爽やかな飲み口のカルピスは、夏に飲みたくなりますよね!
おいしくて、思わず飲みすぎてしまうという方も多いのではないでしょうか。
でも、カルピスってけっこう甘さがあるので、成分が気になるところですよね。
そこで、いろいろと調べてみました。
目次
まずはカルピスの成分をCHECK!
まず最初に、5倍に希釈したカルピスの100mlあたりの成分をまとめました。
- エネルギー 46kcal
- たんぱく質 0.4g
- 脂質 0g
- 炭水化物 11.2g
- ナトリウム 5mg
- リン 10mg
- カリウム 17mg
- カルシウム 11mg
カロリーや成分を見ると、特に体に悪影響をおよぼす成分は見当たりません。
若干カルシウムが入っていますが、1日に必要なカルシウムは約600mgなので「カルピスでカルシウムを取れる!」とまでは言えませんね。
ただ、カルピスは独自の乳酸菌が配合されており、腸の働きがよくなるだけでなく、抗腫瘍・免疫賦活作用や血圧降下作用、美肌効果なども期待できます。
そういう点では、体によい飲み物と言えるでしょう。
衝撃の結果!カルピスの糖分量について
次は、気になる糖分量をみていきましょう。
以下、市販されている500mlペットボトル清涼飲料水の糖分量と、それを角砂糖に換算した場合の個数です。
- カルピスウォーター 66g(角砂糖18個)
- ファンタ 60g(角砂糖16個)
- ポカリスエット 33.5g(角砂糖9個)
- アクエリアス 23.0g(角砂糖6個)
- コカ・コーラ 55.0g(角砂糖15個)
- Qooオレンジ 55.0g(角砂糖15個)
これは、カルピスファンにとって驚きの結果が出ましたね。
いかにも糖分が多そうなコカ・コーラやファンタを抜いて、カルピスウォーターが1位になっています。
ちなみに、2015年3月にWHOが発表した1日の砂糖摂取量は25gとされています。
このラインナップで見ると、それをクリアしているのはアクエリアスだけですね。
カルピスの飲み過ぎ=糖尿病ではありません
こんなに糖分が高いのでは、カルピスを飲み続けると将来糖尿病になってしまうのではないかと心配になる方もいるでしょう。
たしかに、糖の取りすぎは将来の糖尿病リスクを上げる一因にはなりますが、カルピスの飲みすぎが直接的な原因になるわけではありません。
ジュースだけではなく、ケチャップなど普段から口にする調味料や加工食品にも、実は糖分がたくさん含まれています。
カルピス、あるいはジュースを飲み過ぎなければ大丈夫、というのは甘い考えなのです。
ふだんカルピスをたくさん飲んでいると自覚している方は、これを機に、それ以外の食生活でも砂糖や果糖を取りすぎていないか振り返ってみましょう。
糖分の過剰摂取は、がんのリスクを高め、アレルギー疾患や冷え性など、さまざまな病気を引き起こすきっかけになります。
毎日カルピスを飲む方法
カルピスの糖分が高いのはわかったけど、カロリーや糖分を気にせずに飲みたいという方には、こんな方法がおすすめです。
濃度を薄めて作る
家庭で作る場合は、この方法が使えますね。
さらにうれしいことに、カロリーと糖質を60%カットした原液もあるんです。
カルピスを牛乳で割るのが好きな方も、これなら気兼ねなく飲めそうです。
カロリーの低いカルピスを飲む
「カルピスオアシス」は、カロリーゼロ、脂肪分や糖分もゼロという夢のようなカルピスです。
たしかにすっきりした飲み口で、スポーツ飲料のようなイメージですが、ちゃんとカルピスの味がベースになっているので、物足りなさはありません。
いかがでしたか?
通常のカルピスの糖分量は、ちょっと驚きでした。
でも、カロリーや糖質をカットしたタイプのカルピスがあるのはうれしいですね。
これを機に、ぜひ自分の摂取している糖分量について考えてみたいところです。