暑い日が続くと、子どもにも冷たい飲み物やアイスをあげたくなりますよね。
でも、赤ちゃんの場合は何に気をつければよいのでしょう。
「アイスは離乳食っぽいし、牛乳の代わりになるかな・・・?」
「赤ちゃんも暑そうだし冷たいものあげてもいいかな?」
そんなママの疑問にお応えします!
目次
実は、赤ちゃんは冷たいもの好きじゃないみたい
のっけから全否定かよ!と思われる方もいるかもしれませんが、赤ちゃんは、暑い季節であっても大人と同じようにが冷たいものを欲していません。
また、赤ちゃん自身は冷たいものをおいしいとは感じていないとも言われています。
冷たいものは腸を刺激して下痢を起こすことも多く、よかれと思ってあげた冷たいものが、赤ちゃんの負担になってしまうことも。
「少しでも暑さがやわらぐようにアイスでも舐めさせたい」という親心もわかりますが、わざわざ赤ちゃんのうちから冷たいものをあげる必要はないようです。
やたらと赤ちゃんにアイスを食べさせたがる義父母に困っているという方は、この切返しトークでかわしましょう。
飲み物は、徐々に冷たいのを試していこう
うーん、じゃあアイスはとりあえず保留にするとしても、ちょっと冷やした麦茶くらいならいい?と思われる方も多いでしょう。
夏場は常温だとすぐに麦茶は悪くなってしまうし、ちょっと冷やしておきたいですもんね。
もし冷たい状態で飲ませたいなら、いきなりギンギンに冷やさず、少し冷たい程度のものから始めてください。
牛乳は冷たくすると下痢をする子も多いですが、麦茶なら比較的安心です。
また、夏のお出かけ時にはこんなアイテムも役に立ちます。
飲みきりサイズのパックの麦茶もなどもバッグに入れておくと便利ですよ。
アイスをあげるのは1歳以降にしよう
赤ちゃんに冷たいものをあげる際の注意点はわかりましたが、次にアイスなどの氷菓についてご説明します。
一般的には9ヶ月以降ならアイスを食べても問題はないそうです。
病気などで食欲がないときにはごはんの代わりにバニラアイスを少量あげてもよい、という小児科のお医者さんもいます。
ただ、アイスクリームなどの氷菓は糖分が高く、虫歯や太る原因にもなります。
冷たくて口当たりもよいので、「もっと、もっと」と欲しがる子どもも多く、「2歳まではあげない」となどと決めているママさんも多いようです。
以下、参考までに原材料やカロリーをまとめました。
アイス
- 【おもな原材料】牛乳と乳製品、砂糖(植物油脂、安定剤、乳化材、香料、着色料)
- 【カロリー】90kcal(50g)
市販のアイスには、このほか植物油脂や安定剤、 乳化材、香料、着色料などが入っています。
また、はちみつが入っている場合もあります。
ボツリヌス菌を含むはちみつは、1歳以下の赤ちゃんには与えてはいけない食品のひとつです。
必ず原材料を確認してください。
かき氷(いちごシロップのみ)
- 【おもな原材料】果糖ブドウ糖液糖、はちみつ、食塩、甘味料、香料、着色料
- 【カロリー】50kcal(50g)
氷は0kcalなので、すべてシロップのカロリーですね。
もちろん、練乳やあずきなどが増えればそれだけカロリーが増えます。
シロップの中にもはちみつが含まれている場合がありますのでご注意ください。
>>かき氷の歴史・由来に迫る!かき氷の日があるって本当?いつ?
意外と、材料の中にはちみつが隠れていることもわかりました。
1歳までの赤ちゃんには注意が必要ですね。
これなら安心!手作りしよう
このように、市販品にはいろいろと注意したい材料が入っていたり、カロリーも気になりますよね。
それならいっそ、安心できる材料で手作りしてみましょう。
いろんなアイデアをご紹介します。
- 氷
製氷皿で作った氷やコンビニのロックアイスなどを細かく砕く
- シャーベット
赤ちゃん用のジュースを凍らせたり、りんごを煮たものや桃などをピューレにして凍らせる
- かき氷
氷を削っただけのもの(麦茶をかけても食べやすい)
ただ、これらの冷たくて甘いものをあげるのは「たまに」「少しだけ」が鉄則です。
基本的には、ミルクや離乳食で栄養は補完できます。
子ども自身が欲しがっていないのにわざわざあげる必要はないということを覚えておいてください。
赤ちゃんについての記事です。合わせてご覧になると安心できますよ。
>>赤ちゃんが泣くのを放置するのは危険?泣かせっぱなしは時間的にはどのくらいが良くない?