骨折は、予告もなく訪れてしまうものです。予期された骨折は、なかなかありませんよね。
しかし、突然骨折してしまったら、骨折後にどのようなルートを辿って治療が終了し、そして治すまでの費用はいくらぐらいかかるのかは知っておきたいものです。
この記事では、骨折についての情報をまとめています。いざというときに備えるためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
骨折の程度によって入院期間は大きく変わる
骨折は、日常的に起こってしまうものです。そして、骨折の度合いにも色々あります。
例えばちょっと腕を折ってしまったというものであったり、交通事故などで全身を骨折してしまったりというように、怪我の大きさには程度の差がありますよね。
1箇所だけかつすぐに治るような骨折であれば、せいぜい1~2日程度の入院で済む事がほとんどです。
しかし、もしも大怪我で複数箇所の骨折があるというような場合は、1ヶ月は入院しなければいけなくなってしまう可能性があります。
また、骨折する場所によっても入院期間は大きく変わってきます。
頭や足の骨折は治るまでに時間がかかってしまう
腕や鎖骨の骨折にくらべて、足や頭蓋骨の骨折は治るまでに長い時間がかかってしまいます。そのため、入院期間も伸びることとなります。
まずは足の骨折による治るまでの期間ですが、足の部位によって大きく異なってきます。
足の指ならば、長くかかって2ヶ月程度で歩けるようになります。足の甲であれば、最大3ヶ月程度です。そして、足首を骨折してしまった場合は2ヶ月程度かかるでしょう。
大腿骨を骨折してしまった場合は、なんと歩けるまでに4ヶ月近くも時間を要する場合があります。
ちなみに、どの部位も歩けるようになってから骨折が完治するまでにはもう少しかかってしまいます。
歩けるようになってから違和感を感じなくなり、通常と何ら変わりなく動けるようになるまでには非常に長い時間がかかってしまいます。
普通の骨折ではなく複雑骨折や粉砕骨折のような大きな骨折をしてしまった場合は、治るまでに年単位での時間がかかってしまう事が考えられます。
怪我というものは予期せずに起こってしまうものではありますが、できるかぎり骨折はしないように気をつけて生活していきたいものですね。
骨折にかかる費用はピンからキリまで
「骨折」そのものの治療にかかる費用は、例えば腕を一本折ってしまった場合だと、健康保険に加入していた場合であればおよそ15000円~50000円程度の金額がかかります。
保険に入っていないと膨大な費用がかかってしまいますので、気をつけましょう。
けっして安くはありませんが、これで骨折を治すことができると考えれば思ったよりも安いと感じられる方も多いのではないでしょうか。
骨折の治し方にも色々あり、腕を治すにあたってはギプスを付ける場合が多いわけですが、それだけの内容にしてはこの金額は高いのではないかと感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、実はこの作業は意味合いとしては手術に分類されるのです。
手術を行う場合だと、その数倍の金額がかかります。それを考えると、もしギプスを付ける程度であっても「怪我が大きくなくてよかった」と思えますね。
さて、入院を伴う骨折の治療の場合はさらに金額がかかってしまいます。入院費は1日につき平均16000円程度です。
入院期間が長くなってしまうと、出費がかさみます。なんとしても、怪我はしたくないものですね。
骨折中の入院生活
骨折で入院した場合は、怪我をした部分を吊るなどして安静にしている必要があります。
動けない場合は、トイレは尿瓶等を使用して行うこととなります。自分でトイレまで向かう場合も、怪我の程度によっては看護師の付き添いが必要になりますし、また骨折している部分があるために大変です。
入院中の暇つぶしはうるさくならないようなことを行う必要がある
骨折では基本的に個室ではなく、複数人が集まる大部屋に入院することとなります。
そのため、周りの人のことを考えて入院生活を送らなければなりません。
足を骨折してしまっている場合は両腕が自由となりますので、雑誌を読んだり携帯ゲームをしたり、問題がなければスマホを使用したりといったことが行えますね。
しかし、音が出るものを使用する場合は音が出ないようにするか、イヤホンをつけるなどして周りに迷惑が掛からないようにする必要があります。
スマホでネットが可能であれば、常に新しいことができるので暇つぶしとしては最も便利ですね。
ただしスマホやゲーム機で遊ぶ場合は画面と目が近く、だんだんと疲れていってしまいますので、適度な休憩は忘れないようにしましょう。
腕を骨折してしまっている場合は、テレビを見る、周りの人と話をするなどの古くからある方法で暇をつぶすことがほとんどになるでしょう。
出歩くことができるようになった場合は、適度に外に出て気分転換を行うのもいいかもしれません。