都市伝説でカタツムリに毒があるって言われているそうです。
実際にはどうなのでしょうか?
触っても平気なの?
特に小さいお子さんがいらっしゃる方は気になるでしょう。
そんな気になることにお答えします。
カタツムリって毒を持っているの?
基本的にはカタツムリは毒を持っていません。
カタツムリそのものには、に限定されてしまいますが。
あまり触らないほうがよいというのは、カタツムリには寄生虫が多いという点にあるのです。
この寄生虫がとても怖いのです。(ナメクジにもいます)
寄生虫がいないカタツムリもいるかもしれませんが、それを外見で見分けることは困難です。
寄生虫が人間の体内に入ることによって、様々な症状が出てしまいます。
主な寄生虫は
- ロイコクロリディウム
- 広東住血線虫
などです。
ロイコクロリディウムはカタツムリの触角に寄生をします。
カタツムリを捕食した鳥が最終的な宿主になることが多いです。
広東住血線虫は人にも影響を与えます。
場合によっては髄膜脳炎を引き起こす原因となり、最悪の場合には死に至ってしまいます。
ですから、カタツムリにはできるだけ触らないほうが良いですし、もしも触ってしまった場合にはできるだけ早く手を洗う必要があります。
カタツムリを触った手で目をこすったり、傷に触れてしまうと寄生虫が入り込んでしまう可能性もあるので、そうならないためにはできるだけさわらないほうが良いのです。
カタツムリについて知りたい方はこちらをご覧ください。
ただ、人によってはグロテスクだと感じる方もいらっしゃるようなので、『閲覧注意』です!
カタツムリを食べる国があるって本当?
そんな危険だと言われているカタツムリですが、実は海外ではカタツムリを食べる国があります。
しかしこの場合には食用として養殖されていることがほとんどで、海外でも野生のカタツムリは捕食しないのが一般的です。
野生のカタツムリを捕食する、ということになった場合には、数日間絶食させ、未消化のものを排出させます。
またキレイなエサを与えて、体内から余分なものを排出させるなどの処理をしなければいけないのです。
主にフランスで食されており、エスカルゴの名前で流通しています。
また古代ローマ人も食していたそうで、今でもイタリア料理で出てくることがあります。
⇒エスカルゴの味は?料理はどんなの?サイゼリヤ(レストラン)で食べれる?
食用に管理されているカタツムリなので、日本で野生のカタツムリは寄生虫がいる可能性が高いので、絶対に食べてはいけません。
食用は食用で専用の種類があるのです。
日本の野生のカタツムリとは種類が違います。
カタツムリは見慣れている生き物です。
寄生虫がいるなんて想像も付かないかもしれませんが、野生のものには怖い部分もあるので、安易に触れないほうが良いのです。
子どもは何にでも興味を示しますが、触らないように注意をしたほうが良いです。
他にも「食べる」系の記事を書いています。ぜひご覧ください。