大学について聞く噂の一つに、ゼミというものがありますよね。
ゼミはゼミナールの略称です。
しかしゼミにまだ入ったことがない人からすれば、ゼミって一体なんなのか、わからなくて不安な場合が多いでしょう。
どうやら難しそうですし、あらかじめゼミがどんな仕様なのか知っておいた方が安心です。
この記事では、大学のゼミについて詳しく概要を解説します。
ゼミに今後入らなければいけないのか、不安がある方はご覧ください。
目次
ゼミは少人数でのクラスのようなもので、専門分野を詳しく学べる
ゼミとは一体何かというと、要するに高校までのクラス分けのようなものです。
高校で選択式の授業がありますが、選んだ人ごとにクラス分けされた場合もありますよね。それとほぼ同じです。
ただしゼミは、高校までと違い基本的には自分で入りたいゼミを選ぶことになります。
そしてゼミの人数は、5〜10人からせいぜい20人前後と少なめなのも特徴ですね。
ゼミでは、他の講義に比べてより深い内容を学ぶことができます。
そのため大学生活における授業の中でもかなり重要な役割をしていますね。
ゼミは必修で強制的に入らされる場合もある
ゼミが必修かどうかは、各大学や学部、学科によってことなります。
大学によっては必ずゼミの授業を取らないといけないこともありますし、反対に特に必修ではないこともあります。
しかしほとんどの場合はなんらかの形でゼミに入ることになるでしょう。
卒論に関する講義がゼミ形式になる場合もありますね。
またたまたま取った講義に集まった人数が少なかったために、その期は普段と違いゼミ形式で行われるということも起こってきます。
おそらく大学生活中には、必ずどこかでゼミかそれに近い講義を受けることになりますよ。
入らないと就職できないというよりは、進級や卒業できない場合がほとんど
ゼミは専門分野ということもあり非常に重要であるため、入らないと就職できないというよりはそれよりも前の段階、進級や卒業ができない場合がほとんどです。
ゼミは他の講義と比べて人数が少ないためにサボりづらく面倒なものではありますが、おそらく真面目に出席しておかなければ後々自分にとって不利な状況になりますね。
最悪の場合単位を落としてもう一年ゼミで活動しなければいけなくなるので、ゼミは他の講義以上に一生懸命取り組みましょう。
ゼミは自分で選択したり、勝手に入れられたりとそれぞれ異なる
ゼミは、多くの場合2年生頃から展開されます。
1年次の実力に合わせて自動で入れられることもあれば、自分で希望を出してある程度自由に決められることもありますね。
勝手に入れられる場合でも、希望は募る場合があります。
本来はあまり実力的に向いていないゼミでも、希望の強さがわかれば入れてくれることがあるので、できるだけ自分にあったゼミを選びましょう。
人気のゼミは人数が満員になってしまい入れないこともあります。
その場合はやむを得ませんね。
ゼミは発表をしたり論文を読んだりするもの
気になるのは、ゼミでどんなことをするのかですよね。
ゼミはどんな内容なのか、一例を紹介します。
ゼミの教室は、多くの場合円卓になっています。
つまり全員が向かい合って授業を受ける形式になるわけですね。
そして内容は、調べてきたことを発表したり、難しい論文を読んだりする場合が多いですね。
初めの何回かは基礎知識ということで講義形式で行われ、その後は調べてきたことについて発表するのが一般的でしょう。
調べ物は主に図書館で休み時間に行うことになります。
おそらくネットで調べるのは、NGでしょう。
休みがかなり削られるわけですが、1〜2週間程度調べれば完成できるケースも多いですし、そもそも大学生は基本的に暇ですので、問題はありません。
発表をうまくやれるか不安な人は、あえて初めの1〜2回目に発表させてもらった方が良いですよ。
序盤ならある程度完成度が低くても、大目に見てもらえます。
ただしだからと言ってテキトーに発表するのはNGです。
あまり熱心ではない学生の場合、脱落することもある
ゼミは専門性が高いので、熱心に取り組んでいない人は脱落する可能性もあります。
普段の講義なら黙って受けていればOKですが、ゼミだと寝ていたら絶対にばれますし、さらに発表はかなり専門的であるために、調べ方を理解して時間をかけて取り組まなければクリアできません。
質疑応答もあるので、答えられなければアウトです。
最新の注意を払って、ゼミは頑張らなければいけないので、脱落しないようにしましょう。
ゼミは少人数なので、合わないと結構辛い
ゼミは少人数で行われるため、自分に話題が振られることも結構多くなります。
そして先生と話す機会も、多いですね。
そのため先生とあまりウマが合わないと、辛い時間を過ごすことになります。
周りの学生との交流の機会もおそらく多いですので、あまり尖った行動はせず、真面目にやり過ごしましょう。