夏の自由研究と言えば、カブトムシの飼育をした人も多いのではないでしょうか。
都会では自分で昆虫採取するのは難しくスーパーで買ったカブトムシを飼育した記憶のある方もいらっしゃるのでは?
そんなカブトムシ、食用として食卓に並ぶ文化が他国にあるのはご存知でしょうか。
食べるか食べないかはあなた次第。
ゲテモノ、と遠巻きにするまえにその実態を知るのも一興、ご紹介してまいりましょう。
カブトムシは食べることが出来る
そもそも日本での昆虫食文化は廃れつつありますが、地域によってイナゴやハチノコを食べる風習はまだ残っています。
それと同様、カブトムシを食べる文化も各国各地域に根付いており、決してスタンダードではありませんが真っ向から否定するほど不思議な文化とはいえません。
カブトムシを食べる文化が息づくのは主に東南アジア、タイなどの国々です。
特に盛んなタイで昆虫食が珍しくないのは東北部に位置するイーサーン地方からの伝来であり、このイーサーン地方は農産業に乏しく海にも面していた無かったため主要な食材として選ばれたのが虫だったのです。
見た目こそ現代人には受け付けるのが難しい食材ではありますが、長く好まれ世界各地に文化として存在している昆虫食の味は折り紙つきのものです。
特にカブトムシはその幼虫が数ある虫の中でも一番においしいとされています。
カブトムシの幼虫はエビをクリーミーにしたような味でした
— 平和島幽(羽島幽平)@神 (@kskmdk) 2015, 4月 3
@itumen_lav あれも気になるよ カブトムシの幼虫 かにクリームコロッケの 味やって💓 pic.twitter.com/tSeIZrJzIc
— momochin (@momochin122) 2014, 4月 30
カブトムシの幼虫はガチで美味いから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!エビみたいな味するからマジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!クール宅急便で100匹送ってやるよ!!!!!!!!!!!もちろん着払いでな!!!!!!!!!!!!!wwwwwwww
— るいんす (@0120_114_514) 2013, 1月 19
虫の甲殻類は同じ甲殻類のエビやカニと似た味であるとされるのは意外とポピュラーな話であり、そこにクリーミーさが合わさることで一番おいしいに相応しい味わいになるのでしょう。
日本で昆虫食を食べるには
日本で昆虫食を食べるには専門店での購入が必要となります。
昨今では異物混入事件などで食品衛生に関して厳しくなっていますから、一般の店頭で買い求めるのはまず難しいのはご理解いただけるかと思います。
専門店まで足を運ぶのが難しい方も、通販サイトなどを利用すれば入手は可能です。
また、昆虫食専用でなくとも昆虫食に理解のあるクワガタやカブトムシの専門店の店長さんに相談すれば融通していただける場合もあります。
情報は一般生活で得るには難しいのでインターネットの掲示板や、同好の士が集うコミュニティなどに属することで教えていただけるケースが多いようです。
これを気に興味が湧いた方は様々な場所で情報を得るのが一番の早道と言えるでしょう。
熟練の玄人に教えを請うことで本当の味わい方を知り間違った摂取の仕方はしないでしょうし、安全であるともいえます。
カブトムシを使った料理
実は自衛隊のサバイバルレシピとしてカブトムシを用いたものがあるとまことしやかにいわれます。
カブトムシの成虫はクヌギなどの樹液を好むため臭みは殆どないそうで、飛ぶための筋肉が発達しているため身も引き締まり美味だそうです。
ボイル焼きや、直火でじっくり焼く調理法がおいしいとの事。 揚げ物なども一般的です。
https://www.youtube.com/watch?v=qnKowKmgWN4
成虫はツノが危ないので折ってしまってからの調理をします。 幼虫は主食が腐葉土ですので予め下処理が必要となってきます。
カブトムシの調理法 カブトムシは幼虫・蛹・成虫のどの時期でも食用として用いられています。幼虫は柔らかいので炒め物・揚げ物・煮物などに使えます。蛹はナンプラーで味を付けて柔らかく煮込んで食べます。成虫は固い殻ごと油で揚げて、塩を振ってボリボリと食べるのが一般的です
— 100円たくま (@takuma1112) 2013, 8月 29
食用に興味がわいたら、まずは専門家と知り合う努力をしましょう
なにかしら興味が湧いたのであれば独学を突き進むより、先人の知恵を仰ぐのが良いとされます。
昆虫食は自分が摂取する「食べ物」に関わることですので、きちんとした手順を踏まず影響があったときだれにも責任は取れません。
専門の方に教えを仰げばどうにかできる、と言うお話でもないのですが、知らないよりは知っているほうが幾分も代わってまいります。
情報の一片のみを信じて行動に移してしまうのは危険ですので、様々に情報を集めてから己の好奇心と向き合ってくださいね。
ゲテモノ料理系の記事はこちらでも書いています。
関連記事