世捨て人という言葉がありますよね。世捨て人とはどういう意味なのか、よくわからないという方もいらっしゃると思います。
この記事では、世捨て人という言葉の広義的な意味や、世捨て人になるための方法について解説していきたいと思います。
目次
世捨て人ってどんな人?
まずは、世捨て人とはどのようなタイプの人であるかを解説していきたいと思います。
世捨て人は人との関わりがない
世捨て人とは、世を捨てている人のことを言います。つまり、自分の人生を捨てているということでもあります。
人生とは、人との関わりによって様々な変化が生じていくもの。世を捨ててしまうことで、そういった激動の日々は終わりを告げます。
世間との関わりを絶つことによって、基本的には自分しか自分の世界にはいなくなります。自分を高めていくために修行を積む世捨て人もいれば、ただ食べて遊んで寝るだけの生活に明け暮れる世捨て人もいますので、世捨て人と言っても実態は様々ですね。
世捨て人=隠者
世捨て人と同じ意味として扱われることが多いのは、隠者です。
隠者は、世間との関わりを捨てて隠れて生きるということです。
もしも宝くじが当たって働く必要がなくなってしまったら、仕事を辞めて隠者として生活しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
世捨て人は世間に執着しない
次項からは世捨て人として生活するための方法を解説していきますが、世捨て人というものは基本的に世間の動きや人との関わりには執着しないということを覚えておきましょう。
毎日の生活が嫌になってしまうということは、誰にでもあります。しかし、だからといって世捨て人になるということはまったくもって簡単なことではありません。
世を捨てることでイージーコースになるということはけっしてなく、むしろより辛い人生を送ることになるかもしれないということを覚えておきましょう。
世捨て人になるにはどうすれば良い?
それでは続いて、世捨て人になるにはどうすれば良いのか、世捨て人になる様々な方法について解説していきたいと思います。
簡単な方法もあれば難易度が非常に高い方法もあります。世捨て人になりたいという方は、本当に世を捨てて良いのか考えましょう。
会社を辞めて一人で暮らす
世捨て人になるということは、外部との関わりを断ち切ってしまうということです。そのため、会社で働いているという方はまずそれをどうにかしなければいけません。
会社で働きつつも最低限の働きで得た収入で勝手に暮らすという方法はありますが、それでは完全に世を捨てたとは言えませんよね。
真の世捨て人になりたければ、やはり会社は辞めるべきでしょう。アルバイトをして暮らしているという方は、アルバイトをやめるべきです。
それでは収入もなしにどうやって暮らしていけば良いの?ということになりますよね。
何しろ世を捨てているわけですので、基本的には働けません。今持っているお金でずっと暮らしていくことが、もっとも世捨て人らしい暮らし方であると考えられるのではないでしょうか。
僧侶になる
世を捨てながらも人との関わりはある程度ある仕事、それが僧侶です。
僧侶になるには、やはり仏教について学んでいくことが重要となりますね。そして実際に寺院に入ったら、数年間の修行を経て僧侶となります。
こちらもハードル的にはかなり高いですし、ただ世を捨てたいという理由で僧侶になるのはいささか問題もあるでしょう。
山奥などで自足自給の生活をする
人里離れた場所で、自分で食べものを確保して暮らすという方法もあります。
なかなか山などに住むことが難しいけれど今自分が暮らしている世は捨ててしまいたいという場合、自分の過去を知っている人が誰もいないような地域に引っ越して、農業などを始めていくのがいいかもしれませんね。
もちろん自分で野菜や米を作ると言っても、なかなか上手くはいきませんので、常に色々と他の人たちから学んでいかなければいけないでしょう。
完全に世を捨てるというよりは、新しい世界に飛び込むという感じですね。
ネットや情報を絶つ
プチ世捨て人でいいということであれば、情報をとにかく遮断してしまいましょう。
今の日本や世界について何も知らず、新しい情報は仕入れない。そういった生活を送っていくことにより、だいぶ世を捨てている感じの人にはなれるのではないでしょうか。
誰も気にせず思いのままに生きる
周囲の目を気にしながら、常に自制して生きていくのが人間です。それをやめて、自分のやりたいように生きていけば、それもまた世捨て人とは言えるのではないでしょうか。
ただし、自制をせずに自由に生きるということは人に迷惑をかけることがありますので、おすすめはまったくもってできません。
それでもいいという人は、思いのままに生きてみてください。ただし、警察に捕まるようなことはしないようにしましょう。それでは世捨て人ではなくただの罪人です。