色々な理由で登校拒否に至ってしまう人がいますが、「めんどくさい」、「だるい」というように、漠然とした理由で行きたくないと思ってしまう人もいます。
それはおかしいことではなく、誰もが感じていることです。
しかし、そういった理由で不登校になってしまうと、後からが大変ですよ。
この記事では、面倒だからと学校に行くのを止めてしまわない方がいいのは何故かということについて解説していきたいと思います。
現在、学校に行くのが面倒になってしまっている方は、ぜひこの記事を読んで考え直してもらいたいところです。
目次
高校中退だと職がなかなか見つからない
人生というものは、思いの外長いもの。
現在高校生の方は、まだ生まれてから15~18年ということで、卒業するまで過ごしてようやく人生の4分の1が終わる程度というわけです。
高校というものは、実際に通っていると毎日の授業がとても退屈に感じられますよね。
しかし、それでもまだ様々な科目があって、バラエティーに富んでいます。
だるいと感じていたとしても、とりあえずは授業には出ておいたほうが無難です。
それは何故かというと、だるいという理由で学校に行かなくなり、そのまま中退にまでたどり着いてしまうと、後々に就職するにあたって非常に苦労することになるためです。
少なくとも高校を卒業していればある程度職を選ぶことができますが、中退だとなかなか正社員として安定した職に就くことはできません。
そしてその状態で残り4分の3の人生を歩む必要があります。
もちろん、最終的には上手くいくこともあるでしょう。
しかし、その保証は普通に卒業した人に較べて少なくなります。
何か一芸に秀でていればそれを武器に働くことができるでしょう。
しかし、そうでもない限りは就職が大変です。
中学校をサボってしまうとその後の人生で多いに苦労する
中学生の場合もサボってまったく学校に行かなくなってしまうのは危険です。
中学は不登校でも卒業自体はできますが、その後どうやって自分で生きていくのかという問題があります。
なにか学校でトラブルがあったのであれば不登校もやむを得ないかもしれませんが、だるいという理由で不登校になってしまうのは早計ではないでしょうか。
この後の人生において、まだまだだるいことはたくさんあります。
中学生活も大変ですが、ここは我慢をした方が賢明ですよ。
怠け癖がつくとそこから抜け出すのが大変
ここまでは主に全く行かない場合についての話をしてきましたが、中退にまで行かないまでも、学校を休みがちになってしまうという方はいらっしゃるでしょう。
大小はあれど、怠け癖を若い内から付けてしまうのはとても危険なことです。
とくに10代の頃は基本的に家族とともに過ごしていますので、怠けてしまったとしても生活は滞りなく行うことができてしまいますよね。
そのため、将来的に自分でお金を稼いで生活する必要が出てきたときになかなか行動に移せなくなってしまうのです。
これは大変危険なことですよ。
人生というものには楽しいこともありますが、それ以上に辛いことがたくさんあります。
今のうちにそれに慣れておくためにも、登校はできる限りしっかりとしておきたいものです。
不登校になると先生やクラスの人たちに迷惑がかかってしまう
自分はただ学校に行かなくなるだけなのでなにも問題はないでしょう。
しかし、それによって迷惑をかけてしまうということがあります。
例えば体育の授業などで二人一組になる場合、人数が合わなくなることがあります。
一人余った場合はたいてい先生と組まされることになりますよね。
それはとても難儀です。
担任の先生は不登校の生徒が出てくると何かトラブルがあったのではないかと思い連絡をしなければいけなくなるでしょう。
それにこちらで対応することも面倒ですが、先生も辛いはず。
こういったことからわかるとおり、多かれ少なかれ不登校になることによって誰かに迷惑はどうしてもかかってきます。
無気力になってしまうと人生を100%楽しめない
無気力になってしまうことは誰にでもあります。
しかし、中学・高校生のうちからそれに浸りすぎてしまうと、その後の人生において何をするにも斜に構えて一歩引いた状態となってしまい、100%楽しむことができなくなってしまいますよ。
学校がめんどくさいと感じてしまう理由は、学校の楽しさを見つけられていないからです。
あるいは、既に楽しさに遭遇しているのにそれに気づいていないだけかもしれません。
不登校になってしまう前に、まずは学校に行って何か学校の魅力がないかどうか改めて確かめてみてはいかがでしょうか。
ほんの些細なことであっても、何か一つ楽しみを見つけられれば学校に通う気力が湧いてくるでしょう。
例えば昼ごはんであったり、図書室であったり。あるいは友達と会話するのが楽しかったり、体育の授業など特定の授業が楽しいということもあるでしょう。