと失礼ですね。
本来十分丁寧な言葉ではあるのですが、現代ではそうでもないのです。
「いってらっしゃいませ」なら大丈夫ですが、「ませ」なしではくだけすぎに感じて微妙な気分になる人の方が多いでしょう。
ただ「いってらっしゃいませ」でもなんとなく中途半端ですね。
できれば「お気をつけて」のように、相手のことを気遣っているそぶりが加わった状態で発した方が安心でしょう。
しかしなぜ、「ませ」がつけば敬語になるの?と思ったかもしれませんね。
ませは、丁寧の助動詞である「ます」が変化したものです。
だから、ませがつけばOKというわけなんです。
「いってらっしゃい」などの表現を立場が下の人にされても特に不快にならない人だっていますが、それをみている周りの人が不快感をあらわにする可能性が高いです。
自分と直接関係のないことであっても、人間は気にします。
目上の人に挨拶するときは、丁寧な口調であることが大事ですね。
方言では、いってらっしゃいはこう言う!
続いて方言ではどう言うのか、いくつか例を挙げて紹介します。
京都弁
「おはようおかえり」が、京都弁でのいってらっしゃいです。
博多弁
特になさそうです。
秋田弁
「まんづぎづげで」ですね。
これは濁音を取ればわかりやすいですが、要するに気をつけてくださいと言うことを言っているんです。
海外のいってらっしゃいまとめ
続いて、海外のいってらっしゃいをまとめます。
そのままの意味の言葉がない場合は、近い意味の言葉をまとめています。
英語
いってらっしゃいには色々なニュアンスがあるわけですが、また会いましょうという意味ではSee youが使われますね。
頑張ってという意味では、Good luckです。こんなタイトルのドラマもありましたね。
Take it easyも、いってらっしゃい=さようならの意味で使われることが多々あります。
心配しているように見えますが、そういう意味ではそれほど使われていません。
韓国語
「タニョオセヨ」が、いってらっしゃいと言う意味の言葉ですね。
フランス語
「Bon voyage」です。これは聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
中国語
「イーローシュンフォン」でしょう。
アラビア語
Googleで「いってらっしゃい アラビア語」で調べると音声付きで出てきます。
「イラァヒラテンサイーダ」と言っていますね。
ロシア語
「Schastlivogo puti」と発音します。
台湾語
「イーローシュンフォン」で良いでしょう。
ハワイ語
お元気での意味合いの「mālama pono」や、またお会いしましょうという意味の「A huihou」が、いってらっしゃいに近い言葉ですね。
ポルトガル語
そのままの意味の言葉はないですが、またねと言う意味の「tchau」で良いでしょう。
ベトナム語
「Bon voyage」です。フランス語と同じですね。
ドイツ語
「Gute Reise!」です。
いってらっしゃいの顔文字は?
最後に、いってらっしゃいの顔文字を紹介します。
といっても「いってらっしゃい」の時にのみ使われる顔文字はなかなかないので、こんな顔文字が合わせて使われるよ、というものになりますね。
♪( ´▽`)
これは仲の良い、でも若干目上の立場にある先輩などにいってらっしゃいのメールを送る時に使うのではないでしょうか。
m(_ _)m
これは上司など、上の位の人に対して「お気をつけて、いってらっしゃいませ」に合わせて使う顔文字ですね。
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
ちょっとウザがる人もいそうな顔文字ですね。
とにかく元気そうなので、日常でもテンションが極端に高いか、真逆で暗い人が使いがちです。
(^_^)v
誰にでも使える顔文字ですね。
この顔文字を誰から送られても、それほど不快にはならないでしょう。
「楽しんできてね」という気持ちが伝わってきます。