極論という言葉を、国語の授業やビジネス書、ネットなどで見かけますよね。
しかしどういう意味なのか、いまいちよくわからずに困っている人もいるでしょう。
そこで今回は、極論という言葉の意味について、例をあげながら解説していきたいと思います。
極論について詳しく知りたい人は、チェックしてみてくださいね。
極論の意味を理解し、TPOをわきまえつつ使いこなせるようになりましょう。
目次
極論とは!具体例も解説
極論とは、極端に偏った意見という意味で使われることが多い言葉ですね。
「力を尽くして徹底的に論ずる」という意味もあるのですが、使われ方としては「極端な意見」の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
極論は言ったところでどうにもならない場合が多いので、反感を買ってしまうことも多いです。
議論をするときは、極論ばかり言っていては仕方がありません。
さて、極論の具体例についても紹介しましょう。
これらの極論を参考に、極論の使い方を知っていただければと思います。
極論すれば、地球が温暖化しようが今を生きている我々には関係のないことだ
地球温暖化は大変な問題としてあげられていますよね。
しかし、実際のところ今を生きている我々は、地球が今後温暖化しようが近いうちに死んでしまうわけで、おそらく地球温暖化による被害を直接被ることはそれほどありません。
つまり知ったことではないとも言えてしまうわけです。
もちろんだからといって放置しておくと、未来に生きる子孫たちに迷惑がかかってしまいます。
しかし未来の話なんて言われても、今どうするかの方が大事だと考える人もいますよね。
お金がもらえるならなんでもいいというのが極論であるが…
モラルに反していようが自分が存在する意味がなかろうが、対価をもらえるならどうでもいいということですね。
バレて問題にさえならなければ、何しようが勝手だろうというわけです。
極論、地球のために人類は滅ぶべきである
これが一番わかりやすい極論ですね。
人類は環境破壊ばかりしていて、人類のせいで滅びた動物もたくさんいるわけです。
そのため地球を今後も存続させるには、人類が滅びた方が良い!と、環境保全の会議などで言ってくる。
これは困ってしまいますよね。そんなことできるわけがないのですから。
確かに人類が滅びれば地球はよくなるのかもしれないけれど、言われたところでどうしようもありません。まさに極論です。
極論の類語を紹介!
続いて、極論の類語を紹介します。と言っても類語はあまり多くありません。
極端な表現
極論とは極端な表現のことなので、「極端な表現」は類語ですね。
熟語の2文字ではないので中途半端ですが、一応これも類語で良いでしょう。
「極端な表現をすると、他人の人生なんてどうなろうが知ったことではないよ」などの使い方をします。
わかりやすくて良いのではないでしょうか。
極言
極端な言い方をする、遠慮せずに思ったことを言うといった意味です。
「サラダにソースをかける人は、この世から消すべき。これが私の極限である」こんな感じに使います。
言ってしまえば〜
この言葉も極論という言葉と同じように使われることが多いですね。
「言ってしまえば、夢がなければ人は死んでいるのと同じ。夢も持てないようでは立派な人間とは言えないのではないだろうか。」このように使われます。
正論
正論は微妙なところですね。
極論には正論が含まれることがありますが、間違った意見も含まれがちです。
正論とは、正しい意見のことを言います。
その極論がもっともらしい場合は、正論も類語ということで良いでしょう。
「殴られたら同じ回数殴り返されるべき、というのは確かに正論かもしれないが」みたいに、正論という言葉は筋は通っているけれども実際それがまかり通るかはわからない、という時に使われがちですね。
極論の対義語や、反対語を紹介!
ここからは、極論の対義語や、反対語を紹介します。
一般論
極論は極端な意見なので、対義語として考えられるのは偏っていない意見でしょう。
一般論は、多くの人に共感される、偏っていない意見ですよね。
「一般論では、犯罪を犯した者は法によって裁かれるべきである。」このように、一般論という言葉は使われます。
模範的
極論は本当に偏った意見で、間違っていることもあります。
模範的な意見は手本になるようなことですね。
極論の対義語ともいえますし、類語とも言える言葉です。
極論を英語で使うとどういう言葉になる?
最後に、極論を英語で表してみましょう。
Extreme argumentが、英語で極論という言葉を表したものです。
Extreme、つまり極度の。augumentは意見という意味ですね。
極度の意見がExtreme argument、極論ということです。
分解してみれば、なるほど納得ですね。