ベラは初心者でも釣りやすい魚です。
釣れたのがベラだとわかると「またベラかよ~」と思ってしまう人もいるでしょう。
でも、それはベラの味を知らない人の言うことです。
そうです、ベラはとってもおいしい魚なんです。
たくさん釣れたら、ぜひおいしくいただきましょう。
食べないあなたは損してる!
理由は定かではありませんが、関東ではベラは下魚とされ、捨てられるケースも多い魚です。
たしかに、ルアーのようなカラフルな出で立ちとヌルヌルのボディーから、美味しそうじゃない感じが漂ってはいますよね。
しかしながら、関西ではベラがキスにも匹敵する美味な高級魚とされるのをご存知でしょうか。
東西で、これだけ扱いに差のある魚もそういないですよね。
ベラが釣れたら食べてみよう!
ベラといってもいろんな種類がありますが、どれも毒は持っていないのでご安心ください。
ただ、釣ってからの保管方法が悪いと雑菌による食中毒を引き起こす可能性があります。
また、ヒレが鋭いのでさばくときにはご注意ください。
最初食べたときは、見た目とギャップのある上品な味に驚くかもしれません。
また、淡白な白身なので、どんな料理にも合います。
ベラの刺身(松皮造り)
さて、ここからはオススメのベラ料理をレシピと共にご紹介していきます。
食べ方は大きく分けて「刺身」「煮付け」「焼く」という3つがあります。
まずは、絶対に食べていただきたいのが刺身です。
薄ピンクのきれいな身は、とても弾力があり、フグやタイにも近い感覚です。
特に、青ベラ(キュウセンベラ)という種類が美味です。
なお、大き目の青ベラは刺身や塩焼きに、小さな赤ベラは唐揚げや南蛮漬けにするのがおすすめです。
<材料>
- ベラ 好きなだけ(20cm以上のものが望ましい)
- 湯・水・氷 適量
<作り方>
- ベラはウロコを引いて3枚におろし、よく水洗いしてヌメりを落とす
- 1.の皮目に切り目を入れる
- ボウルに氷水を張る
- ザルの上に、皮目を上にしてベラを並べ、熱湯をかけて皮が縮んだらすぐに2.に入れる
- しっかりと水気を拭き、そぎ切りにして器に盛る
ベラの煮付け
肉厚の白身に煮汁が染みて、とってもおいしいですよ!
<材料>
- ベラ 2尾
- 酒 大さじ3
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 水 カップ1/2
<作り方>
- ベラに荒塩をすりこみ、しっかりとヌメリを落とす
- うろこ、頭、内臓を除く
- 鍋に調味料と水を入れ、軽く沸騰させる
- 鍋に2.をいれ、アルミホイルで落し蓋をして10分煮込む
ベラの塩焼き
タイにも匹敵する、ベラの品のいい味わいを楽しめるのが塩焼きです。
ウロコは取っても、残したままでもお好みでどうぞ。
<材料>
- ベラ 好きなだけ
- 塩 適量
<作り方>
- ベラの腹を開き、内臓を出して流水できれいに洗う
- 水気を切ったら、好みの分量で塩をふりかける
- 魚焼きグリルで様子を見ながら焼く
今度、ベラが釣れたらぜひ試してみてください。
あまりのおいしさに、これからはベラを目当てに釣りに行くようになるかもしれませんよ。