なんだか風邪気味…、だけど病院に行くまでも無い。
そんな時に、手を伸ばしてしまうのが市販の風邪薬ですよね。
中でも、パブロンは長く販売されていて利用者も多い薬です。
効果が期待できる人も多く、少し頭が痛い、喉が痛い、と言う時には軽い気持ちで服用することが多いのではないでしょうか?
しかし、インターネットを見てみると、副作用や依存性など、少し心配な噂も転がっていたりしませんか?
見れば見るほど、本当に飲んで大丈夫なの?と、心配になってしまいますよね。
今回は、そんなパブロンの副作用について調べてみました。
目次
パブロンはどんな薬?
パブロンとは、そもそもどんな薬なのでしょうか。
パブロンは、「総合感冒薬」の一つです。
総合感冒薬とは、咳や喉の痛み、発熱などの風邪症状に効く医薬品で、つまり、だいたいの風邪症状に効く風邪薬ということです。
他にも、解熱剤などを調合してあるものもあります。
パブロンは、市販されている総合感冒薬の中で、最も有名な物の一つです。
副作用は?飲んではいけない人はいる?
まず、薬と言うものは、どれも多少なりとも副作用があるものです。
それは、確実に出るものあれば、出るかもしれない、程度のものもあります。
この、出るかもしれないもの、まで心配してしまうと、実際のところ、他の薬にも同じような副作用はありますので、大切なのは、服用して異常が見られた場合は、すぐに中止し、医師の指示を仰ぐ事です。
出る事が多い副作用は何?
一般的に、パブロンを飲むと出やすい副作用は次の通りです。
- 眠気
- 口の渇き
- 便秘
- 胃痛
などがあります。
特に眠気は現れることが多い副作用ですので、運転など眠ってはいけない場面が控えている時は、注意して飲まなければなりません。
風邪症状で、判断も鈍っているところに眠気に襲われてしまっては、事故に繋がるおそれがあります。
重篤な副作用は?
これらの症状が出た場合には、決して放っておかずに病院へ行ってください。
また、服用を続けてもいけません。
- ショック症状
血圧の低下、意識の消失、チアノーゼがみられます。
動悸、嘔吐、蕁麻疹などが出てくることもあります。
- アナフィラキシー症状
悪寒、口の痒み、湿疹、蕁麻疹、先ほどまでの風邪症状とは違う頻度で、くしゃみやめまいなどが起こる、など。
- 肝機能障害
全身倦怠感、食欲不振、めまい、GPT、GOTなど血液検査の数値以上など。
- 黄疸
皮膚や白目が黄色くなる、嘔吐やめまいなどの症状
- 喘息発作
息切れ、咳、胸の痛みなど喘息症状。
これら以外にも、明らかに容体が急変した場合は、医師の指示が必要になります。
飲んではいけない人
市販薬といえど、薬ですので、飲んではいけない人がいます。
- 妊婦、もしくは妊娠の可能性のある方。
- 薬でアレルギー症状を起こしたことのある方。
- パブロンや他の風邪薬で副作用が強く出たり、喘息を起こしたことのある方。
これらの方は、服用をしてはならないことになっています。
また、アルコールと一緒に服用する事もできません。
依存性があるって本当?
パブロン中毒、などという言葉がインターネット上であるくらいに、パブロンには依存性があると言われています。
この原因は、おそらく、パブロンに配合されている咳止めに、気分を高揚させる成分が入っているからだろうと言われています。
しかし、依存性を示している方々の多くは、
- 一度は大量に服用したことがある。
- なんでも無い時でも服用してしまう。
などの特徴がみられます。
簡単に購入できるといっても、あくまでも薬ですので、用法用量を正しく守ってしようすることで、危険なものにはなりません。
用法用量を守って正しい服用を
いかがでしたでしょうか?
市販薬とは、すぐ手に入る分便利な反面、薬という認識がかけてしまうのか、用量を守って使用しない方が案外多くいるように感じられます。
用法用量を守って、正しくしようし、それでも症状が緩和されない時は、薬の種類や量を増やすのでは無く、まずは医療機関を受診しましょう。